Raphael- The Alba Madonna, c.1510
@ National Gallery of Art, Washington D.C.
ワシントンのナショナル・ギャラリーを訪れる。Main Floor(2階)の西側は圧巻だった。
Raphael, The Alba Madonna, c.1510, 解説、画像
特に感動したのは、ラファエロのアルバのマドンナ。ローズピンクとブルーのマドンナの着衣、ペールブルーの空の明るい色調に目がいく。トンド形式の画面に、淡く描かれた遠景の山々と牧歌的な背景に、マドンナ、幼少のキリスト、キューピッドをピラミッド型に描く。調和の取れた見事な構図。よく見るとマドンナの座り方は不自然。男の弟子にポーズさせたものだろうとのこと。1508年にローマに移った後の作品。
Provenance(来歴)が面白い。Andrew W. Mellon Collection。ロシアから購入した作品。ニコラス一世が求めた作品。元は(第何代かわかりませんが)The Alba公夫人が所有していた。
同室には、他にラファエロの作品が4点も。
Raphael, Bindo Altoviti, c. 1515, かつては自画像と思われていたが銀行家Bindo Altovitiを描いたという。解説、画像
Raphael, Saint George and the Dragon, c. 1506, 小品。解説、画像
Raphael, The Niccolini-Cowper Madonna, 1508, 解説、画像
Raphael, The Small Cowper Madonna, c. 1505, 解説、画像
Leonardo da Vinci, Ginevra de' Benci, obverse, c. 1474/1478, 解説、画像、裏面。
北米唯一のダ・ヴィンチの作品。レオナルド22歳の作品。裏面も展示されている。
第6室には、Pietro PeruginoやFilippino Lippiなどによる肖像画ばかりが展示されていた。
オランダの17世紀のギャラリーにはパンフレットが置かれていた。
まずは、フェルメール3作品
Johannes Vermeer, A Lady Writing, c. 1665, 解説、画像
Johannes Vermeer, Girl with the Red Hat, c. 1665/1666, 解説、画像
Johannes Vermeer, Woman Holding a Balance, c. 1664, 解説、画像
天秤をもつ女性は、天秤が画面の中央となるように遠近法が綿密に計算されていることが解説されていた。赤い帽子の女性は、ちょっと白のタッチが不自然な感じもした。
Johannes Vermeer, Attributed to, Girl with a Flute, probably 1665/1670, 解説、画像
attribute toの作品が展示されていましたが、あまりいただけません。
Pieter de Hooch, The Bedroom, 1658/1660, 解説、画像
フェルメールと同室に展示されていた作品。室内から屋外の様子を覗き見るようになった構図。明暗のコントラスト、細密な描写で何気ない日常を描いた作品。
Pieter de Hooch, A Dutch Courtyard, 1658/1660, 解説、画像
こちらは屋外を描いた作品。
Gerard ter Borch II, The Suitor's Visit, c. 1658, 解説、画像
Gabriel Metsu, The Intruder, c. 1660, 解説、画像
他にも素晴らしい作品の数々。書ききれないのでここまでに。
(10月20日)
@ National Gallery of Art, Washington D.C.
ワシントンのナショナル・ギャラリーを訪れる。Main Floor(2階)の西側は圧巻だった。
特に感動したのは、ラファエロのアルバのマドンナ。ローズピンクとブルーのマドンナの着衣、ペールブルーの空の明るい色調に目がいく。トンド形式の画面に、淡く描かれた遠景の山々と牧歌的な背景に、マドンナ、幼少のキリスト、キューピッドをピラミッド型に描く。調和の取れた見事な構図。よく見るとマドンナの座り方は不自然。男の弟子にポーズさせたものだろうとのこと。1508年にローマに移った後の作品。
Provenance(来歴)が面白い。Andrew W. Mellon Collection。ロシアから購入した作品。ニコラス一世が求めた作品。元は(第何代かわかりませんが)The Alba公夫人が所有していた。
同室には、他にラファエロの作品が4点も。
北米唯一のダ・ヴィンチの作品。レオナルド22歳の作品。裏面も展示されている。
第6室には、Pietro PeruginoやFilippino Lippiなどによる肖像画ばかりが展示されていた。
オランダの17世紀のギャラリーにはパンフレットが置かれていた。
まずは、フェルメール3作品
天秤をもつ女性は、天秤が画面の中央となるように遠近法が綿密に計算されていることが解説されていた。赤い帽子の女性は、ちょっと白のタッチが不自然な感じもした。
attribute toの作品が展示されていましたが、あまりいただけません。
フェルメールと同室に展示されていた作品。室内から屋外の様子を覗き見るようになった構図。明暗のコントラスト、細密な描写で何気ない日常を描いた作品。
こちらは屋外を描いた作品。
他にも素晴らしい作品の数々。書ききれないのでここまでに。
(10月20日)