
「おやごごろ」(畠中恵著 まんまことシリーズ第九巻)
●「たのまれごと」
嫡男の悪行で家が滅ぶと愚痴る旗本だが、悪行は見当たらず
●「こころのこり」
大店から大事なものが失せるのは、ある芝居のせいだというが
●「よめごりょう」
妻のお和歌と結婚するはずだったと息巻く男が突然現れた
●「麻之助走る」
妻が子を宿した麻之助。何かが気になり支配町を走り回るが
●「終わったこと」
与力の娘につきまとう謎の男。
麻之助は真犯人に辿りつけるか
●「おやごころ」
息子が生まれたばかりの麻之助の周りに親子の相談事が続々と…
(紹介文より)

「はなちゃんのみそ汁 青春編」(安武信吾、千恵、はな共作)
今でも、ふとしたことで涙が止まらなくなることがある。
しかし、かつての悲しみとは明らかに違う。
つらく苦しいだけだった悲しみが、
「すばらしい悲しみ」に感じられるようになった。
愛着の対象であった存在からの応答を永遠に失ったとしても、 決して失われないものがある。
グリーフは抱えたままでいい。
無理に乗り越えるべき感情ではなかった。
「はなちゃんのみそ汁」続編
本文より
※グリーフ「悲嘆」や「深い悲しみ」を意味する英単語

「汝、星のごとく」(凪良ゆう著)
「わたしは愛する男のために人生を誤りたい。」
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、
自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、
惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、
ひとつではない愛の物語。
まともな人間なんてものは幻想だ。
俺たちは自らを生きるしかない。
紹介文より