先日の出来事
中国の友人の女性から
「恩師が来日するので、あのBarの場所教えて」
というメール。
あのBarとは私が大切にしている
新宿のBarの事。
何かの折にBarの話になり
日本一のBarが新宿にあるという話をしたので
きっとその事を思い出したのだと思う。
しかし、私は丁重にお断りした。
マスコミに頻繁に登場する
色々な人が来るBarなら
きっと気軽に教えていたと思う。
しかし自分が本当に心休まるBar
しかも知る人ぞ知るというBarは
そういうものじゃない。
Barも所謂ひとつのクラブ。
別にそのBarが会員制でなくても
来ているお客さんはクラブメンバーのような
雰囲気を持っている。
Barは来る客によって
どういう店になるか決まってしまうのである。
ホワイトリネンの3Pの装いの方や
英国製生地と思われる
サマーツイードのスポーツコートを着た方など
服飾にも拘りを持ったお客さんも多い。
件のBarはそういったところである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/62/8249b4c19a348ec3480580ca1d5b8d00.jpg)
別に敷居が高い訳でも
きどっている雰囲気でもない
しかし、本当に良いBarは自然と自分の大切な人だけを
招きたくなる物である。
その結果、同じ様な趣味・嗜好、拘りを持った
お客さんが自然と集まるのである。
この店の気の置けないマスターのH多さん。
とても柔和な方。
しかし、恐ろしい程の教養人でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/53/5848aab8eda91e0b6f255d14975f65b2.jpg)
ほとんどの世の中の本や映画を見ているのではないかと
錯覚させるような博識。
例えば、英国の服飾の話になれば
スッと、チャーチルやウィンザー公の
オークションブックが棚から出てきたりする。
万年筆に話になれば
「ちょっと趣味で集めたものなんですが」といって
限定モデルのモンブラン他
珍しい万年筆をこっそり見せてくれたり
とにかく文化の宝庫のような方なのである。
しかし、こちらから言わない限り
決してそれをひけらかさない控えめな態度。
そしてH多さんの作る、お酒の味が全く違う。
一時、色々なBarに行き、特にマティーニを試したが
ここのBarのマティーニは傑出していると思う。
そういった全ての物が融合して
Barというものは出来ているのだと思う。
いつきても安心して寛げるBarである為には
客側にもそれなりの配慮が必要
だから簡単には教えられないのである。
彼女にはきっと
理解不能だったかもしれない、、、
中国の友人の女性から
「恩師が来日するので、あのBarの場所教えて」
というメール。
あのBarとは私が大切にしている
新宿のBarの事。
何かの折にBarの話になり
日本一のBarが新宿にあるという話をしたので
きっとその事を思い出したのだと思う。
しかし、私は丁重にお断りした。
マスコミに頻繁に登場する
色々な人が来るBarなら
きっと気軽に教えていたと思う。
しかし自分が本当に心休まるBar
しかも知る人ぞ知るというBarは
そういうものじゃない。
Barも所謂ひとつのクラブ。
別にそのBarが会員制でなくても
来ているお客さんはクラブメンバーのような
雰囲気を持っている。
Barは来る客によって
どういう店になるか決まってしまうのである。
ホワイトリネンの3Pの装いの方や
英国製生地と思われる
サマーツイードのスポーツコートを着た方など
服飾にも拘りを持ったお客さんも多い。
件のBarはそういったところである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/62/8249b4c19a348ec3480580ca1d5b8d00.jpg)
別に敷居が高い訳でも
きどっている雰囲気でもない
しかし、本当に良いBarは自然と自分の大切な人だけを
招きたくなる物である。
その結果、同じ様な趣味・嗜好、拘りを持った
お客さんが自然と集まるのである。
この店の気の置けないマスターのH多さん。
とても柔和な方。
しかし、恐ろしい程の教養人でもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/53/5848aab8eda91e0b6f255d14975f65b2.jpg)
ほとんどの世の中の本や映画を見ているのではないかと
錯覚させるような博識。
例えば、英国の服飾の話になれば
スッと、チャーチルやウィンザー公の
オークションブックが棚から出てきたりする。
万年筆に話になれば
「ちょっと趣味で集めたものなんですが」といって
限定モデルのモンブラン他
珍しい万年筆をこっそり見せてくれたり
とにかく文化の宝庫のような方なのである。
しかし、こちらから言わない限り
決してそれをひけらかさない控えめな態度。
そしてH多さんの作る、お酒の味が全く違う。
一時、色々なBarに行き、特にマティーニを試したが
ここのBarのマティーニは傑出していると思う。
そういった全ての物が融合して
Barというものは出来ているのだと思う。
いつきても安心して寛げるBarである為には
客側にもそれなりの配慮が必要
だから簡単には教えられないのである。
彼女にはきっと
理解不能だったかもしれない、、、