皆様にお詫びしなければなりません。
前回まで幕末の侍「河田佐久間」と書いていましたが、間違っていました。
「河田佐久間」ではなく「河田佐久馬」でした。
字が間違っていたのを全く気づかずアップしていました。
正式には「河田佐久馬」です。
過去のサイトの文字も修正しておきました。
申し訳ありませんでした。
と言うことで、引き続き幕末のリボルバーの製作です。
昨日の時点で、錆モデルはなんとか完成したので、もう一つ別に複製した物は、元々全体が金色だったのでは?と言うことで、錆びる前の綺麗な状態を再現します。
そこで、錆塗装と同じ工程で下地塗装をして上塗りを金色で吹き付けました。
これがその写真ですが、
吹き付けて見て、ん〜なんだかものすごく安っぽい。
まるで、夜店で売っているおもちゃの鉄砲のような仕上がりです。
なんでかな〜?
あまりに安っぽいので、実際この当時の金色仕上げはどんな状態だったか?ネットで調べて見ました。
おそらく金箔貼り仕上げなのでしょけど、キラキラの仕上げの物は無く、渋い仕上がりの金色ばかりでした。
実際も、安っぽい感じだったのか?
ネットにもこの拳銃の金色の綺麗なものが無く、どうしようかと散々悩んでいたところ、金色がだいぶ剥がれている物を見つけました。
やはり経年劣化で金色がどんどん剥がれていくようです。
それならと、エナメルの金色を塗り、溶剤で部分的に剥がして経年劣化した金色の銃のイメージにしてはどうか?と考え、思い切ってやって見ました。
最初はこんな安っぽい感じでしたが、
こんな風にエージングしました。
かなり汚らしい感じですが、キンキラの安っぽい物よりは迫力があると思うのですがどうでしょか?
さらにこれを展示する為、バックパネルを作りました。
こちらは錆モデル。
こちらが金色モデル。
額縁を作り、本来なら左に銃口がに向くのが一般的ですが、この銃は右に銃口が向いている方がカッコいいということでこちらの向きになりました。
何とかこれで納得していただき、お寺に納品しました。
こちらが納品先の「泉龍寺」です。
入ってすぐ左に「因幡二十士」の慰霊碑が有ります。
次はこの慰霊碑に取り付ける拳銃(ブロンズ製)の製作です。
ブロンズ製と言っても、銃の形をした文鎮の様な物になりました。
その製作は次回に。
続く!