6月議会が始まります

2023年06月04日 22時52分53秒 | 議会報告
明日から勝浦市議会6月定例会が始まります。

いよいよ市議会議員として4期目の本格スタートとなります。
私は先の臨時議会において、総務文教常任委員、及び広報公聴委員長に選任されました。

広報公聴委員会では、勝浦市議会主催の市政報告会を予定しています。
これまでにも会派や議員個人としての報告会はありましたが、議会主催報告会の開催は議会としては初めての試み。
報告会の成功に向け、しっかりと責務を果たしてまいりたいと思います。

また私事ですが、現在、家族の長期にわたる体調不良により、育児・家事を担当せざるを得ない状況が続いております。
そのため早朝・夜間や休日の活動が難しく、誠に勝手ながら当面の間、夜間・休日における公務以外の活動、各種団体会議やボランティア活動等を自粛させて頂きたいと思います。
皆様には大変ご心配ご迷惑をおかけ致しますが、高齢の両親もおり、家族を守るためにやむなしと判断しました。
各所属団体の皆様には個別にご説明にあがりますが、ご理解の程何卒宜しくお願い申し上げます。
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2023年勝浦市議会議員選挙は無投票となりました

2023年04月24日 00時33分15秒 | 議会報告
本日、勝浦市議会選挙が行われ、無投票での当選となりました。
出陣式の後、ひとりでも多くの方に想いや政策を伝えるべく、市内14箇所で街頭演説を実施し「さあこれから!」というところで無投票当選の報が入りました。

本来であれば、候補者同士が切磋琢磨して公約をぶつけ合い、選挙を通じて民意を票という形でお預かりし、市民の皆さんの負託と信頼を勝ち得て当選する、というのが民主主義の在るべき姿と考えます。
やりきれない想いも残りますが、無投票という結果を真摯に受け止め、この4年間、今回の選挙で掲げた公約を着実に実行してまいります。

そして市民の皆さんからの付託に応えるべく、今後も誠心誠意、活動してまいります!









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勝浦市議会議員選挙が始まります!

2023年04月15日 20時06分12秒 | 議会報告
明日4月16日(日)から、勝浦市議会議員選挙が始まります!
私もより良い勝浦の未来を創るため、この街を守るために、立候補を決意いたしました。

私たちは、なぜ市議会議員に立候補をするのでしょうか?
当たり前ですが、選挙に出ることや当選することが目標ではありません。
選挙は自身の政策を実現するための手段に過ぎず、市民のみなさんの代表として、この街のために働くこと、勝浦市をよくすることが目標です。
だからこそ、勝浦市のために働く議員が求められています。

困難な時代の今こそ、過去のしがらみや蟠りを捨て「政策」と「実行力」で議員を選ばなければ、勝浦市の未来はありません。
私も、皆さんとの約束である「公約」を大切に守り、これまで以上に勝浦市のために働きたいと考えています。

勝浦市の新しい未来を創る為に、そして日本国のために。
市政の更なる発展に向け、精一杯頑張ります!

追伸:

政策提言、政治信念などをまとめた後援会パンフレットの紹介をいたします!
選挙期間中の閲覧やダウンロードは可能ですが、データの印刷・許可の無い印刷物の配付は法律で固く禁じられていますので ご注意ください!

「戸坂健一とあたらしい勝浦を創る会」ご入会案内
https://9.gigafile.nu/0429-cb35c7a068347e53b53532fe0337ed1eb











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令和5年度3月議会開催中です!

2023年03月08日 20時40分46秒 | 議会報告
(Facebook投稿より転載)
勝浦市議会3月定例会開催中です!

私は予算審査特別委員会委員に指名されましたので、明日から14日までの3日間、令和5年新年度予算について審議します。

今任期中、最後の議会となりました。
勝浦市の将来を見据え、最後までしっかりと審議していきたいと思います。

気になった時事ニュースについて一言。
NHK党のガーシー参議院議員について、これまで長期に渡り国会への欠席を続け「本会議場での陳謝」の懲罰が科せられていましたが、8日開かれた本会議でも欠席となりました。
これにより再度懲罰委員会が開催される事になり、最も重い懲罰である「除名」の公算が高まりました。

