昨日からアップしている「猛烈ジュディー」ですが、元ネタはこれですね。
石油会社のCMなのですが、今の時代では考えられない「パンチラ」です。
昭和の時代でも、このCMは賛否両論でしたし、非常に話題になって宣伝効果は抜群でした。
昭和の良き時代の広告です。
これを模したフィギュアが、「猛烈ジュディー」と言う名で発売されていました。
これは、私が買ったものでは無いのでいつ発売されていたものかは知りませんが、石油会社の宣伝よりだいぶ後で発売されたものだと思います。
フィギュアの造形自体はよく出来ていると思います。
プロポーションもカッコよくて見えるスタイルにデフォルメされているし、ソフビの量産できる細かすぎない型抜きの原型として、手慣れた方の造形と思います。
ソフビは整形すると、原型そのままの形に成らず、変形する事が当たり前なのですが、このフィギュアはその辺の変形は分からないくらいよく出来ています。
これを、知り合いからリペイントするようにと頼まれて塗り直しました。
元はこんな顔でした。
これを、
こんな風にアレンジ塗装しました。
肌の立体感を出すために影部分をエアーブラシで塗りますが、衣装に色がかぶるのでマスキングを施します。
このような曲線の多い物にマスキングする際、0、5ミリ位の細いマスキングテープを切り出して、最初に塗り分けの際に貼ります。
マスキングテープも細く切ったものは曲線によく馴染みます。
引っ張りながら爪楊枝等で押さえつつ貼ります。
根気のいる作業ですが、手を抜くと後で痛い目に合います。
塗料が染み込んで汚くなるので、輪郭部分はしっかりとマスキングします。
このようにマスキングしてからエアーブラシで肌の影を塗って行きます。
写真ではよく分からないかも知れませんが、タミヤのアクリル塗料の「フレッシュ」に「オレンジ」を少量垂らして肌の影の色を作ります。
それをエアーブラシで陰になる部分を狙って吹き付けます。
各パーツを組んで立たせました。
ブーツがすでに「サイケ」な感じに塗り込んで有ります。
これは、タミヤのアクリル塗料を面相筆で一つ一つ書き込みます。
赤い塗料が割と塗りむらが出るので、何回か塗り重ねます。
結構この模様の書き込みに時間を費やしました。
幸いブーツは別パーツでしたので取り外して書き込みました。
肌の色を仕上げたら今度は衣装の塗装ですが、ソフビの色を生かしつつ、影を塗って仕上げます。
これからまた面倒なマスキングが必要になります。
続く!
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