current topics(473):分断と一体化の狭間
新型コロナウイルの感染拡大が様々なレベルに影響を及ぼしていますが、「イノベーションの視点からこれを観察すると全く違った見え方をする」というコメントを友人からいただきましたのでお伝えします。
イギリスのEU離脱、アメリカ第一主義、世界各地での紛争拡大などが国家間や人種の分断につながっていることは周知の通りですが、今回の新型コロナウィルス感染拡大がさらに世界の分断に拍車をかけています。
感染拡大は交通の遮断、流通の遮断、地域や国家の閉鎖など国内はもとより国際的にも分断現象とシステムの崩壊現象が広がりつつあります。
さらに、欧米人が潜在的に持っているアジア人蔑視の感情が顕在化していることも世界の遮断意識を後押ししています。
これは「体系的廃棄」の最たる現象でもあると思います。
結論的に言うと「破壊のための破壊」ではなく、これから「人々が一つになるため」の破壊現象です。
世界の国々は疫病と経済問題で悲観的な受け止め方をしていますが、一方では既存の価値観がすべて崩壊し新たな価値観が生まれることへの希望もあるわけです。
ところで話は変わりますが、コロナウィルスの感染拡大で一番懸念されるのが経済問題だと言っている政治家がいます。実はこれほど愚かな者はいません。既存の経済システムが無用になるという時にいまだにそれが一番大事だと言っているわけです。
言ってみれば人の生命の救済よりも目先のお金のほうが大事な人です。
つまりこんな価値観を持っている人ばかりなので体系的廃棄が進むわけです。そこには、人間の真実がどこにもないからです。
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