徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

デパート巡り

2012-01-06 | 美術
  • #1 萬福寺開創350周年記念 隠元禅師と黄檗文化の魅力 @日本橋高島屋

    隠元隆禅師(1592~1673)は、後水尾法皇や江戸幕府の支援をうけ黄檗宗大本山萬福寺を寛文元年(1661)に創建。インゲン豆のみならず、煎茶の風習を伝えた。売茶翁も黄檗宗の僧であった。若冲の絵画も展示されていた。

  • #2 生誕110年記念 荻須高徳展 ~憧れのパリ、煌めきのベネチア~ @日本橋三越本店

    荻須高徳(1901-1986)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)卒業後、25歳で渡仏。第二次世界大戦の一時期を除いて、84歳で亡くなるまでパリに住んで、あくまでもパリの風景を描き続けた。ベネチアもパリのような灰色の空で描かれていた。

  • #3 「ウツクシキ」桃山の茶 秀吉、織部そして宗箇 生誕四五〇年記念 上田宗箇 武将茶人の世界展 @銀座松屋

    唐草文染付茶碗 銘「荒木」  徳川美術館蔵 
    古芦屋姥口雹釜  徳川美術館蔵 

    御庭焼茶碗 銘「さても」上田宗箇作
    大海茶入 銘「上田大海」
    織部肩衝茶入 銘「喜撰」 美濃焼

    などが見どころ。
     桃山時代、武将で茶人、かつ作陶も行った一人の人物がいました。その名は上田宗箇(1563-1650)。秀吉の側近大名として仕え、武士として一番槍にこだわって勇名を馳せ、関ヶ原の合戦後、広島に移封した縁戚の浅野家で一万七千石の客分として過ごしました。
     一方、時の天下一宗匠 古田織部の直弟子として茶の湯に深く傾倒し、共に武家の茶に相応しい価値観の創造に努め、今日まで続く上田宗箇流茶道の礎を築きました。宗箇は、利休の一切をそぎ落とした「わび」と、織部の多様な「へうげ」の世界を融合させ、自らの茶道具の美意識を「ウツクシキ」という言葉で語っています。
     本展は生誕450年を記念し、武将茶人・上田宗箇の美意識の真髄に迫ります。自作の赤楽茶碗 銘「さても」や大坂夏の陣の行軍中に削った竹茶杓 銘「敵がくれ」のほか、秀吉・織部・家康などとの親交を示す上田家伝来の歴史資料や茶道具の名品約150点を展観。また、かつて広島城内にあった上田家上屋敷の茶室「遠鐘」や鎖の間を再現し、日本文化史上、最も華やかであった桃山の「ウツクシキ」武家茶の世界を紹介します。


    2012年1月6日
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