幼い子供が泣いて駄々をこねるのは、
思っている事を伝える言葉が少なくて、
上手く言えないもどかしさゆえと、おもふ。
オカンは子供の頃、
「くちごたえするな!」と叱られた。
子供にはそれなりの理由があるのに理不尽さに泣いたわ。
【画像】新聞記事「言葉育み人生豊かに」
「見出しだけでも読みなさい」と友人Pちゃんに言われるオカンです。
今朝は真面目に読みまして、引っ掛かったのが、
「言葉育み人生豊かに」という記事でした。
表現の幅を広げ、他者とのコミュニケーションに欠かせないのが、言葉の習得。
その方法の一つに辞書を引き、調べた言葉に付箋を貼っていくというもの。
約2万3千枚の付箋が貼られた子供の辞書の写真が目を惹く。
この記事を読んで思い出したのが、
ミシェル・ファイファー主演の
『デンジャラスマインド』という映画です。
オカンも娘たちも好きで何度も見ました。
離婚後の生活のために高校の国語教師になった主人公。
受け持ったのは、いわゆる落ちこぼれ(やな言葉だ)のクラス。
授業そっちのけで勝手にワイワイやってる生徒たち。
なんとか授業に持っていこうとお菓子で釣る先生。
なぜ勉強しないといけないのか?
疑問を投げかける生徒に言うのよ。
自分の考えを伝えるためには適切な言葉を知らなくては言い負かされる。
自分の意見を聴いてもらうためにも語彙を増やしなさい。
チョコバーでつったり、遊園地に連れて行ったり、
あの手この手を使っていくうちに心を開く生徒も出てきた。
なんとか全員揃って卒業させたいと努力する教師だけど、
生徒たちは問題を抱えており、卒業どころかケンカで命を落とす生徒や、
優秀なのに妊娠してしまい退学しようとする生徒もいた。
その時時に何を選択するかで人生は変わる。
今も忘れられない映画です。
余談だけど、ボブ・ディランのくだりは最初分からなかった。
詩をまったく読まないのでディランという詩人を知った映画でもあります。
語彙力ってまさに力なんだよね。