国会議員になったからには法律に従い国民のために働くのが義務ですから、その義務を果たさないのであれば懲罰が科されるのは当然です。
ガーシー議員は28万票もの支持を集め当選されました。
「国会に出席しない事」を公約にしたのであれば、リモートでの国会審議や委員会審議を実現すべくきちんと国会に出席して法律改正に向けて動くのが彼のなすべき仕事であったと思います。
結果として多くの有権者の期待を裏切り、更なる政治不信を生んだ事の責任は重いと考えます。
何より、議員としての責務を果たさない方に議員報酬が支払われ続けるのは、国民にとって不利益となります。

勝浦市議会では、令和2年に「議会の議員の議員報酬の特例に関する条例」を可決しました。
この条例は、議員が議会を長期欠席した場合、その日数に応じて議員報酬を削減し、また議員が逮捕・拘留等された場合には報酬の支給を停止、起訴・有罪となったときには議員報酬の支給を行わない旨定めたものです。
これは、私が4年前に掲げた公約のひとつでもありました。
引き続き、市民の皆さんとの約束である公約達成を念頭に活動してまいりたいと思います。
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12月定例議会告示日

2022年11月28日 21時03分50秒 | 議会報告
(Facebook投稿より転載)
おかげさまで、先日娘が無事3歳の誕生日を迎えました。
私たち家族をこれまで支えてくれた多くの皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。

今日は12月定例議会告示日。
12月議会に向けて、一般質問を通告しました。
今回のテーマは、より実践的な津波避難訓練のあり方と、大規模災害時における消防団員の役割、安全確保についてです。
また、午後からは(一社)勝浦市観光協会理事会に出席。上半期の収支報告などについて報告を受けました。
明日は一般質問について担当課とヒアリングを行う予定です。

2022年も残りわずか。
一日一日を大切に、しっかりと責務を果たしてまいります!

直近の活動報告
11月19日 高照寺御会式
11月20日 陳情対応/浜勝浦区役員会
11月21日 市政懇談会/キュステシネマ実行委員会
11月22日 議員全員説明会/議会改革検討委員会/市内企業打ち合わせ
11月23日 遠見岬神社新嘗祭
11月24日 陳情対応/自衛隊協力会
11月25日 事務処理/都内企業打ち合わせ

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全国漁港漁場大会に出席しました

2022年10月19日 22時34分38秒 | 議会報告
函館市で開催された「第71回 全国漁港漁場大会」に、勝浦市から副市長、農林水産課長と共に参加して参りました。

3年ぶりの開催となる今回は、函館市内の漁港施設視察の他、大会会場では「令和5年度漁港・漁場・漁村・海岸整備予算の確保に関する件」について審議、可決されました。
漁業者の高齢化や後継者不足、環境変化による魚種・漁獲量の変動、磯焼け、施設老朽化など、水産業を取り巻く課題は山積しており、自治体や漁協単独では解決出来ない問題もたくさんあります。

今年3月には、新しい漁港漁場整備計画が閣議決定されました。
こうした計画が絵に描いた餅にならぬよう、国においては、この大会に全国から集まった漁業関係者の切実な声にしっかりと耳を傾けて頂き、真剣かつ迅速で効果的な水産業対策・予算確保をお願いしたいと思います。

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勝浦市議会9月定例会が開催されます

2022年09月13日 22時37分45秒 | 議会報告
9月15日(木)より、勝浦市議会9月定例会が開催されます。

市長及び勝浦市議会議員改選後、初めての定例会です。
補正予算案の他、時期総合計画基本構想の策定についてや、決算審査など重要な議案が目白押しの大切な議会。気持ちを改めて、真剣に議会に臨みたいと思います。
今回の私の一般質問は、「市長の政治姿勢について」と「商店街等にぎわい創出事業について」の2点。
登壇は9月20日(火)10時45分頃からの予定です。

議会の様子は勝浦市議会YouTubeチャンネルにて、リアルタイム・後日配信にてご覧頂けます!

