勝浦城・興津城御城印発売!

2021年01月30日 10時25分39秒 | 自然・旅
今日から発売となった、勝浦市バージョンの「御城印」。
早速買ってみました!

裏面には城の歴史なども記載されており、一味違う旅の記念になりそうです。
どちらも天守閣や明確な城郭が残っているわけではありませんが、比較的、城跡へのアクセスも容易ですし、興津城跡の大堀切などは歴史好きなら一見の価値ありです。
勝浦城の御城印は遠見岬神社にて、
興津城の御城印は興津御門商店にて、
それぞれ購入可能です。各300円。
また、ONE勝浦企業組合(勝浦市商工会館内)でも購入出来ます。

インターネットでも購入可能ですが、機会があれば、勝浦の深い歴史に想いを馳せながら、現地に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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勝浦市妙満寺の彼岸花畑

2020年10月03日 22時15分40秒 | 自然・旅
皆さんこんばんは。

昨日は勝浦市観光振興議員連盟の役員と、勝浦市地域おこし協力隊のみなさんとで対談を行いました。

勝浦市では現在2名の方が協力隊員として活動しており、倉橋定良さんにはフィルムコミッションに関する業務を、石田多仲さんには朝市活性化に関する業務を、それぞれ委嘱しています。
お二人ともそれぞれの分野で精力的に活動されており、勝浦市に新しい風を吹かせてくれています。
協力隊の皆さんの活躍に負けないように、私もますます頑張らなきゃと思います。

写真は、協力隊員の倉橋さんと観光議連会長である佐藤議員から教えて頂いた、勝浦市妙満寺の彼岸花。
勝浦市の新しい魅力発見です!
最近、ゴーストオブツシマでも同じような風景を見たような気が...







※妙満寺は地域の皆さんの手で守られてきた大切なお寺です。訪問の際にはゴミを持ち帰るなどマナーを守り風景を楽しみましょう。
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「フォト☆コン2013 in 勝浦いすみ」開催のお知らせ(&先週の活動報告)

2013年04月01日 21時32分28秒 | 自然・旅
皆さん今晩は。

今日からいよいよ新年度が始まります!
勝浦市議会議員として議席を賜ってから、早いもので2年が過ぎようとしています。
折り返し地点となるこの年を、初心を忘れずそして後悔の無いよう理想に向かって一所懸命に邁進して行きたいと思います。

さて今日は、新年度ということで市役所の新任課長に挨拶に伺いました。
海洋エネルギー実証試験についてや浜勝浦川の浄化対策、さらに教育問題等々、前年度に引き続いての懸案事項も多いので、新しい執行部の皆さんともしっかりと協議を行って行きたいと思います。
また、今日は新しい勝浦紹介動画作成のため、串浜区、そして松部区を撮影して廻りました。
東急リゾートタウンの美しい桜並木の桜花弁が舞い散る様子や、美しい苔の群生地等を撮影する事が出来ました。年内いっぱい撮影し、勝浦市の四季折々の様子を記録して行けたら良いなと思っています。

苔の群生地




また、今日は皆さんにお知らせもあります。

お知らせその1

勝浦市公式ホームページが新しくなりました!

千葉県勝浦市公式サイト
http://www.city.katsuura.lg.jp/forms/top/top.aspx

かねてから議会で提案していたホームページの刷新がようやく叶いました。
これまでは企画課のみが更新業務を担当していましたが、今後は市役所内各課毎の更新が可能となります。
これにより、より迅速な情報の提供・更新が可能になると期待されています。

早速チェックしてみましたが…全面リニューアルを行ったおかげで、とても見やすく、そして明るく楽しいホームページになっていると思います。
まだまだ未完成な部分も見受けられますが、これまでのホームページとは雲泥の差です。勝浦市観光ポータルサイト「かつうら潮風散歩道」も見やすくて楽しいですね。
今となっては、カーソルにカツオがくっついてきた旧勝浦市公式サイトが懐かしい…
でも、平成23年度以前の市議会議事録が見れなくなってる!平成23年度以前の議事録も見れる様にして頂かなくては。


お知らせその2

社団法人勝浦いすみ青年会議所では、来る4月20日に「フォト☆コン2013 in 勝浦いすみ」と題したフォトコンテストを開催致します。
私は今年度地域活性委員長を拝命しましたが、我々の委員会ではこの地域の活性化の為に、明るくそして楽しい、新しい事業を展開しようとこれまで企画して来ました。
このイベントでは、未だ知られていない勝浦いすみ地域(勝浦・いすみ・大多喜・御宿)の魅力ある写真を広く募り、沢山の楽しい写真を展示する事でこの地域の魅力を発掘・再発見出来たら良いな、と思っています。
当日は応募頂いた全作品を、勝浦市市野川の素敵な古民家で展示予定です。地元市野川の皆さんの採れたて野菜の販売や、雑貨・おいしいカレーの販売等もありますので皆さん是非遊びに来て下さい!

