博物館に初もうで 新春の春信
新春らしい春信3作品を東京国立博物館で見てきたのでご紹介。(12日訪問)
1点目は、12年前にも訪れた博物館に初もうででも、拝見した「鼠、猫と遊ぶ娘と子供」(A-10569-1271)。ねずみが娘の胸元にはいっている。実は前回は、本館1室に壁に展示されていたので、非常に遠くから鑑賞することになり、鼠をみるのが大変だったが、今回は中央の展示台に横置きされていたので、よくよく鼠が鑑賞できた。作品の制作時期だが、これが干支の子を題材とした作品ならば、春信の錦絵は明和弐年から明和七年(没年)までに限られるので、明和五年(戊子)の作品ということになるが。

新春らしい春信3作品を東京国立博物館で見てきたのでご紹介。(12日訪問)
1点目は、12年前にも訪れた博物館に初もうででも、拝見した「鼠、猫と遊ぶ娘と子供」(A-10569-1271)。ねずみが娘の胸元にはいっている。実は前回は、本館1室に壁に展示されていたので、非常に遠くから鑑賞することになり、鼠をみるのが大変だったが、今回は中央の展示台に横置きされていたので、よくよく鼠が鑑賞できた。作品の制作時期だが、これが干支の子を題材とした作品ならば、春信の錦絵は明和弐年から明和七年(没年)までに限られるので、明和五年(戊子)の作品ということになるが。

本館10室には2点。1点は、「女中年礼」(A-10569-1241)。富田板、画工鈴木春信「春信」(印)とあり、春信の初期の大判紅摺絵の世界に1点しかない作品。調べてみると2005年、2014年にも展示されていたようだが、初見。
もう1点は、「追羽子」(A-10569-127)。こちらも、春信らしい作品。
とはいえ、こんな「追羽子」の風景は、今は新春でもみないなというのも、ちょっと寂しい。