岡鹿之助展
2008円4月26日から7月6日
ブリヂストン美術館
岡鹿之助の絵画といえば、「雪の発電所」(1956)。若いころからブリヂストン美術館でみて知っていたが、逆にこの1点しか知らない画家だった。2006年に開催されたルソーの見た夢、ルソーに見る夢で、岡鹿之助を初めて数点まとめて(灯台の絵など)見たが、実はどこが、素朴派なのかピンときていなかった。
年譜には、フランスでの藤田嗣治との交友。アンリ・ルソーに傾倒。1939年帰国。とある。確かに、1939年以前の作品を見ると、素朴派そのものである。題材も西洋の風景だからだろうか。1920年代のパリの雰囲気だろうか。明るさがある。ところが、帰国後の作品は、日本の風景のためか少し違う。明るさとは違った静けさを風景に感じる。Variations in Serenityと英語のタイトルがついているが、それはやはり帰国後の作品を評する言葉だろう。
「フランスの画家たち」という著作もある氏は、帰国後どういう境地だったのだろうか。
P.S. 師の岡田三郎助の「婦人像」も鑑賞できたのは嬉しかった。
2008円4月26日から7月6日
ブリヂストン美術館
岡鹿之助の絵画といえば、「雪の発電所」(1956)。若いころからブリヂストン美術館でみて知っていたが、逆にこの1点しか知らない画家だった。2006年に開催されたルソーの見た夢、ルソーに見る夢で、岡鹿之助を初めて数点まとめて(灯台の絵など)見たが、実はどこが、素朴派なのかピンときていなかった。
年譜には、フランスでの藤田嗣治との交友。アンリ・ルソーに傾倒。1939年帰国。とある。確かに、1939年以前の作品を見ると、素朴派そのものである。題材も西洋の風景だからだろうか。1920年代のパリの雰囲気だろうか。明るさがある。ところが、帰国後の作品は、日本の風景のためか少し違う。明るさとは違った静けさを風景に感じる。Variations in Serenityと英語のタイトルがついているが、それはやはり帰国後の作品を評する言葉だろう。
「フランスの画家たち」という著作もある氏は、帰国後どういう境地だったのだろうか。
P.S. 師の岡田三郎助の「婦人像」も鑑賞できたのは嬉しかった。
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