・先週の活動の内主なものを報告します。
9月13日(火)遠見岬神社例祭に出席
9月12日(月)議会運営委員会に出席・陳情対応
9月11日(日)商店会イベント参加・区役員業務
9月10日(土)浜勝浦区一日清掃・高照寺法要出席
9月9日(金)一般質問ヒアリング・陳情対応
9月8日(木)キュステシネマ実行委員会出席
9月7日(水)自衛隊協力会イベント打ち合わせ・会派打ち合わせ
9月6日(火)企業打ち合わせ
9月5日(月)青少年相談員全体会議出席
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新市長誕生

2022年09月04日 22時44分07秒 | 議会報告
勝浦市長選が終わり早くも1週間が経とうとしています。
照川由美子氏が勝浦市政初の女性市長となり、市民から寄せられる期待は大きいものがあります。
一方で、市長の具体的な政策や、中長期的な市政運営方針などのビジョンが選挙戦からは見え難かったことも事実です。
人口減少や少子高齢化、各産業の空洞化など深刻な課題を抱える勝浦市にあっては、待った無しの改革が必要です。

勝浦市の舵取り役となる照川市長には、市の財政状況を把握したうえで、迅速な改革、そして10年後20年後を見据えた中長期的な政策判断をお願いしたいと思います。

9月には勝浦市議会も始まります。
市長と同様に、二元代表制の一翼を担う勝浦市議会の役割もまた重要です。

今議会の一般質問では、上記の観点を踏まえ、市長の政治姿勢について質問をして参ります。
私も満45歳となり、「全国若手市議会議員の会」を卒業となりました。
約12年間の活動期間、若市議の会の皆さんには大変お世話になり、また学ぶ所も多くありました。本当にありがとうございました。
勝浦市議会では未だ最年少ではありますが、若者の政治参加を促し、後進を育てていくべき年齢になったのだと改めて痛感するとともに、市民の皆さんの期待を裏切らないよう、これまで以上に職務に邁進して行きたいと思います。
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勝浦市長選挙が始まりました

2022年08月23日 22時41分27秒 | 議会報告
勝浦市長選挙が始まりました。

文字通り、勝浦市の命運を決める大切な選挙です。
しがらみや人間関係ではなく、政策で市長を選ばなければ、勝浦市の将来はありません。

私は、磯野候補を応援しています。
同じ会派の仲間であり、また政策面で一致していることはもちろん、勝浦市の将来を真剣に考え、勝浦市の未来のために批判を恐れず勇気を持って行動できる人物だからです。
今年の3月議会、当時の土屋市長の公約である数々の新規事業に関わる予算が提案されました。
しかし、これらの予算には財政的な裏付けがなく、また、毎年恒常的に莫大な予算を必要とし、将来的に勝浦市の財政を圧迫しかねないものでした。
子育て世代のため、と言いながら、実際には将来の子どもたちへ負担を先送りするような予算だったのです。
この予算に、正々堂々反対した数少ない議員のうち1人が、まさに磯野候補でした。

限りある勝浦市の予算を、どこに振り分け実行していくか。優先順位を見極め、どこに注力していくか。
様々な意見がある中で、10年後20年後の未来を見据え、強いリーダーシップを発揮して勝浦市の舵取りができる方にこそ、市長になって頂きたいと思います。
下記の通り、候補者による合同演説会も予定されているようです。
有権者のみなさんにおかれては、各候補の政策やひととなりをしっかりと吟味し、自らの想いを実現してくれる候補に投票して頂けるよう、お願い致します。

勝浦市市長選挙の候補者主催によるネット合同個人演説会
日時 令和4年8月25日【木】 20:30~22:00
主催者【届け出順】
照川 由美子 候補
鈴木 かつみ 候補
黒川 民雄 候補
磯野 典正 候補

演説テーマ
①『⽣活インフラ』
勝浦市の様々な⽣活インフラ改善に向けた具体的な政策
② 『産業振興』
勝浦市にある各産業の振興に対し具体的な政策
詳細は各候補からの広報、または(一社)勝浦いすみ青年会議所YouTubeチャンネルのお知らせをご参照ください。
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市長選挙及び市議会議員補欠選挙

2022年07月24日 22時40分17秒 | 議会報告
週末は、浜勝浦区緊急避難路の草刈りを実施しました。
津波などの緊急時に備えて、常日頃から避難路の維持にご尽力頂いている区役員や区民の皆さんに改めて感謝です。
さて、土屋市長のご逝去に伴い、市長選挙及び市議会議員補欠選挙の日程が公表されました。

市長の役割はもちろん重要ですが、市議会もまた同様に、重要な役割を担っています。
勝浦市の未来を考え、市民のためにしっかりと働き、政策を実現してくれる方、そして何より、嘘を付かず正直で真っ直ぐな方に市長になって頂きたいと思うと同時に、市議会が混乱をきたさぬ様、副議長としてこれまで以上にしっかり働いていかなくてはと、その重責を改めて感じています。

