あんまりきれいに咲いていたので一句詠んでみました。

ハチ鳥の 羽音近づく 冬日和 満開のラン 愛でなつかしむ
この花を見ると、母との会話を思い出します。
もう何年も前の1月、実家のひんやりとした玄関に咲くシンビジュームがスポットライトが当あっているかと思うほど明るく華やかでした。
母は「もらったけどうまく育てられるかなあ・・・」と困り顔。
寒さが厳しい土地なので、どんな植物でも育つというものではありませんでした。
ですから、この花がかわいそうに思えたのでしょう。
それ以外にも、母はたくさんの制限の中で頑張って生きていたことを思い出します。
それに引き換え、ここは暖かくぬけるような青空が毎日見られる素晴らしい場所です。
しかし、わたしも又別の制限の中で生きています。
大変なこともありますが、今わたしの目の前には、暖かい日差しを浴びて、伸び伸び咲いているシンビジュームがあります。
不自由があったとしても、今ここにある恵みには何一つ不足がありません。
わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。
コリント人への手紙第二12:9