連日アップしている「ル・フォーショーリボルバー」ですが、細かい部分を除き、形になって来ました。
まだネジのモールドやピンの跡、リアサイト、ランヤードリングなどが無いので順を追って製作します。
先ず、シリンダーを正確な位置にストップさせる突起を作ります。
最近のリボルバーはシリンダーに彫り込まれた凹みにシリンダーストップと言うパーツがはまり込んでシリンダーの回転を正確な位置に止めますが、この当時の銃は簡単な突起にシリンダーストップが接触して止める方式だった様です。
なので引き金を引いていない時は、シリンダーがクルクル回ります。
シリンダーが完全に固定されない構造の様です。
なので、完全に銃身とシリンダーが所定の位置にならない状態で激発したら、銃自体が吹っ飛びそうで怖いですね。
この突起は1ミリのプラ板をカットして貼り付けた物です。
この突起を斜めに削り出しました。
この突起にシリンダーストップと言うフレームから飛び出ているパーツにぶつかるだけでシリンダーの回転を止めています。
かなり不安ですが。
シリンダーの後部にはカートリッジ(薬莢)から飛び出しているピンを合わせる切りかぎが有ります。
次にリアサイト(照門)を作りました。
透明アクリルで見えにくいかもしれませんが楕円形で上の部分に切りかぎが有ります。
こちらがフロントサイト(照星)です。
てっぺんが丸棒の付いた形状です。
銃口も少し掘り込みました。
口径は44口径位と思います。
この当時の銃って大口径なんですよね。
ダーティハリーのM29と同じくらいの口径ですが、火薬の量がマグナムの半分くらいの様です。
こんな形状の銃になりました。
昔の銃ですが、かなりかっこいい銃だと思います。
坂本龍馬のS&WのNO,2よりずっと優れたデザインだと思います。
しかも、この銃、ダブルアクションなんですね。
坂本龍馬の銃は、一回一回撃鉄を起こして引き金を引くシングルアクションですが、このル・フォーショーは、引き金を引くだけで撃鉄が自動的に起きて、引き金を引き切ると倒れて撃発する方式で、短時間に連発できる方式です。
いちいち撃鉄を起こさなくても撃てるんです。
もちろん、撃鉄を起こしてから引き金を引いても撃てます。
次に制作する部分は弾薬(カートリッジ)を装填する部分です。
上の写真の鉛筆で下書きしている部分が弾を装填する部分です。
この写真では完全に塞がってますが、これからモーターツールで削り落とし開口します。
それに合わせてフタも作ります。
後、ネジのモールドと、ランヤードリングも作ります。
続く!