また、まだまだ写真作品は募集中ですので、皆さんふるってご応募下さい!募集要項は下記のとおりです。

IMA Online 「フォト☆コン2013 in 勝浦いすみ」
http://imaonline.jp/ud/contest/51500ae46a8d1e53d9000001


フォト☆コン2013 in 勝浦いすみチラシ(画像クリックで拡大)



フォト☆コン2013 in 勝浦いすみ募集要項(画像クリックで拡大)





追伸:



先週の活動報告




3月31日(日)

この日は田沼隆志衆議院議員の国政報告会に出席しました。
田沼議員は、これまで千葉市議として教育問題に熱心に取り組んでおられた方で、私も教育問題・教育政策については田沼議員の政策や一般質問を研究し、参考にさせて頂いています。
昨年末の総選挙において立候補、見事当選されて以降も、教育委員会改革について委員会で質疑を行う等、国政の場で積極的に教育改革に取り組んでおられます。
党派は違えど、私の尊敬する政治家の1人です。
日本という国の在り方を見つめ直し、日本人の心に誇りと矜恃を取り戻し、明るい社会を築く為にはなによりもまず教育の再生が必須です。
私も勝浦市のよりよい教育環境実現に向けて、気持ちを新たにし、これまで以上に頑張って行きたいと思います。

国政報告会の様子




3月30日(土)

この日はNPO法人南外房環境クラブ主催の「苗代川流域谷津田観察会」に参加しました。
今回は首都大学東京から両生類研究の専門家である草野教授を招き、両生類についての説明をお願いしました。
今回も沢山の生物と触れ合う事ができました。
カエルやサンショウウオが産卵する場所は教科書通りではなく実に多様で、生き物たちがその生存を賭けて懸命に暮らしている事がわかります。
勝浦市のこの豊かな自然を、どう守り、どう共存して行くか、色々考える貴重な機会となりました。

観察会の様子




3月28日(木)

この日は午前中は議員全員説明会、午後は環境審議会に出席しました。
議員全員説明会においては、勝浦若潮高等学校統合後の勝浦市立高校化案についての県からの回答について協議を行いました。

新聞報道等で皆さん既にご存知のとおり、勝浦若潮高等学校の再編にあたって、勝浦市では「この地域から高校を無くしてはならない」という理念のもと市立高校化要望書を県教委に提出していました。
しかし県教委からの回答は、「勝浦若潮の市立高校案は予定している定員数を満たすことは難しく、他の高校に与える影響も大きい」「県として新たに財政支援を行うことは困難」というものでした。

勝浦若潮の市立化断念 県教委の回答受け勝浦市いすみ市、4系列への削減了承3県立高校統合問題(千葉日報)
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/129764

県立学校改革推進プランに係わる要望書について(県教委からの回答書)(画像クリックで拡大)


私はこの県教委の回答には到底納得ができません。
たった7年前、勝浦高校と御宿高校を統合し、漁業科・通信科などの歴史と伝統、そして個性ある学科を廃止し、その目論みが上手く行かなかったからと言って今度は全く個性の異なる3校を統合。
県教委のそのあまりにも行き当たりばったりの教育行政に対しては、怒りを通り越して呆れさえ感じます。
この地域の中学校卒業生のうち、約半数が学区外の高校に進学を希望している事実を鑑みれば、この地域の高校の生徒が減少している原因が、決して少子化によるものだけでは無いという事がわかります。
数多くの統合反対の署名を受け、勝浦市が必死で考えた市立高校化案について、この様な回答での否定は到底納得ができません。

