自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

ITCメカを作る Part01

2024-04-15 08:57:06 | 模型

しばらく銃の話ばかりでしたので、今日からSFのメカを製作した時の話をアップします。

今回のメカはこれ、

この写真だけで何のメカか分かる方はかなりのSF通と思います。

これは、「スーパーマリオネーション」と呼ばれた人形劇、「ジョー90」のメインメカ、「マックスカー」です。

このメカというか車ですが、「空陸両用車」なんですね。

飛行形態の時は垂直尾翼が後ろに伸び、車体横から翼が出ます。

その時は車輪も収納されるのですが、模型でこれを再現出来るか?と言うところです。

「スーパーマリオネーション」と言えばサンダーバードが有名ですが、そのシリーズの4作目だったかな?

リアルな操り人形と、超リアルなSFメカが登場する1時間ドラマでした。

このドラマは、「ビッグラット」という機械に入り、普通の子供が天才少年になり、政府の陰謀や事件を解決するという子供が主人公のドラマでした。

このDVDシリーズ、全部持っています。

 

それはそうと、このキットですが、ある飲み会で知り合った方から発注して頂いた物ですが、キットは「今井科学」でした。

しかし、このキット、私らの世代なら知っていると思いますが、元々今井科学のキットでは有りませんでした。

じゃーどこのキットかと言うと、今では信じられないと思いますが、「タミヤ模型製」なんです。

このキットがタミヤから発売されていた時、他のバリエーションで「ストロンガー」と言う劇中に登場した6輪装甲車も有りました。

そのキットは「イージーキット」と言う名目で、半分くらい組み立て済みのキットで

子供でも簡単に組み立てて走らせられるキットとして発売されていました。

もう一種類6輪装甲車があったと思います。

そのシリーズのメインメカとして、この「マックスカー」が有りました。

売れ行きは???ですが、「ストロンガー」は私も持ってました。

これが「ストロンガー」です。

イラストは、小松崎茂先生と思います。

モーターライズで6輪がゴムベルトで全部回転する馬力の有る装甲車でした。

今回の「マックスカー」は、タミヤのパッケージではなく、今井科学の物でした。

今現在、このキットのタミヤ製を持っていたら10万円以上の値段がつくそうです。

ストロンガーも持っていたらビンテージ模型だったでしょうけどね。

この「マックスカー」ですが、もう50年くらい前に製造された物では無いでしょうか?

今のキットと比べるとかなり出来が悪い。

キットの肉厚も厚く、樹脂が硬い。

経年劣化もあるかもしれません。

タミヤから今井科学に金型の売却が有ったと思いますが、タミヤの設計自体あまり良い物ではなかった様です。

基本モーターを積んで電池を入れて走らせるのが目的の様なので、形状がおかしくてもこの当時は問題にしなかった様です。

ただ、今このキットを見ると、見れば見るほど「何でこんな形状にした?」と考えてしまいます。

実物の形状と全く違うのに、これで良いのか?と感じてしまいます。

どこもかしこもおかしい。

これはフルスクラッチ並みに改造、と言うより完全に自作という様な作り方になりそうです。

普通に使えるパーツがどの位有るのか?

多分、ほとんど作り替えることになると思います。

実際かなりのパーツを作り替えました。

特にボディはエポキシパテの塊の様な仕上がりです。

このキットがどう変身するか?

少しずつですが、劇的に変わります。

続く!