徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

春の優品展 @五島美術館(茶道具)

2006-04-28 | 茶道具
館蔵 春の優品展 水墨画・古筆と陶芸 @五島美術館
2006年4月1日から5月7日

22日に表記に行ってきました。古写経と古筆については、既に記しました。この稿では茶道具について書きます。今回の「春の優品展」では、茶碗(黄瀬戸、志野茶碗、楽茶碗)水指の優品が展示されていました。これだけお茶碗をゆっくり見て、700円(ぐるっとぱすで500円)はとってもお値打ちです。使い込んだ楽茶碗がよかった。

  • 42 黄瀬戸平茶碗 銘 柳かげ 桃山時代;(写真)もと揃物の向付を茶碗に転用したもの。黄瀬戸釉の下に植物文様を描く。美濃焼(岐阜県)の優品。内箱蓋裏に小堀十左衛門(1639―1704)が、「道のべの清水ながるゝやなぎ影しばしとてこそ立ちどまりけり」と西行の和歌を歌銘として記す。
  • 43 黄瀬戸胴〆茶碗 桃山時代

  • 44 重要文化財 鼠志野茶碗 銘 峯紅葉 桃山時代;(写真); 茶道具取合せ展でも拝見しました。;美濃焼(岐阜県の陶器)の一種。形姿は逞しく、堂々としているが、成形が巧みなため、手に持つと意外に軽い。桃山時代の和物茶碗の代表作。銘は茶碗の景色からの連想。鉄釉を施した上に、亀甲文と桧垣文様を掻き落とした後、志野釉をかけて文様を白く浮き出させている。九鬼家伝来。
  • 45 志野茶碗 銘 梅が香 桃山時代;(写真);流石雲州名物です。「赤志野」と呼ぶ赤味を帯びた釉薬は、志野焼の中でも珍しい。志野釉(長石釉)と素地の中の鉄分とが作用して赤く発色する。松江藩主松平不昧(1751―1818)が所持し、『雲州名物』に記載がある。岐阜県土岐市の高根西窯から同手の陶片が出土した。
  • 46 志野亀甲絵茶碗 銘ときわ

  • 47 長次郎黒楽茶碗 銘 千声 桃山時代; (写真)銘は、表千家六世の覚々斎宗左(原叟 1678~1730)による内箱蓋裏の墨書から。楽家の初代長次郎(?~1589)作の茶碗の中では、丸みの少ない形式に属し、口縁部の形状が変化に富む。
  • 48 長次郎赤楽茶碗 銘 夕暮 桃山時代;鴻池家伝来 銘は宗旦による。

  • 49 のんこう黒楽茶碗 銘 三番叟 17世紀;三代のんこうの茶碗
  • 50 黄のんこう茶碗 銘 雪ノ下紅葉 17世紀
  • 51 一入黒楽茶碗 銘 若松;四代
  • 52 宗入黒楽茶碗 銘 あやめ;五代

  • 乾山黒楽茶碗 銘 露堂々
     
  • 古伊賀水指 銘 破袋 桃山時代;茶道具取合せ展でも拝見
  • 古備前矢筈口水指 桃山時代
  • 信楽一重口水指 銘 若緑 桃山時代
  • 志野矢筈口水指 桃山時代
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