今回の県教委からの回答は、あくまで普通科を前提としたものです。
逆に言えば、何かの分野に特化した個性ある学科を持つ高校案を提示する事が出来れば、県教委の回答を覆す事が出来るかも知れません。
私はこの地域に魅力ある高校が存在すべきだと考えていますし、様々な課題はあるものの、それは可能だと思っています。
この問題に関しては、会派の仲間や同僚議員とも今一度真剣に議論する必要があると考えております。
また、今後も市政報告会等を開催して参りますので、皆さんから沢山のご意見を頂けたらと思います。



参考:過去記事

北海道音威子府村立「おといねっぷ美術工芸高等学校」視察について
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/340c979182f45d14971e6ad1ffddf283

夷隅郡市の三校統合案について
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/4f12ed26bee00daac663349c6afa7d09

県立安房拓心高等学校を視察しました
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/b3ef96dff0d509264124c3c19e09bd2b

勝浦若潮高等学校再編計画(案)説明会に参加しました
http://blog.goo.ne.jp/aggui/e/253f014ae34cbfe0d9a43c4fe6e68f8e
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春のお彼岸

2012年03月20日 23時10分37秒 | 自然・旅
皆さん今晩は。
今日は春分の日。天気も良く行楽日和となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は今日、お彼岸の中日ということで家族と共にお墓参りをして来ました。
午前中、市内の菩提寺にてお墓参りをした後、午後からは母方の実家のある大多喜のお寺を参拝。久しぶりに家族や親戚とゆっくりと過ごす事が出来ました。

母方の実家は古い農家で、縁側や梅の咲く広い庭、井戸や田圃やタケノコの採れる裏山などがあり、小さい頃から大好きだった場所です。
特に、初春に犬を連れて裏山を散歩するのがいつも楽しみ。
海育ちの自分にとっては、年に一度、春の山でフキノトウやツクシ、シイタケなどの山菜を採ったり、野草を眺めたりする事が、とても新鮮で楽しかったりします。
何より、春の野山のあの「匂い」が大好きなのです。微かな梅の花の匂いなのか、芽吹いた草花の匂いなのか、日差しで暖まった土の匂いなのか。何だかよく分りませんが。

早速、ワンコと一緒に田圃と裏山を散歩。

春の花の中でも一番好きな「オオイヌノフグリ」を発見。花は可愛いのに、何だってこんな可愛くない名前になったのでしょうか。


裏山の竹林。手入れされたばかりで、若竹の色が鮮やかでとても綺麗です。まだタケノコは見当たりませんでした。


美味しそうな椎茸発見。もちろん収穫。今日の晩ご飯です。


採れたてのフキノトウを伯母が煮付けてくれました。灰汁抜きしない、伯母独自の調理法なので独特の苦みが強いですが、野趣溢れる味でとっても美味しいです。


小さい頃は、大多喜に行くたびこの伯母さんに無理矢理、蜂の子(生)やらマムシやらザリガニやらイナゴやらタニシやらドジョウやらを(全て現地調達)食べさせられていたものですが、
おかげですっかり好き嫌いが無くなるどころか、むしろ率先してゲテモノを試すようにすらなってしまいました。どうしてくれるんだ。


やはり自然の中で過ごすのは気持ちが良いです。心も身体もすっかりリフレッシュしました。

明日はいよいよ議会最終日。
最後まで気を抜かずに頑張りたいと思います!

追伸:
午前中は朝市をひと回り。
朝市通りにある、NPO法人コスモス21さんの運営する休憩所「一休」にて、「万華鏡の手作り体験教室」が開かれていました。
万華鏡の中身は、なんと色とりどりの生花!実際に万華鏡を覘かせてもらいましたが、生花の優しい色合いがとっても綺麗でした。
次回は3月24日 12:30から開催との事。皆さんも是非!

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勝浦紹介動画第2弾が完成しました!

2011年12月20日 23時14分39秒 | 自然・旅
皆さん今晩は。

勝浦紹介動画第2弾が完成したので公開します。

千葉県勝浦市へようこそ!


今回の動画は、勝浦市の観光案内も兼ねて、紹介した各地の解説をより詳しくしてみました。
できるだけガイドブックなどには載っていない、生の情報を入れるよう努力しました。
勝浦を訪問される皆さんの参考にでもなれば幸いです。

また、BGMは山本コウタローとウィークエンドの名曲「岬めぐり」を、
勝浦で活躍する2名のアーティスト、佐々木教道さんとMasda Hitomiさんに歌って頂きました。
二人の歌声が勝浦の情景にぴったりと合っているのではないかと思います。

先日は「日本酒と政治の会」の忘年会。
夷隅郡市の高校統合問題や、この地域の市町村合併について、はたまた自衛隊の次期戦闘機選定の話まで、
互いに政治について熱い議論を交わしました。
夢や理想についても話し合える、そんな仲間と巡り会えた事に、本当に感謝しています。
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勝浦紹介動画第1弾「千葉県勝浦市へようこそ」が完成しました

2011年11月26日 11時22分00秒 | 自然・旅
お待たせしました。
勝浦紹介動画第1弾が完成しました!

