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2019年の慰霊

報告が少し遅れましたが、先月6月22日、御巣鷹の尾根に登って参りました。

今回は、他団体の慰霊登山企画にオブザーバー参加という形式で、123便遭難現場周辺の調査を主に行う予定でしたが、あいにく天候が優れず、また足場が良くない中で登山経験者が少ないということもあり、急遽予定を変更して慰霊登山に同行する運びとなりました。

ここへは、何度足を運んでも考えさせられることが多いです。私も色々思いを巡らせ、それをつらつらと文章にしていますが、この痛ましい現場に来ると、気持ちが1985年のあの日に帰ります。そして、自分がどこまで真実に辿り着けたのだろうか、どれだけ犠牲者の無念に応えられたのだろうかと、自責の念にかられます。

いつものように、小さな祈りを捧げましたが、何より嬉しかったのは、同じ思いでこの道を登り、一緒に手を合わせて祈ってくださる方々が周囲に居てくださったことです。123便事件を調査して多くのことが分かってきましたが、どんな発見よりも、これより嬉しいことは他にありません。

ご同行していただいた皆様、また、間違いや迷いが多いこのブログに辛抱強く付き合ってくださった読者様、ほんとうにありがとうございます。皆様のおかげで、また次の一歩が踏み出せるのだとしみじみ思います。


御巣鷹の尾根にある慰霊碑
520名の名前が刻まれている


IN MULTITUDINE COGITATIONUM MEARUM QUAE SUNT IN ME INTRINSECUS CONSOLATIONES TUAE DELECTABUNT ANIMAM MEAM
わたしの胸が思い煩いに占められたとき/あなたの慰めが/わたしの魂の楽しみとなりました
(新共同訳聖書 詩編93 19節)


キリストの御国にて記す
管理人 日月土
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