勝浦市長選挙及び勝浦市議会議員補欠選挙日程
■告示日 令和4年8月21日(日)
■投票日 令和4年8月28日(日) 
     午前7時から午後8時まで
■期日前投票の期間等
 期間:令和4年8月22日(月)から8月27日(土)まで
 時間:午前8時30分から午後8時まで
 場所:勝浦市役所内 市民ロビー
立候補予定者説明会について
【勝浦市長選挙】
 日時:令和4年7月29日(金)午後1時30分から
 場所:勝浦市役所3階 301会議室
【勝浦市議会議員補欠選挙】
 日時:令和4年8月3日(水)午後1時30分から
 場所:勝浦市役所3階 301会議室

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土屋はじめ市長の訃報に際して

2022年07月14日 23時01分48秒 | 議会報告
土屋元勝浦市長が急逝されました。

土屋市長とは、政策をめぐり議会で対立する事も多くありましたが、誰よりも勝浦を愛し、熱意を持って市政発展に向け取り組んでおられた市長でした。
また、議員時代には先輩議員として、たくさんのご助言やご協力を頂きました。

これまでのご活躍、勝浦市へのご尽力に感謝と敬意を表するとともに、謹んで心からのお悔やみを申し上げます。

土屋元市長の葬儀日程は下記の通りです。

通夜
7月16日(土)18時(受付15時から)
告別式
7月17日(日)11時(受付9時から)
於 勝浦法輪閣
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令和4年度勝浦市新年度予算に反対いたしました

2022年04月06日 00時44分52秒 | 議会報告
勝浦市議会3月定例会が閉会となりました。
3月議会では勝浦市の令和4年新年度予算について審議が行われ、賛成9、反対5の賛成多数で可決承認となりました。
私は残念ながらこの予算案に賛同できず、反対いたしました。
理由は下記の通りです。

新年度予算では、市長の公約に準じた数々の新規事業が提案されました。しかし、これらの予算には財政的な裏付けがなく、また、各事業とも一部の勝浦市民にとって一定の負担軽減となるものの、毎年恒常的に莫大な予算を必要とし、将来的に勝浦市の財政を圧迫しかねないものです。
こうした政策は広く浅い支援、もしくは受益者が極端に少ない政策であり、税負担の公平性を欠き、所得の逆再分配ともなりかねないことからも、本当に市民の皆さんのためになる事業なのか甚だ疑問です。
加えて、今回市長が提案された事業は「子育て世代のため」と言いながら、勝浦市の将来を担う子供たちに負担の先送りをするような政策です。いくらふるさと納税が好調だからと言って、それはあくまで臨時収入にすぎず、闇雲に経常収支比率を悪化させるようなばらまき政策には、到底賛同できるものではありません。
私たち政治家の役割は、未来に責任を持つことです。
目先の利益に囚われず、故郷の未来、子どもたちの将来を考え勝浦市のために働くことが肝要と考えています。

厳しい勝浦市財政にあって、「いまさえ良ければいい」と刹那的に税金を使うのは間違っています。苦しい状況だからこそ、「未来の子どもたちにツケ回しをしない」こと、そして、10年後20年後の勝浦市を見据えて、若者や子供たちが安心して暮らせるような仕組みづくりをしていくことが何よりも大切です。
以上のような理由で、私は反対の立場を取りました。
我々議員にとって、予算案に反対するということは非常に重い判断であり、重大な責任が伴います。
議会最年少の私を含め、現役の子育て世代である40〜50代の若手議員全員が新年度予算に反対したことの意味を、市長には重く受け止めていただきたいと思います。

各事業に対する詳細な反対理由は、新年度予算に対する私の反対討論をご確認ください。
下記に全文を掲載するほか、youtubeでも動画でご確認いただけます。

勝浦市議会 令和4年3月定例会(新年度予算討論) )
※私の反対討論は30:00~です


私は、議案第14号、令和4年度勝浦市一般会計予算について、反対の立場で討論をいたします

令和4年新年度予算は、様々な形で、先進的な、そして未来への投資となるような事業も含まれており、そうした政策については評価をするところであります。
特に、商工費「商店街等賑わい創出事業」については、議会の中でさまざまな議論もありましたが、その先進的な取り組みについて、高く評価いたします。
 勝浦中央商店会、興津商店街、そして勝浦市の商工業のまさに起死回生の一手として、低コストかつ迅速な共同配送事業を実現させ、地域の新しい雇用や商店街の活性化、そしてこの取り組みに賛同する先進企業の積極的な誘致につながることを期待するとともに、勝浦市商工業の未来への投資となるような事業にしていただきたいと思います。