千葉県勝浦市へようこそ(夏影ver)




動画の素材は全て勝浦市で撮影しました。
音楽は茶太様の「夏影アレンジヴァージョン」をお借りしました。

第2弾はBGMを地元勝浦のアーティストに歌って頂いた「岬めぐりver」です!
こちらも本日中に公開しますので、もう暫くお待ち下さい。

さて、それではこれから市政報告会の準備にいってきます。

戸坂健一第2回市政報告会

本日26日(土)午後2時から
朝市通り高照寺会館にて


皆様のご参加をお待ちしております!

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勝浦市のホタル

2011年06月15日 23時08分07秒 | 自然・旅
市内某所にてホタルが乱舞する様子の撮影に成功しました。
もっと良く撮れてるのもありますが、とりあえず喜びのご報告です。

勝浦市のホタル


ホタルがゆっくりと飛び交う様子は、まるで宇宙空間を見るような、夢のような美しさでした。
勝浦紹介動画にどうしても勝浦市のホタルを使いたかったので、やっと撮影出来て嬉しいです。


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種子島探検記 秒速5センチメートルの旅

2010年09月21日 11時19分32秒 | 自然・旅
 先日、H-Aロケットの打ち上げを見に種子島まで行って来た訳ですが(前回の日記参照)、
 その際、種子島の風景をたくさん撮影して来たので、動画にしてみましたよ。

 映画「秒速5センチメートル」のロケ地や、「世界一美しいロケット発射場」ともいわれる種子島宇宙センター等も撮影してきましたので、もし良かったら是非見てみてください。

 皆さんに種子島の暖かくて優しい雰囲気が伝わると嬉しいなあ。

ニコニコ動画 


youtube(HDバージョン)
http://www.youtube.com/watch?v=We1vg3jfNlY

 種子島、本当に美しい島でした。
 南の島特有の明るさと、退廃的な雰囲気とが同居して何とも言えない魅力を感じます。

 私は昔から日本の「島」が大好きで、これまでにもいろんな島を訪問してきました。
 それぞれの島が持つ、閉鎖された空間ならではの一種独特な雰囲気がたまらなく好きで、訪れた島一つ一つに思い入れがあります。

 なかでも、際立った産業も無く、人口も少なく、退廃的な雰囲気を醸し出しつつも独自の文化を守り続けている様な、気怠いアンニュイな感じの島は大好物です。

 種子島はまさにそんな雰囲気を持った、素敵な島でした。
 今でこそ、JAXAの宇宙センターがあるが故に、日本の宇宙開発の最前線として島はにわかに活気づいていますが、宇宙センターの誘致以前は本当に何にも無い、静かな島だったんだろうな、という感じがします。
(何も無い島だったからこそロケット発射場の誘致が可能だったんだろうな)

 しかし、島にこれと言った産業が無かったからこそ、開発の手から逃れ、美しい自然がそこかしこに残り、他の島には無い独自の魅力が保たれたんだと思います。
 種子島の夜空は信じられないくらい透き通って綺麗で、「星が降る様な」というのはああいう星空の事を言うんだろうなと実感しました。「みちびき」の打ち上げは天の川まではっきり見える様なこの満天の夜空のなかで行われた為、まさにロケットが星空に落ちて行く様な、そんな美しい打ち上げでした。

 また、自然と一体化した種子島宇宙センターの景観は本当に綺麗で、在りのままの自然と最先端とが同居する種子島の魅力にもうメロメロです。

 皆さんも機会があれば是非訪れてみてください。
 あの星空を見る為だけにもう一回行っても良いかな・・・
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テルマエ・ロマエ

