いつか英国日記

英国を中心とした靴、鞄、時計、その他ファッションに関するブログ

英国レポート その3 James Purdey & Sons

2017-02-26 06:56:52 | カジュアル
英国レポート第三弾はJames Purdey & Sonsです。パーディーは1814年創業の高級銃砲店で、バタクハウスカットの別注モデルであるトレンチコートやフィールドジャケットで知り、いつかは行ってみたいと思っていた店舗です。場所はロンドングリーンパーク駅から程近いメイフェア地区にあります。



入り口は歴史を感じる重厚な造りですが中に入れば店内は明るく狩猟(ゲーム)を中心としたウェアやカバン、アクセサリー類が並べられています。どれもがファッションウェアではなく狩猟に使うための道具として発展したことを感じさせる本格的な作りのものが多いです。



珍しいところでは時計の蓋が猛獣になっているパネライとのコラボモデルもありました。



店内奥には重厚なミュージアムルームがあり、三つのロイヤルワラントを保持し200年も続く由緒あるショップであることを物語っています。顧客名簿には貴族の名が並び、この店に出入りすること自体がステータスであったことをうかがわせます。




そんな中で目に付いたのはこちら。サファリ風のかなり厚手のコットンを使ったジャケットです。この色合い、いかにも狩猟の為のウェアという雰囲気。サイズもベストフィットのものがありセールで半額だったので購入することにしました。



このジャケットが実用であることを示す前身頃、銃床が当たる胸の部分にパッドが入っています。



ウェスト部分は絞れるように絞り紐が付いています。



腰から首の付け根を通るこのストラップ、何の為についているかわかるでしょうか?実はこれ暑くなり上着を脱いだ時にリュックのようにジャケットを背負えるようになっているのです。どんな状況の時でも猟銃を撃てるように考えらえているのですね〜。単なるファッションを飛び越えた実用からくるデザインは男からみるととてもかっこいいです。

さて、そろそろ春めいてきましたので、このジャケットが活躍する場がありそうです。街中だけでなく、ケータハムのようなクルマに乗る時もヘビーデューティーなこのジャケットは役に立ちそうです。






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