『 ユアン少年と小さな英雄 』
[監][脚]ジョン・ヘンダーソン
[脚]リチャード・マシューズ
[出]オリバー・ゴールディング、ジェームズ・コスモ、ジーナ・マッキー、クリストファー・リー
主人の死を悲しみ、彼の墓場から離れないテリア犬ボビー。
その姿が人々の旨を打つ中、地元の資産家等が野良犬として駆除を画策する。
それを知った少年ユアンは“親友”ボビーを救おうと立ち上がる。
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07/04/18 【 ◎ 】
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スコットランドの貧困地区を舞台にして、貧困地区復興を願う市民とそれを疎ましく思う教育委員会との間で活躍する忠犬ボビー
どうしたらこんなに上手に演技ができるの!?と言うほど
愛くるしい表情で名演を見せてくれた
主人亡き後14年間も主人のお墓を守り、銅像まで建っていると言うボビーは
日本版忠犬ハチ公のようだ。
ボビーを心を通わせ合う少年ユアンは母を亡くし、救貧院に入ることになるのだが、
その救貧院での様子が『オリバー』と同じだった。
ロープをほぐして中の繊維を細かくする作業だったのだが、
昔の救貧院ではみなああ言う作業をやらせていたんだろうか?と思った。
教育委員会と言う名がついておきながら、市民が文字の読み書きができると言うことが許せないことだと思っているのには驚いてしまった。
圧力や迫害に屈せず、前向きに立ち向かって行くユアン少年とそれを助けるかのように行動するボビーには拍手喝采の気持ちだった。
終わり近くになって出てきたエディンバラ市長にはビックリ!
後姿での登場だったのだが声を聴いて「もしや!?」と思っていたら、
顔を見て「あぁ、やっぱり・・・クリストファー・リー!」
80歳を超えている高齢とは思えないほどのしっかりした喋り方
さすが、貫禄の演技でした。
07-46 シャンテ・シネ