2010年06月03日 15時54分52秒 | 自然・旅
生存報告です。

参院選予備選挙以来、現在の仕事を辞める事も決まり、引き継ぎやら何やらで何かと忙しい日々でありましたが、ようやく一段落付いたので、友人と温泉旅行に行ってきました。

目指すは奥鬼怒、日光澤温泉です。
ここは奥鬼怒の山奥の一軒宿で、車では行けず、駐車場から山道を2時間も歩かなければ辿り着けない秘湯の宿です。
ここも含め、八丁の湯、加仁湯温泉、手白沢温泉の奥鬼怒四秘湯のいずれかに泊まるのは小学生の頃からの憧れでしたが、ようやく夢が叶いました。

「宿から歩いて行ける所にコンビニが無きゃ嫌だ」と嫌がる友人をなんとか説得し、素人なりの山岳装備を整えて山道に挑んだのですが、道中想像以上にキツい山道で、正直リバースしかけました。
高校時代は山岳部で鍛えたはずなのに・・・クソッ。
先ずは中継地点である加仁湯温泉を目指します。

山道を歩く事1時間半、這々の体でようやく加仁湯温泉に辿り着きますが、宿のあまりの立派さに、正直がっかり。
私が小学生のときに読んで、奥鬼怒四湯に憧れるきっかけとなったガイドブック「エアリアガイド露天風呂の旅」(1987年昭文社刊)には、加仁湯についてこう書かれていたのですよ。

「沢ガニが多かったので、のちに加仁湯と書くようになる。登山者、釣り人に愛好される素朴な岳人小屋。食膳には、山菜、キノコ、熊肉の刺身や脳味噌等の珍味がのる」と。

イイ顔をしたオジサンの入浴写真とともに、小屋の外観や料理も掲載され、子供心に「熊の刺身!脳味噌!!すげえ!!そんな秘境がまだ日本にあるんだ!行きたい!」と感動したものです。

それがいまや・・・
憧れの加仁湯温泉は、バブル期を彷彿とさせる無意味にデカイ巨大ホテルと化してしまっていました。何コレ

どう考えても、山奥に似つかわしくない。風情のフの字もない、ただの温泉ホテルになっていました。どう見ても熊の脳味噌が出る様な雰囲気じゃあない。
少なくとも、奥鬼怒の自然を(景観的にも環境的にも)大規模に破壊している様に思えてなりません。
ロビーにはカラオケルームやコインロッカーまで備えてあって、秘湯の雰囲気台無しです。猛省を促したい。25点。

そして絶望感にかられながら可仁湯を出発し、さらに歩く事15分。
とうとう目指す日光澤温泉が見えたとき、本当に感動しましたさ。

だって、小学生のときにガイドブックで見た姿そのまんまだったんですもの!

まるで昔の小学校の様な姿の木造の山小屋。
小屋の周りは薪が積まれ、(暖房はコタツと薪ストーブのみ!)水飲み場にはこんこんと湧き水が溢れている。
まるで何世代か前にタイムスリップしたかのようです。
部屋に入って浴衣に着替え、さっそく温泉に飛び込みましたが、温泉もすごい。
2種類の温泉が掛け流しで、露天風呂は景観も雰囲気も落ち着いていて素晴らしいし、内湯も時代を感じさせるシブイ作りで、天井は高いし、温泉の鮮度も抜群。
なんとカランから出るお湯まで源泉といった贅沢ぶり。
心がこもった素朴な料理も美味しかったし、何より一番驚き、また感動したのは、建物全体の掃除が隅々まで行き届いている事。冗談抜きで、塵一つ落ちていないのです。
宿にはスリッパが無いので裸足で過ごすんですが、ピカピカの板張りの廊下を歩くのは本当に気持ちよかった。
つかず離れず、絶妙な接客とおもてなしの心にも、本当に感動しました。

何もかもが加仁湯とは好対照。時代に媚びず、流されず、拝金主義に陥らず、何十年も古き良き時代の宿の在り方を守り続けている日光澤温泉、本当に素晴らしい宿です。
どうかこれからも変わらずに在って欲しいと願うばかりです。応援しています。6,700,000点。

あと、公共事業の大切さも解るが無駄な砂防ダムが多すぎです。
素人目に見ても、明らかに無駄に数の多い砂防ダム(とそれに伴う遊歩道の整備)の所為で、秘境の雰囲気台無し。何でもコンクリートで固めればいいってもんじゃないと思うがな。

