あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

小沢さんの闘い

2010-01-20 16:50:24 | 社交ダンス
今日はポカポカ陽気、お布団を干して、母の大好物の
サヨリ、そして、チラシ寿司をつくることに。
いま、干瓢に椎茸を煮ています。

さて今日もお電話~。。
「小沢さんは何を求めているのか!!」から始まり
多々、意見。。

私なりにそして、あるジャーナリストの意見を読んでいると
「そう!」と膝を打ちったのでした。

小沢さんが「壊したい」もの。
それは、「官僚支配」と日本人の心に沁みついている
「お上」意識ではないでしょうか?

二見伸明さんがそれを詳しく述べています。


日本の統治者は敗戦によって、憲法上は「天皇」から「国民」になり、
「天皇の官僚」は「全体の奉仕者」になった。しかし、マッカーサーは
官僚のしたたかな抵抗を受け、戦前の「高級官僚制度」を温存し、
彼らは戦前の権威、権力をそのまま引継ぎ、許認可権を行使して、
日本の政治、経済、国民生活など全ての分野を支配する「陰の統治者」になった。
法律の大半は官僚が立案し、成立までのすべての根回しも官僚がした。
法案を決める閣議では大臣は盲目的に決裁をするだけ、国会は法案をあげる
(注:法案を可決すること)てんぷら屋である。

政治家は、法案作成、成立に主体的に関わっていないので、庶民生活が
どうなろうとほとんど責任を感じないし、官僚には責任をとる気は毛頭ない。
誰も責任を取らない不思議な世界である。

さらに、中央官庁は、県や市など全国の自治体に役人を「出向」させて
上下の関係をつくり、他方、行政指導という裏技を使って自治体を支配している。
そればかりではない。独立法人、公益法人、経済団体、
企業など経済から教育、文化、福祉にいたるまで、あらゆる分野に補助金と
利権を餌にして「高級官僚」を天下りさせ、中央官庁の意向を「中央」が
指示・命令することなく、一般庶民の見えないところで「あうんの呼吸」
「暗黙の了解」で統治する「闇の支配体制」をつくり上げた。

中央官庁の課長クラスになると、大企業の社長に、行政指導という名目で
指示できる立場も与えられている。
天下りは全国に張り巡らされた目に見えない官僚支配網の血液であり、栄養剤である。
また、年末に繰り広げられた各省庁への「陳情合戦」は「高級官僚」こそ
国政の実質的な最終決定権者であることを国民に思い知らせるものであった。
日本社会は今日においてなお「お上の顔色を見て判断する、主体性のないムラ社会」である。


鳩山政権は、取り調べの模様を録音・録画する「可視化法」を
制定する方針をしめしました。
また、原口総務相は、新聞社がテレビ会社の株の所有を制限付きで
認めているメデイア集中排除原則を改め、テレビに出資することを
全面的に禁止することも明言しました。
親(新聞社)子(テレビ)関係を認めていれば、親子が共同して、
情報を一定方向に集中させるのは容易なことです。
情報をコントロールして世論を「検察はつねに正義」に誘導している
現在のマスコミのあり方には、私も首をかしげるところ。
アメリカではニューヨークタイムスやワシントンポストなど新聞社は
配下にテレビを持っておらず、テレビのはしゃぎすぎや間違いを冷静に
伝える役割をはたしていると思います。

小沢さんの闘いは「無血革命」を守りぬくこと・・・かもしれません。