 しかしながら、予算全体としてみたとき、総論として、やはり私は反対せざるを得ません。
 その理由は、市長公約に準ずる予算のいくつかが、財政的根拠がなく、また費用対効果の低い、いわゆるバラマキ政策と言わざるを得ない予算となっているからであります。

 特に、以下の3つの事業について反対の理由を述べたいと存じます

 まず、「ごみ袋販売補助事業」685万8千円についてです。
 昨年度3月議会や予算委員会で問題を指摘され実施していなかった事業でありますが、費用対効果や小売店への価格反映などの課題が解決しているとは思えません。また、議案質疑で費用対効果について質したところ、もしこの事業が実現したとしても、一家庭あたり年間約800円程度の補助にしかならないことも明らかになりました。このような効果のために、約700万円もの予算を投入することについては、反対と言わざるを得ません。
 また、昨年度議長からも、この予算については慎重に対応すべきと市長に申し入れを行ったにもかかわらず、昨年と同様の予算が上がってきたこと自体、議会軽視であり、賛意を示すことができません。

 次に、「水道事業会計補助金」1億円についてであります。
 一般会計から、これだけの巨額の予算を水道事業に繰り出すことについては、その効果や、これまでの経緯、その財政的根拠も含めて反対をせざるを得ません。
 水道事業は、独立した企業会計です。
 私は、水道事業については、まず市民の皆さんに、勝浦市水道事業の現状をしっかりとご理解いただくことが必要だと考えています。
 マスコミなどで、勝浦市の水道料金がいかに高いかということばかり取り沙汰されていますが、勝浦市の水道料金が高い理由は、第一には、独立した企業会計として、これまで、その経営努力によって、市の一般会計からの繰り入れを行わなかったこと、つまり、端的に言えば自治体から補助金をもらわないで頑張って独立採算としているから、水道料金が高かったということが重要だと思います。
しかしその分、勝浦市としては、限りある予算を有効に活用できていた、ということでもあります。
 経常収支比率が90%台後半で推移している中で、今後、水道事業に市の財政から巨額の予算を繰り出していくとなれば、今後、ますます経常収支比率が悪化し、市財政の柔軟性はなくなっていく、つまり新しいことは何もできなくなっていくということです。
 本来であれば、市民の皆さんにこうした事情をしっかりと説明し、値上げも含めて、勝浦市の水道事業の健全化、経営の安定化をいかに図っていくか、ということしなければならないにもかかわらず、「勝浦市の水道料金は高いから」とマスコミなどを通じていたずらに市民の不安を煽り、赤字の補填のためだけに予算を投入するやり方は、到底納得できるものではありません。
 また、水道審議会、議会での議案説明、また予算委員会での説明にも、それぞれ矛盾があり、財政根拠としてふるさと応援基金からの繰り入れで行うとのことについても、こうした経常経費にそれを当てることについて、私は反対いたします。
 今、勝浦市の水道事業への支援として勝浦市がなすべきは、有収率の改善や経営基盤安定のための、将来に向けた投資であり、赤字補填や一時しのぎの水道料金削減ではない、という理由から、反対するものです。

次に、「学校給食費補助金」 3541万円についてであります。
 本年度は新型コロナ対策の単年度予算として、半額補助として予算計上されていましたが、新年度から全額補助として予算が上がっています。
 その根拠として、市民アンケートなど上げていますが、現役の子育て世代が、給食費の全額無料化を望んでいるかといえば、私は、これまでに何名かの親御さんにヒアリングを行った上で、決してそんなことはないと実感しているところであります。
 子育て世代の皆さんが本当に望んでいるのは、こうしたばらまき政策ではなく、教育の質の向上であり、形として将来に残せる補助であり、子供たちの未来のための投資です。