今回の旅で分かった事

�山を甘く見てはいけない。
�雪山を甘く見ると確実に死ねる。
�手作りの雪駄は役に立たない。
�雪山登山では「勇気ある撤退」も必要。
�手白沢温泉の飼い犬「クロ」は、日光澤温泉の客でも分け隔てなく助けてくれる。
�「無駄な」公共事業はやめるべき。
�どんなに綺麗に見えても沢の水を飲んではいけない。
�混浴に実際若い女性が入ってくるとドギマギしてしまう。
�日光澤温泉のクレソンはエコ。
�硫黄泉に入りすぎると4~5日間は身体から硫黄のにおいが抜けなくて困る。
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雪の瀧原宮(伊勢神宮別宮)散歩

2010年01月05日 16時49分23秒 | 自然・旅
皆さん新年明けましておめでとうございます(遅い)
今年も宜しくお願い致します。

というわけで、先日の日記でもお伝えしました通り、昨年末、憧れの伊勢神宮に行って来ました。

2泊3日の旅でしたが、外宮さんと内宮さん以外の5つの別宮(月夜見宮・月讀宮・倭姫宮・伊雑宮・瀧原宮)も参拝する事が出来、御蔭様で非常に充実したお伊勢参りとなりました。

中でも素晴らしかったのが、三重県大紀町にある瀧原宮です。
瀧原宮は、伊勢神宮の別宮で、本宮に次いで尊いとされるお宮です。
天照大御神が伊勢神宮に移る前に鎮座していたとされるお宮で、1,300年以上の歴史がある古い神社です。
伊勢市中心部から高速で30分程の山の中にあるお宮ですが、ここはその景色も、空気も、水も、もちろんお宮も、何もかもが本当に美しかったなあ・・・

デジカメで撮った動画をupしてみましたので、もし良かったら見てみてください。
手ぶれが酷いので、FPS慣れしてない人は酔って吐くかも知れませんが。

雪の瀧原宮(伊勢神宮別宮)


「在るべき処に在るべきものが在る」という感じでしょうか。
言葉足らずの自分にはただただ「美しい」としか言いようの無い位、美しい場所でした。

伊勢市中心部からは距離があるのでなかなか行き辛いかとは思いますが、お伊勢参りの際は、多少無理をしてでも是非訪問してみて欲しい場所です。
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伊勢うどん考

2010年01月01日 23時55分38秒 | 自然・旅
 年末に憧れの「お伊勢参り」に行ってきました。

 青森に続き、ホンダの軽で千葉から往復1,200キロの長旅でした。
 まあ青森に比べればだいぶ近いですね。

 途中、参詣中に雪が降って、「雪の神宮をお参り」なんて趣のある参詣が出来たりと思い出深い旅となりましたが、神宮の話はまた後日にして、今日は「伊勢うどん」について書きたいと思います。

 伊勢に到着して、まず腹ごしらえをと思いホテル近くの食堂で昼食に「伊勢うどん」を注文したのですが、見てびっくり、食べてびっくり。これが美味しくない・・・。

 蝉だろうが豚の金玉(刺身)だろうが出された物は何でも食べるし、基本的に食べ物を「不味い」と思った事のない自分だったわけですが、これは不味い。
 伊勢うどんを食べた事のない人の為に、どんなものか解説すると、茹で過ぎてフニャフニャになった麺の上に、親の敵かと言う程の刻みネギと、ほんの少しの甘しょっぱいタレをかけたもので、とにかく麺が柔らかすぎて話になりません。具も無いし。
「????」と思いつつ取りあえず完食し、いやおかしい、こんな不味いものが伊勢名物な筈がない、昼間のはきっと何かの間違いだと自分に言い聞かせ、夜は別の食堂でまた「伊勢うどん」を注文しました。
 でもやっぱり麺はフニャフニャで同じような味。おかしいぞと思いながらも完食。
 納得できないので、次の日の昼食はネットで調べた伊勢うどんの有名店「まめや」で伊勢うどん(大)を注文。
 これもやっぱり茹で過ぎの麺で味付けも他店とそうそう変わらない。完食。
 確かにこの茹で過ぎのうどんが伊勢名物「伊勢うどん」であるのは間違いないようです。

 さすがにここまで来ると「なんでこんな不味いものが名物になっているんだろう?」と気になってしまい、失礼と思いつつ、とうとう4軒目の店員さんに聞いてしまいました。
「すみません、なんで伊勢うどんって麺がこんなに柔らかいんですか?」
「さあ?」
「・・・・」
「そういう人も多いですねえ(笑)でも昔っからなんですよ(笑)」

