三代目のたわごと 思い出

2018-05-11 10:03:56 | 日記

「念ずれば、花開く」


寝床の中で急に思い出した



暑い夏の日
砂埃が舞う校庭
学年・クラスごとに一列に並ぶ
全校生徒朝礼

台の上で校長先生が
スタンドマイクに向かい
いつもの話をしている

「あ~ 早く終わらないかな~」
列の後ろはすでにじれてる

そうだ、あの時
校長先生が話していた言葉だ!

40年以上も前なのに
昨日のように
その時の事

思い出した



あの頃の流行
ユリゲラー
こっくりさん
スプーン曲げ

私は「超能力で蕾に念を送れば花も開く
のような馬鹿げた事を考え
一人ほくそ笑んでいたのだ




何故、今頃思い出した?

ちゃんと調べてみよう


熊本県出身の詩人、坂本真民(さかもと しんみん)さんの
詩の一節にでてくる言葉らしい


何事も一生懸命に祈るように努力をすれば
自ずから道は開け、夢や目標がかなう、という意味であった

「念」は「今」と「心」の文字に分解出来る
「今の心」とは 
目の前にいる人を大事にする
目の前にある事を一生懸命やる
「念じる」とはそういう事のようだ



40年以上も前に聞いてた言葉
今、ようやく心に沁みて感じられるようになりました

校長先生、「ありがとうございます」




それにしても.....


なんと、
人より物覚えが悪いのであろうか



まあ、それでも

思い出したから良し


としよう