 子育て世代への支援のため、と言いますが、勝浦市ではすでに、給食費は所得によって、2段会での援助を受ける事ができます。つまり、本当に困っているご家庭には、すでに支援制度があるわけです。
 そうした中で、また、子供の給食費な自分で払いたいというご家庭も多くあるなかで、給食費を全て無償化する事に巨額の予算をかけるべきなのですか。
 給食を作るには、施設をつくり、人を雇い、食材を買って調理して学校まで運びま す。現在、保護者が給食費のうち負担しているのは、子どもの口に入る食べ物の食材費のみです。それ以外の経費は、初めから公費負担です。
 すでに公的支援や公費負担があるにもかかわらず、所得に関係なく、給食費を全額補助するということは、税負担の公平性からも、大きな問題があると思います。
 誰かの負担をなくすということは、誰かがその負担を背負わなければならないということです。
 今必要な予算を後回しにして、すでに支援制度がある給食費を全額無料にすることで年間約4千万円もの経常経費をかけていくことが、本当に子供たちのためになるのでしょうか
 もちろん、無料にしますか、と言われれば、誰だって嬉しいですよ、しかし、これが将来世代への負担のつけ回しになってしまっては、本末転倒です。子育て支援と言いながら、当の子どもたちに有無を言わさず借金を背負わせるやりかたには反対です。

 長くなってしまいましたが、なんでも無料、あるいは負担軽減なら、それは喜ぶ方は多いでしょう。
 しかし、行政の持つ財源には限りがあります。何かを無料にするなら、あるいは料金を削減するなら、その分だれかが税金で負担しなければなりません。あれもこれも無料にしてくれ、ということを続けたら、財政は破綻してしまいます。税金でそれを行う必然性はあるのか?財源は確保できるのか?他の事業と比べて優先すべきことなのか。どうもチグハグな予算になっていると言わざるを得ません。

 今なすべきは、このような広く浅くばらまくような政策ではありません。
 子育て世代支援と言いますが、現役の子育て世代、若者世代の皆さんが、所得も上がらず、また増税の中で喘いでいる中、本当に望んでいるのは、給食費を下げて欲しいとか、当面の水道料金を下げて欲しいとか、そうしたことではなく、子供たちの可能性を広げるための、教育の質の向上のための施策であって、子供たちへの投資となるような予算、将来に向けた政策です、雇用の確保や、新しいビジネスを早出するチャンス、勝浦市の明るい未来のため、安心して働き、子供を育てられる環境を作るための投資をして欲しいと願っているのではないでしょうか。

 今が苦しいからこそ、今の有権者の皆さんにご理解をいただきながら、子供達、孫の世代に何を残せるか議論し、10年後、20年後、50年後の勝浦を考えて、未来への投資を行うべきで、広く浅い支援のために巨額の予算を投じることは、将来世代への負担のつけまわしに他ならず、反対せざるを得ません。

以上、反対の立場で討論をいたします。


3月議会の詳細については、今後も各事業の詳細などを各媒体を通じて解説してまいります。
また、youtubeでも委員会を除く全ての審議が公開されています。
是非一度「勝浦市議会」で検索してみてください!


勝浦市議会 令和4年3月定例会 第6号 (議案質疑・委員会付託、議案第14号~第18号) 一般会計「歳出」5


勝浦市議会 令和 4年 3月定例会 第3号 (戸坂健一議員 一般質問)

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ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議(勝浦市議会)

2022年03月08日 23時13分01秒 | 議会報告
勝浦市議会3月定例会開催中です。
今日は新年度予算について審議するとともに、「ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議」が発議案として上程され、全会一致で可決しました。決議文は下記の通りです。

ロシアによるウクライナ侵略に抗議する決議
 2月24日、ロシア軍はウクライナへの侵略を開始し、戦争はウクライナ全土へと広がっており、民間人を含め多数の犠牲者が出ている。
 こうしたロシアによる一方的な現状変更を試みる行為は、戦後の国際秩序の根幹を脅かすものであり、断じて容認することはできない。
 よって勝浦市議会は、ロシアによるウクライナへの一連の侵略に対し、非難の意を強く表明するとともに、即時に攻撃を停止し、完全撤退することを求めるものである。
 国においては、国際社会と緊密に連携し、あらゆる外交手段を駆使して、ロシア軍の即時撤退と平和の実現に全力を尽くすとともに、在留邦人の安全確保や国民生活への影響を最小限に抑えることを強く求めるものである。
 市においては、日本国がウクライナ難民を受け入れる場合には、人道的見地から率先して難民受け入れに対応するよう求める。
 以上、決議する。
 令和4年3月8日 勝浦市議会