これでは話がまとまらん。でもこの店員さんが可愛かったから良し。
というわけで、観光案内所で調べたところ、つまりこういうことでした。

①江戸の昔、お伊勢参りにやってきた旅人をもてなす為にうどんを用意した。
②これが好評となり、お伊勢参りの定番メニューに。
③あんまり注文が多いので普通にまともに作るのが面倒くさくなった。
④茹で時間など気にせず麺を釜で茹でっぱなし状態にして、参拝客にすぐ出せるようにした。
⑤タレもその辺にあるたまり醤油をぶっかけた。ふーふーしながら食べると回転率悪いし。
⑥具も面倒くさいからネギだけでいいや。
⑦茹で過ぎのフニャフニャうどん(汁・具無し)完成!

 ・・・素晴らしい。
 注文を多くこなす為の「手抜き」の結果が、あの茹で過ぎの麺だったわけですね。
 いわば江戸時代のファースト・フードだったわけです。それを、時代が変わって美味しいうどんを出せるようになっても形を変えず、不味いものを不味いまま引き継ぎ、それを「伝統」として継承し、名物にまで昇華させてしまったわけです。 
 凄い事です。茹で過ぎの麺や具の少なさ、というマイナスポイントを個性として捉え、それを頑なに守りつづけ、とうとう伊勢名物にまで昇華させてしまったことが凄い。日本の文化の懐の深さを感じさせるじゃありませんか。

 この話を聞いてからはすっかり伊勢うどんのファンになってしまい、結局、2泊3日の伊勢滞在中はホテルの朝食以外は3食伊勢うどんになってしまいました。

 柔らかい麺も、少ない具もタレも、そうなった経緯と江戸時代の参詣者達に思いを馳せながら食べると、味わい深いじゃありませんか。

 伊勢うどん、美味しいです。
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恐山行ってきた

2009年10月01日 18時58分23秒 | 自然・旅
恐山行ってきました!

寺山修司の映画「田園に死す」を観てからというもの、ずっと行きたかったにも拘らず地理的になかなか行く事の出来なかった恐山に、シルバーウィークを利用して行ってきました。
軽自動車で高速使って片道14時間。死ぬかと思った。往復で約1800キロの旅程。
動画も作ってみた。折角なので寺山さんの短歌と合せてみました。

恐山探索


使用楽曲:「田園に死す」サントラより「短歌」
     「人間椅子」PVより「恐山」

高速も連休だけあって混んでた混んでた。
仙台手前で渋滞70キロとか言われてビックリしたり、途中安物のカーナビが壊れて「次のPAまで1250キロです」とか言い始めてガックリしたりはしましたが、概ね楽しいドライブでした。
1250キロとかどこのユーラシア大陸だ。

1泊目は青森のビジネスホテルへ。
青森市内にはいくつか温泉があるので温泉ハシゴです。なかでも青森IC降りてすぐの三内温泉は、硫黄臭の黄緑のお湯が疲れた体にどっしり効く感じで素敵でした。

2日目はいよいよ憧れの恐山ですが、下北半島は本当に美しい所で、道中いちいち寄り道しながらのドライブになってしまい、青森を朝7時に出たのに恐山に着いたのは3時になってしまいました。景色も綺麗だし、食べ物も美味しくて、つい寄り道してしまうのです。何といってもホタテが美味い!

で、いよいよ憧れの恐山ですが・・・
昼間、しかも連休中はダメですね。人が多すぎて雰囲気台無しです。日本3大ガッカリ観光地に仲間入りノミネート状態です。
寺側も観光地化に努めているようで、整備された近代的な寺社施設や駐車場は確かに見るとキレイですが、最果ての地の霊場の雰囲気を期待して行くとかなりガッカリしてしまうかもしれません。恐山アイスって何だよコラ。
期待外れか、と思いつつ境内を一回りし、この日はそのまま恐山境内の宿坊に宿泊のためチェックイン。

しかし、一般客が入れなくなる夕方6時以降や、深夜の恐山に出かけてみると、そこは昼間の恐山とは別世界でした。
人気もなく、禍々しくも神秘的でおどろおどろしい風景が広がり、「ああ、これぞ恐山・・・」という雰囲気を満喫できます。
まさに「田園に死す」のなかで見たイメージ通りの恐山!
恐山宿泊者だけの特典ですね、これは。

