今年の2024年11月17日から22日に、「第37回米子工芸会展」が、開催されます。
会場は鳥取県米子市美術館です。
ここで、私の企画展として、フィギュアの展示をすることになりました。
今まで、米子工芸会で製作、展示して来た作品(フィギュア)を展示する予定です。
今回、アップしている「仏像」の記事は、米子工芸会のために初めて製作した作品です。
最初の展示は、手元にあったフィギュアを展示したので、工芸会のために製作していませんでしたが、この仏像は、工芸会のために製作した物です。
やはり、伝統工芸の作品の並ぶ中、美少女フィギュアはその場に合わないだろうと考え、何がいいのか色々考えて、「仏像」ならその場に並んでいてもおかしくは無いか?と考えて作ることにしましたが、観音様や、如来様の様なキャラは私らしく無いので、やはり「四天王」の中から一番恐ろしい顔の「持国天」を作ることにしました。
「四天王」の四柱はどれも恐ろしい顔で、中国の甲冑を着ていてかっこいいですね。
これを石膏像のスタチューにして作ったら面白いのでは?と思って作りました。
製作はいつもの様にスタイロフォームを貼り合わせ、大きなブロックを作り、それを削り出します。
それに、ウッディー粘土を塗って表面仕上げしつつ、細かい造形を施します。
顔はフィギュアの命ですので時間をかけて表情を仕上げます。
さらに、細かい装飾を追加します。
少しずつ鎧や被り物の装飾を加えます。
花のような飾りが付きました。
パーツの隙間埋めと接着を兼ねて、ウレタンフォームを注入しています。
こんなイメージになりました。
この表面に粘土を塗って鋳物の様なでこぼこの有る仕上げを表現します。
色んな粘土を試してみたところ、高級な石粉粘土より、安い紙粘土の方が鋳物っぽい仕上がりになるのに気がつきました。
安い粘土の中でも「ウッディー粘土」が安く食いつきが良く、水をつけて練ってから塗りつけると非常に伸びが良いので、これ以降ほとんどの作品に使っています。
以前は一個350円程度でしたが、今現在600円くらいになってしまいました。
スーパースカルピーも良く使いますが、これも1700円から4700円になりました。
何でもかんでも高くなり困ります。
私の様に大きな作品を作ることが多いものにとって、材料の高騰は死活問題です。
なんとかならんかな〜。
このスタイロフォームの塊が、どんどん変わってゆきます。
続く!
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