私も、改めていち地方議員として、ロシアの侵略と横暴については断固非難の意を表します。
如何な理由があれ、このような横暴を許せば世界の平和と安全保障体制が根底から揺らぎかねません。
日本政府におかれては、ロシアの非道に対して、断固たる意思と決意を持って、正々堂々、平和の回復に向けた外交政策を実行して頂きたいと思います。

写真は防衛省・自衛隊による最新の「ウクライナ侵略の状況」分析です(3月8日時点)
民間人や原発への意図的な攻撃は、絶対に許されるものではありません。一日も早いロシア軍の完全撤退、戦闘終結を祈ります。
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市政報告レポートを作成しました

2022年01月14日 22時34分01秒 | 議会報告
市政報告レポート「まえむき新聞」を作成したので共有いたします。
他者の批判や非難に終始することなく、明るく前向きに、そしてできるだけ客観的に市政を報告する新聞を作りたいとの思いから、様々な方と相談しながら作成してみました。
令和3年度12月議会の議会報告のほか、1年間の一般質問の報告や、公約の達成状況などについて報告しています。
皆さんのご意見ご感想をお待ちしております。

市政報告レポート1

市政報告レポート2

市政報告レポート3

市政報告レポート4
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勝浦市議会 令和3年 9月定例会について報告します

2021年09月28日 23時58分37秒 | 議会報告
本日令和3年9月28日より、勝浦市立図書館内に「勝浦市郷土資料室」がオープンしました!

郷土資料館の整備は、私の公約でもありました。
歴史ある勝浦市の貴重な文化財を保護し逸失を防ぐとともに、この町の歴史をの変遷を記録し未来につなげていくこと、そして子どもたちの郷土愛を育むためにも、郷土資料拠点の整備は急務でした。
公約は一議員の力で達成できるものではありません。
執行部そして職員の皆さん、同僚議員の皆さんのご尽力に感謝するとともに、今回郷土資料室の整備に向けて、市民の方から勝浦市に対し多額のご寄付があったこともここでお伝えしたいと思います。
引き続き、失われつつある郷土資料の情報収集に努め、より充実した郷土資料館の整備に向けて知恵を絞っていきたいと思います。

勝浦市郷土資料室内覧会の様子




さて、勝浦市議会9月定例議会が、先週閉会いたしました。
今議会における私の一般質問は、「災害時における避難指示のあり方」、
そして「外房地域における海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域指定について」
以上の2点について、執行部に回答を求めました。

避難指示のあり方については、今年5月の法改正により災害時の避難勧告が廃止され避難指示に一本化されたことや、勝浦市における過去2回の避難指示において避難実績が少なかったことから、より実践的な避難指示とするべく緊急性の高い地域に限った運用をすべきであると提案しました。
また、避難指示という市民にとって緊急性が高い行政判断をする際には、市長判断により速やかに災害対策本部を設置するよう求めるとともに、災害時における分散避難に対応するため市内宿泊施設への避難支援策を検討するよう求めました。

外房地域における海洋再生可能エネルギー活用策については、いすみ市沖の海洋再エネ有望地域指定を受け、勝浦沖においても、漁業者や漁業関係者の皆さんも交え、将来の活用検討に向けた真剣な協議をすべきと望むものです。
勝浦沖は、風力や波力などの再生可能エネルギー活用の最適地であり、その活用検討について過去5回の一般質問を行ってまいりました。現在国では再エネ海域利用法に基づく促進区域の指定を進めており、この流れは否応なしに今後も加速するものと考えます。
もちろん、海洋再生可能エネルギーの活用については、漁業資源の保護が大前提であり、また、海を生活の拠点としている漁業者関係者の皆さんによる同意が不可欠です。
大規模な洋上風力発電事業の誘致は漁業者への補償だけでなく、施設を活用した漁礁の造成による漁業資源保護育成や、メンテナンスや機材の調達、インフラ整備など海を中心とした新たな産業や雇用を生む可能性があります。漁業関係者の皆さんに正確な情報を伝え、今後の可能性をご検討いただくためにも、勝浦市としても真剣に検討する必要があります。

一般質問の様子は下記動画よりご確認ください。

勝浦市議会 令和 令和 3年 9月定例会 第3号 (戸坂健一議員 一般質問)


