日本鬼子(ひのもとおにこ)萌え

2010年10月30日 19時13分30秒 | 政治に対する意見
 突然ですが皆さん、「日本鬼子」(ri ben guizi)という言葉をご存知でしょうか?

 実はこれ、中国での日本人に対する最大級の侮辱語です。
 テレビやネットニュースでも、反日デモなんかで中国人がたまにこの言葉を叫んだりビラに書いたりしているのを見る事が出来ますし、外国人研修生受入事業に携っていた時には激昂した中国人に何度かこの言葉を浴びせられた事もあります(言った本人はバレてないと思ってるだろうけど)

 ところが最近、2ちゃんねるにおいて、この言葉をもとに「日本鬼子」(ひのもとおにこ)という萌えキャラをつくって、この言葉に新たな概念をつくっちまえという動きがあるそうです。
このニュースを聞いた時、久しぶりにパソコンの前で笑っちゃいました。

「日本鬼子って萌えキャラ作って中国人を萌え萌えにしてやろうぜ まとめ@wiki」

 http://www16.atwiki.jp/hinomotooniko/

 中国の大規模掲示板における、上記運動についての中国人の反応を翻訳したものも転載しておきます。

・これが“日本鬼子”って…こんなとき、どんな顔をすればいいか分からない…orz

・こう来るとは全く思いもしなかった。あの国はやはりよく分からん

・こんな手を打ってくるとは。あの国はまずオタクから何とかした方がいいんじゃないか?

・こっちは罵声を送っていたはずなのに返ってきたのは萌えキャラ… なんかもう、無力感にさいなまれる…
・やべぇ…日本はやっぱりやべぇ国だよ。ちょっと負けを認めるべきなのかもしれない。あ、基本は黒髪ロングでお願いします。

・やつら絶対萌えで世界征服する気だろ。

・日本鬼子まで萌えキャラにするなんて… あの国は本当に何でも萌えキャラにできるんだと痛感した。


・なんかこういうの見てると、こっちの罵倒が通じているのかとても不安になる。小日本とか言っても、あいつら日本は小さいって普通に認めてるしよ…
・“鬼子”って中国語では相当な罵倒だけど、日本語だとどうなんだ?“子”がついているから普通に人名としてアリだったりするの?

・いや、一応日本語の辞書の“鬼子”の項目を見るとネガティブな意味しかないはずなんだが…


・もう日本はこのまま“西洋鬼子” “東洋鬼子” “洋毛子” “老毛子” “高麗棒子”“台巴子”とかの蔑称をシリーズで作っちゃえよ。なんかその方が良い気がしてきたわ。

・“中華支那子”がもう存在しているのが恐ろしい。

・なんかもうどうしようもねぇな。こういうやり方で来られると返すのが難しい。

・正直こういった蔑称をスルーして萌えキャラ化できるってのは強いと思うわ。

・日本鬼子が萌えキャラだと? こうなったらあいつらをどう呼べばいいんだ?

・キモオタでいいんじゃね?二次元を抱いて溺死しろ、日本の魔法使いども。

・キモオタも魔法使いもそのままこっちに返ってくるぞ。てか『pixiv』にもう日本鬼子タグが出来ているんだが……
・
パロディで返すってのはうまいやり方だし、それを実際にやれるってのはスゴイね。

・みんな待つんだ! 安易に萌えるんじゃない!
今の流行からして、実は男の娘だというワナがしこまれているかもしれないんだぞ!!


 素晴らしい(笑)
 相手の侮蔑や理不尽な怒りを真に受けず、笑い飛ばしちゃえ、というのは超高度なユーモアです。このひねくれ観というか、機知に富んだ皮肉が出来るというのは日本人の若者の良い所だと思うなあ。こういうの、モンティ・パイソンっぽくて大好きです。

「韓国に攻撃されてむかつくからチリに募金してやろうぜwwwwww」事件の時も感じたけれど、(詳しくは下記動画から)

韓国に攻撃されてむかつくからチリに募金してやろうずwwwwwww


 こういうの見てると、日本人もまだまだ捨てたもんじゃあ無いと思えます。
 常識なんかくそくらえ、もっともっと頑張って、日本も中国も韓国も平和になっちまえ!

 おまけで、中国の大規模掲示板を翻訳しておられる方のブログも載せておきます。

大陸浪人のススメ
http://blog.goo.ne.jp/dongyingwenren

 僕は中国共産党は大嫌いだし、その独裁にも反対だけど、中国人は好きです。友人も多いし。素朴で一生懸命な人が多いですしね。
 上記ブログを読んでもわかる様に、中国人全員が日本の事を悪く思っている訳ではないし、特に約2億人とも3億人ともいわれるネットユーザーや若者を中心に、共産党への不信感や日本への親近感も日々強まって来ているように思います。
 13億もの人間の自由を求める心を、当局がいつまでも制御し続けられるとは到底思えません。草の根の活動から、中国の青壮年の心に変化が起こり、いつの日か民主化が実現する事を願ってやみません。

 wikiではこの週末「日本鬼子代表キャラ人気投票」が行われる様子。
 僕は上記画像のキャラに一票投じます(笑)
コメント (2)
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平成22年自衛隊観閲式にいってきた

2010年10月20日 01時27分44秒 | 見学記
 平成22年10月17日に行われた、自衛隊観閲式(総合予行)に行って来ました!

2010自衛隊観閲式(総合予行)ダイジェスト


 観閲式は陸・海・空各自衛隊の持ち回りで毎年開催され、本年度は陸自メインの観閲式となります。
 本番の開催日は10月24日で、陸上自衛隊朝霞駐屯地にて行われます。

 今回撮影したのはその予行演習ですが、観閲官(総理大臣等の閣僚、幕僚)が参加しない事以外はほぼ本番通りのスケジュールで行われます。

 陸自観閲式の参加は2回目です。
 前回(3年前)は本番に参加したんですが、当時の観閲官は福田元総理で、
「くそっ、なんで観閲官が麻生さんじゃなくて福田さんなんだ!納得出来ねえ!」
 とか言ってた記憶があるんですが、当時の僕もまさか三年後の観閲官が菅直人氏になるとは夢にも思っていませんでしたよまったく。
 軍事に疎い左翼政治家が最高指揮官なんてねえ・・・

 そんなわけで、自衛隊関係のイベントには時間の許す限りなるべく参加するようにしている僕ですが、参加させて頂くたびに思う事があります。
 それは、「自衛隊の皆さんは本当に良く頑張っておられる」ということ。
 国民・政治家の不理解により予算を減らされ続け、冷遇され、誤解され、国を守るという仕事に対する誇りまで奪われかねない状況の中で、一生懸命、礼儀正しくお仕事をされているその姿を見るたびに、感謝の気持ちと同時に申し訳ない気持ちでいっぱいになってきます。

 昨今の緊迫した世界情勢の中で、予算も人員も削減しようとする民主党のやり方だけは本当に理解不能です。自衛隊はその仕事量に対して予算も人員も少なすぎ、現状では明らかにオーバーワーク。それでも現場の自衛官の方々は熱意と創意工夫で懸命に不足をカバーしてる。それをさらに痛めつけようとするなんて信じられない。

 反戦・軍事アレルギーの人にこそ、一度行ってみて欲しいイベントです。
 自衛官の皆さんの礼儀正しさや優しさ、懸命さに触れれば、きっと自衛隊に対する印象が変わるはず、と思いますよ。

 参考:自衛隊の良い話
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