境内に幾つかある温泉もオススメです。
温泉小屋の窓を開けると巨大な卒塔婆が眼前に広がり、音はと言えばカラスの鳴き声が聞こえるばかり。世界広しといえど、卒塔婆を眺めながら温泉に浸かれるのは恐山だけでしょう。夜中独りでこの温泉に浸かっていると、何だか不思議な気持ちになってきます。

早朝の恐山も、まるで異世界のような美しさでした。
恐山に行くなら是非宿泊で!それが無理なら平日の夕刻がオススメです。

で、帰りは八甲田の酸ヶ湯温泉に入って締めくくり。
でも、ここも観光地化してしまっていて人が多すぎてダメな感じで残念。
泉質は素晴らしいのに、混浴で女性の裸を覗こうとするマナーの悪い客が多すぎてガッカリしました。

高野山も、恐山も、人気が出るのはいいんですがすっかり観光地化・大衆向け陳腐化が進んでしまっていて、その折角の魅力(静謐さや禍々しさ、神々しさ、素朴さ等)が半減してしまっているような気がします。
まずは我々観光客がこうした霊場や寺院の歴史や現状をしっかりと理解し、マナーを守って観光することが第一だとは思いますが、観光地側も大衆に迎合することなく確りとそのアイデンティティを維持してほしいものだと思います。
商売っ気に走ったらあっという間に魅力なんぞ雲散霧消してしまうものでしょう。高野山山中にコンビニなんか要らないと思うし、恐山にあんな立派な宿坊(旅館)なんかは要らないと思うわけですよ。

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動画作ってみた

2009年08月29日 00時40分52秒 | 自然・旅
先週、急に会社からお休みを貰えたので、世界遺産高野山に行ってきました。

お寺の宿坊に2泊して、思う存分精進料理と霊山の雰囲気を味わってきました。
で、写真をたくさん撮ったので、生まれて初めて動画を作って公開してみようと思った次第なのです。

高野山探索



使用ソフト:Windowsムービーメーカー(XP付属の無料ソフト)
使用楽曲:芸能山城組「輪廻交響曲」から「転生」
作成時間:3時間(エンコード時間含まず)

動画の中にムービーも入れたかったんですが、自分の古いパソコンでは入れようとするとすぐにフリーズしてしまい断念。また、曲に合わせて写真を入れていこうと思ったんだけどなかなか曲のタイミングに合わずゴリ押し気味。
つまり、恥ずかしい動画になってしまいましたが記念すべき第1作目として公開してみます。

高野山は素晴らしかったです。
静かで、神秘的で、幽玄さを感じる雰囲気満載で。

なかでも、早朝と深夜の「奥之院」は最高でした。
奥之院は巨大な老杉に囲まれた全長2キロにも渡る高野山真言宗の墓地兼聖地です。ここでは宗派を問わず埋葬が許されるため、豊臣秀吉や織田信長、上杉謙信や武田信玄といった歴史上の人物が数多く埋葬されています。いちばん奥には弘法大師が未だに生きて祈りを捧げているといわれる御廟があり、昼間でも荘厳静謐な雰囲気に囲まれた場所ですが、さすがに世界遺産ということもあって昼間は人も多く空気が乱されがち。

でも、早朝や深夜の、暗闇と老木に包まれた人気のない奥之院を、灯篭の光を頼りに歩いていると、なんだかこの世ではない場所を歩いているような静かで寛いだ不思議な気持ちになってきます。墓地といっても、自分は怖さを感じませんでした。
真冬の雪が降るころの夕方なんかも良さげですなあ。無音の銀世界であっちの世界にトリップ出来そう。
宿坊に泊まる際には深夜早朝外出できるお寺を選ぶのが良策かと。

というわけで、そんな雰囲気を少しでもこの動画から感じ取ってもらえたら嬉しいです。

墓場の写真を撮るなんて不謹慎だ、という声もありそうですが、泊まったお寺の坊さんも「奥之院に眠っておられる霊はみなさん成仏しておられるから大丈夫でしょう(笑)」と言っていたのできっと大丈夫でしょう。高野山に悪い霊はいませんよきっと。

次は恐山に行く予定。

霊より何よりいちばん怖かったのは、2日も精進料理しか食べてない+1日15キロ以上も歩いてたってのに体重が2キロ増えたこと。
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