オカンとワンコ

過去と他人は変えられない 自分と未来は変えられる

「どちらかが彼女を殺した」東野圭吾著

2025年04月05日 18時32分54秒 | 読書
「どちらかが彼女を殺した」東野圭吾著
加賀恭一郎シリーズ3



最愛の妹が偽装を施され殺害された。
愛知県警豊橋署に勤務する兄・和泉康正は独自の“現場検証”の結果、容疑者を二人に絞り込む。
一人は妹の親友、もう一人は、かつての恋人。
妹の復讐に燃え真犯人に肉迫する兄、その前に立ちはだかる練馬署の加賀刑事。
殺したのは男か?女か?
究極の「推理」小説。
(裏表紙の紹介文)

真犯人が明かされないまま終わっちゃった。
自分で推理しなさいってこと。
あっちだと思うオカンです。
さて、真相は?



「髪結いお照 晴雨日記」坂井希久子著

2025年04月04日 23時27分00秒 | 読書
「髪結いお照 晴雨(せいう)日記」坂井希久子著


ある髪結いの死体が見つかった。
その骸はお照が同業であると告げ口した女らしかった。
女髪結いが咎められる世。
生業を明かされたことを恨んで殺したのではないか──お照は人殺しの濡れ衣を着せられてしまう。
疑いを晴らしたければまことの下手人を捜すよう同心に命じられたお照。
その命令には何か裏がありそうで………………。
己のため、無念のうちに命を落とした者のため、お照は江戸の町を奔走する!
(裏表紙の紹介文)

「居酒屋ぜんや」の坂井希久子が描く新シリーズ。
面白かった。
一気読みしてしもた!
お照と七つ下の雨吉はどう成長するのか、
同心の橘颯馬との関係は…などなど楽しみなな〜。

「眠りの森」東野圭吾著

2025年04月04日 08時27分18秒 | 読書
「眠りの森」東野圭吾著
加賀恭一郎シリーズ2


名門バレエ団で男が殺された。被疑者名は居合わせたバレリーナ。
正当防衛を主張するが、その証拠は見つからない。
事件が混迷をきわめる中、『眠りの森の美女』を模した殺人事件が起こる。
捜査にあたる加賀恭一郎は、被疑者の親友のダンサーと出会う。
気丈に稽古に励む彼女に惹かれながらも、辛い決断の時が迫る。
(裏表紙の説明文)



「図書館ドラゴンは火を吹かない」東雲佑著

2025年03月31日 07時12分41秒 | 読書
「図書館ドラゴンは火を吹かない」東雲佑著

物語師を目指して旅に出た少年ユカが出逢ったのは、森の中で孤独に過ごす火竜のリエッキでした。
心を通わせたふたりは一緒に旅をすることになります。
旅の中で、ユカは魔法使いとして目覚め、リエッキは魔法の力で人間の姿を得たのです。
しかし魔法使いは世間から偏見の目で見られていました。
その差別を払拭するため、ユカは物語を人々に聴かせるのです。
現在と過去を結び、喪失と再生を紡ぐ、感動のファンタジー。


呪師は呪いの力を高めるため様々に修練を重ね、
呪師としての階級を高めていく。
しかし生まれながらの魔術師の力には敵わない。
その力に憧れ、その力を持つものを嫉み妬む。
そして排除しようとする。
若い呪師「左手」はそれを苦々しく思っていて、
ある場面でそれが言葉に出てしまう。

「なぜその無様から目を逸らす!
なぜその醜悪に気付かない!
老人どもは導くことを忘れて己の席を守ることに必死で、若年はただ従うことに必死だ!
誰も、誰も省みない!
このままでは到底、我々の行き着く先には未来などあろうはずも………」


面白かった。
ユカとリエッキの絶対の愛も
ユカを育てた骨の魔法使いの愛情も
清々しく感じた一冊です。





「卒業」「虹を操る少年」東野圭吾著

2025年03月24日 20時04分16秒 | 読書
東野圭吾の著作を二冊

「卒業」

卒業を控えた大学四年の秋、一人の女子大生が死んだ。
親友・相原沙都子は仲間とともに残された日記帳から真相を探っていく。
鍵のかかった下宿先での死は自殺か、他殺か。
彼女が抱えていた誰にも打ち明けられない秘密とは何だったのか。
そして、第二の事件が起こる。

刑事になる前の加賀恭一郎、初登場作。
(裏表紙の紹介文)


「虹を操る少年」

「光にメロディがあるの?」
「あるさ。みんな、そのことに気づいていないだけさ」。
『光』を『演奏』することでメッセージを発信する天才高校生・光瑠(みつる)。
彼の「光楽」に、感応し集う若者たち。
しかし、その力の大きさを知った大人たちの魔の手が忍び寄る。
新次元コミュニケーションをめぐる傑作長編ミステリ。
(裏表紙の紹介文)