Akatsuki庵

日々と向き合って

大炉の茶事

2013年02月06日 06時53分08秒 | 茶会/茶事
大炉の茶事に参加さるのは3回め。
でも、過去2回は4月とか5月と季節外れの時期だった。

だから、寒さに震えながらもオンシーズンに参加できる嬉しさ感じつつ、
ご亭主さまの見事な炭手前に感動。

こんなに精進できない自分が情けない、な。

でも、まだ私の時分の花はここでは咲けない。

今日は再びの雪になるという。


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茶事の日に総選挙があるなんて!

2012年12月17日 00時00分12秒 | 茶会/茶事
月ーの灰形&茶事&花月稽古の日。

3ヶ月前から師走は茶事をやる!
って決まっていた。

そして、介添えに入ることも。

二回めの介添え(裏方、黒子)。

前回の介添えは都心の交通網がマヒした台風の翌々日の朝茶事で。

露地の落ち葉の散らかりが尋常じゃなくて、
露地掃除だけしていたら、茶事が終わっていた。

今回は席入りが16時半なので、時間的余裕はある。

早めに到着。

それでも前日が雨だったので、「門を開けば落葉多し」。

ドライヤーみたいので吹き飛ばしつつ、頑張って掃除していたら、
先生から呼ばれて、屋内の天井の煤払い。

で、終わったら他の方も来たので、
中断して、稽古着着て、花月の稽古。

他の方は着物なので、点前座には座りたくないなぁと
花引きたくないっ!と念じていたら月を二回引いた。

花月のあとは再び茶事の準備。
外腰掛けだし、円座だし、露地に水まいて。

食器を準備したり、とか。
言いつけられる雑用はたくさんあって、
勉強になった。

祝い膳で続き薄。

だから、わりとサクサク終わって解散は19時半。

バスが来なくて、主客とも駅まで数名で歩く。

駅に着いたら、20時。

ネットでチェックした総選挙の情報を伝えたら、
皆さん結果に憤慨してらした。

そして、私は職場に直行。

宿直室にお泊まりして、4時から仕事の予定。

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久しぶりに茶事の実技稽古

2012年08月21日 00時02分18秒 | 茶会/茶事
第三日曜の稽古、久しぶりに茶事割稽古の実技編があった。

灰形に加えて、茶事における所作や動き方をイロハから学べるのが魅力だったのに、
この10ヶ月は花月を強引に組み込んだために
茶事の実技編が省かれることが多く、軽い欲求不満になっていた。

前月だったかな、皆さんの意見をとりまとめたら、
皆さんも同じ考えで、灰形をさっさとして、やっとこさ一時間を捻出。

ラッキーにも亭主側に当たっていて、半東役をやることになった。

客側は別科で回数重ねて、最近では半東や介添えの動きを気にかける余裕も。
来月、友人間で茶事をやることになっているので、
課題洗い出しの参考になった。

といっても、寄付に置く煙草盆の位置さえ理解できていなかった私。

「実践」の予定が入った途端に神妙に必死に覚えようとしてる。

忘れている箇所多く、でも「あ、なるほど」と理解できたこともおおかった。
やはり、まだまだ学ぶことは山ほどある、、、

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朝茶事!

2012年08月06日 00時00分23秒 | 茶会/茶事
2日続けて朝4:20起床。
日の出は4:54だから、まだ外は暗い。
朝顔に水をあげて絽の着物で5時半ぐらいに自宅を出た。


朝の空気が清々しい。

本当はこの時間帯に席入り出来たら、ベストなんたけどな。

と思いつつ、移動の都合で7時過ぎにスタート。

寄付に席入りした時はかすかにしか見えなかった床の掛け物。
相客を待っている時、一瞬だけ朝日がさした。
簾戸越しにキラキラと画賛が見えて、本当に鮎が跳ねていた。
『清々翆』

お客様は8名。
そのほとんどが湿し灰講習で一緒だったから、空気は最初から一座建立。

ギヤマンの器に梅酒で喉を潤して、外腰掛けへ。

露地はたっぷり水が打たれ、木々の緑が爽やか。
本席の床は『瀧 直下三千丈』
暗い中でもハッキリ見える灰形に赤々と三炭が入ってる。

前の日の湿し灰講習が終わった後、脚立に上がって拭いた天井や欄間を見上げて、
「なんか、本当に清々しい

そんな中の涼しい気持ちが主客挨拶で自然と言葉に出た。

朝茶事では初炭で風炉中拝見がある。
見事に入って、既に火が継がれていることに感動。

そして、懐石。
朝粥がたっぷり入っていて、しかも味がしっかりついていてウレシい。
(前回は「淡々斎の朝茶事」ということで量少なく、薄味だったので)