また、9月定例会では、新型コロナ対策関連予算など重要な予算や議案のほか、(仮称)かつうら海中公園再生計画事業に関わる補正予算の審議も行われました。
補正予算を司る総務文教常任委員会では、(仮称)かつうら海中公園再生計画事業の工事現場を視察。
追加補正予算の原因となった地中埋設物の発見現場を視察するとともに、工事請負業者からのヒアリングなどを実施しました。
協議の結果、委員会では補正予算案は賛成少数により否決となりました。
私も反対の立場でありましたが、その理由として、(仮称)かつうら海中公園再生計画事業に関わる補正予算については、地中埋設物の発見過程や撤去の方法、柱状改良の方法、工期の延長、工事に伴う予算増額等についての説明が不十分であったことなどが挙げられます。

委員会では補正予算案は否決となりましたが、議会最終日に執行部から補正予算案の撤回申請が提出されました。
議会は撤回を承認、改めて、委員会での審議過程での各委員からの意見を反映した新しい一般会計補正予算案が上程され、審議となりました。
これにより、(仮称)かつうら海中公園再生計画事業に伴う予算は、工法の変更により大幅に減額となり、工期についても短縮が予測されること、また、工事請負契約の変更に伴い今後臨時議会を開催して改めて議会で審議するとの説明、回答が得られたため、了といたしました。

結果として、本会議では補正予算案は賛成多数で可決となりました。
採決前には2名の議員から修正動議が提出されましたが、こちらについては賛成少数により否決となったことも申し添えます。

私は、3月議会で決定した(仮称)勝浦海中公園再生計画事業そのものについては、反対の立場でした。
国の交付金を活用し、勝浦市観光拠点の再生を図る、ということ自体に反対するものではありませんが、半額は市の負担となる以上、事業の全体像や厳密な収支予測、財源の確保、議会への詳細な説明が不可欠です。しかし、議会への十分な説明がなされず、また事業案について議会の要望を反映させる時間がなかったこと、そして何より、最後まで「海中公園全体をどのようなコンセプトで再生させるのか」という事業の全体計画、全体像が示されなかったため、残念ながら、私は賛同には至りませんでした。

しかし、議会で賛成多数で決定した以上、この事業については、個人的な思いはどうあれ、私も一議員として事業を成功に導く重い責任があると感じています。
大切な市民の皆さんの血税を使う重要な事業となりますので、少しでも良い施設になるように、議会一丸となって支援していく必要があると考えています。

非常にタイトな工期など、始まりから大変な困難を伴う事業であることは予想されていましたが、こうした困難にあってこそ、事業提案者である市長がしっかりとその責任を果たし、議会への丁寧な説明に努め、リーダーシップを発揮して執行部の陣頭指揮を執り事業を成功に導いて頂きたいと強く思います。
審議の様子は下記よりご確認いただけます。

総務文教常任委員会現地視察の様子




勝浦市議会 令和 3年 9月定例会 第4号 (議案質疑・議案第40号~第44号) 1 音声のみ配信


勝浦市議会 令和 3年 9月定例会 第4号 (議案質疑・議案第40号~第44号) 2 音声のみ配信(戸坂質問 37:15~)


勝浦市議会 令和 3年 9月定例会 第5号 議案上程・説明・質疑・採決 (議案第51号) 1



また、最終日には2名の議員より発議案が上程され「元北中学校施設の有効利用に関する決議について」を審議致しました。
この件については、市民の皆さんからのお問い合わせも大変多くありますが、私は、勝浦市の活性化のために新しい事業や産業を誘致しようとする趣旨そのものに反対するものではありません。
しかし、この件に関しては「勝浦市活性化検討委員会」にて事業者からの説明も受けましたが、
①サッカー場整備に伴う予算が多額であること、明確な額が示されていないこと
②現時点では事業者からは整備に関わる予算は市の全額負担であるという説明しか受けていないこと
③事業に関わる収支の予測が困難であること
④少子高齢化などの要因により、ジュニアサッカー人口は減少傾向と推測できること
⑤企業誘致に関しては、事業者側の負担割合も考慮すべきであること
上記などの理由から、残念ながら賛同に至らなかったものです。
私からは、趣旨そのものには賛同するものの、事業費の明確化や事業誘致の方法など再検討いただけないか、慎重な検討が必要であることなど現時点での疑問点について質問をさせていただきました。
提案者に対する質疑の様子は下記よりご確認いただけます。

勝浦市議会 令和 3年 9月定例会 第5号 発議案上程・説明・質疑・採決 (発議案第6号)(戸坂質問 09:13~)



9月定例会の報告は以上となります。
引き続き、次の議会に向けて準備研鑽を重ねてまいります。

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