向付は畳鰯。
朝から日本酒飲んじゃって。

煮物碗は玉子豆腐のような胡麻豆腐。
香の物は5種。

本来は出ない強肴が3種。(一昨年は2種だったけど、大サービス)
小茄子の焼ナス、和え物、ジュン菜。

お酒も出てきて、またまた飲んじゃう。

8人いる客の中で私の位置は六客。
十畳に広げた中でちょうど鍵の曲がった端。
風炉の火窓も見えるし、露地も簾戸を通してよく見えた。

露地の景色もさることながら、介添えの方が露地に水を打つ様子。
遅れて来た方の動きやそれに対応する半東さんの動き。

通常なら、席中にいたら見えない“人の動き”が見えて、すごく勉強になった。

そして、自分の影で手元の料理がよく見えないということがなかった。
自分の口に入る料理の一つ一つが見えるから、余計に美味しかった。

お粥のおかわりが鍋ごと出されて、香の物で清めつついただく。

八寸が出て、亭主が「ごゆっくり」。
戸が閉まったと同時にお正客が「さ、清めましょう」。

主菓子は青梅。

中立ちがあって、後座。
ムクゲがよく見えない。

朝茶事は朝の自然光のみでするものだから。

でも、だからこそ時々木漏れ日と簾戸から朝日がさしてパッと明るくなる瞬間が御馳走。

塗りの釣瓶。
慶入のかせた黒楽。

続き薄。平茶碗ですっきりと。

お道具拝見。
茶入はなんと切子。(ガラス)
古いもので作者はわからないとのこと。

節がたくさんある、ごっつい茶杓は円能斎作。
(仕服の裂地は、、、忘れた)
小さな薄器は瓢に塗りを施したもの。正面にトンボの模様がかわいらしい。

最後の主客挨拶も感謝と心からの「お疲れさま~」。

寄付に戻って時刻を確認したら、11:45。

出張で不在だった先生からは「3時間20分で」と云われていた。
少しオーバーしちゃったけどね

露地から席に入るあたりがスローになって、時間をロスしたのが反省点。
でも、お客の数も多かったし

「来月も(お茶事の勉強会の参加)いかが?」とお声がけいただいたけれど、遠慮させていただく。

毎月はねー、時間的にも経済的にもキツいんだぁ。
やっぱ、この辺りも“身の丈に合った”茶道を楽しみたいので、無理はしない。

10年前は社中稽古のほかの別稽古へ行くのでさえ“夢のまた夢”だったからね。
それを思えば、少しずつでも前進はしているのかな。

さて、教室を後にしたのは11:00過ぎ。
帰り道にターミナル駅でちょこっと百貨店に寄った。

そしたら、2人ほど色無地を着た御婦人とすれ違った。

盛夏の茶会もちょくちょくあるけれど、あの時間帯はおそらく朝茶事帰りだろうなぁ。

朝茶事日和だったのかしら?

今年は朝茶事に行きたかったので、その希望が叶ってウレシイ夏の半日だった。
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「時の記念日」に夕ざりの茶事

2012年06月11日 13時31分06秒 | 茶会/茶事
前日がラフな普段着から一変して、色無地一つ紋の着物をビシッと着た

午後4時に席入り。
お客は10人と多く、七客め。
ちょうど曲がり角の位置にあたり、
寄付、外腰掛、広間の茶室とも位置どりが難しかった。

寄付が和歌だったので、「ん?」と思っていたら、初座の本席は花。
ブーケを思わせるような山ほうし
これは夕ざりだから許される“遊び”の部分。

今回の亭主は灰形教室で数年来ご一緒させていただいている方。
別科の茶事勉強会にも参加されていて、初めて亭主を務められた。

私は別科に毎月行ける小遣いがなく、お金に余裕がある時だけ加えてもらっている。
ただ、大切な茶友のお一人であり、尊敬する先輩の初陣とあっては
遣り繰りしてでも駆け付けたい
と思った次第。

灰形教室とセットになっている茶事割稽古も学んでいらっしゃるから
落ち着いた亭主ぶり。

初陣を祝う配慮なのか、道具も趣向が凝らされていて、
客としては楽しませてもらえるけど、やってる方は扱いが大変だろうなと、
仲間としてのハラハラドキドキ感

今年に入っての茶事は3度めなんだけど、
前回は大炉だったし、その前は祝い膳だったので
フツーの懐石は久しぶり。
ただ、汁替えがなく、ご飯を食べるタイミングがちと難

教室は昨年末から花月の稽古が始まって、その余波で茶事実技が不発続き

ちょっと期間が空いただけで、こんなに忘れてしまうのか
花月も面白いけど、本来は灰形と茶事の勉強をする教室だよね
と、先月の昼休みにクラスメートたちとのミーティングで出た意見を思い出した。

懐石終わって初炭。
炭取が蓑籠?
名前は伏せるけど、ある著名なお茶人が炭を洗う時に用いた籠。

灰形がとても見事。
直前に25分で仕上げられたそうだ。
偉いっ

琵琶の指物の香合を拝見していると先生が顔を出されて「遅い
夕ざりの一番の御馳走は日没の時間帯(←マジックアワー?)
亭主はそれを中立ちで味わせうと組み立ててるんだから~

青ガラスが蓮の花のようになっている大皿に盛られた青梅の主菓子いただいて中立ち。

外腰掛けに出て、お隣りに時刻を聞いたら19:00ちょい前。
ちょうど日没の時間帯。

確かにいい感じ。
見上げれば青楓。
かすかに、ポツポツとお湿りの水音も~。

ん?
ポツポツ
って、雨

外腰掛けの上は朴の木など大きな葉っぱが広がっているおかげで
小雨はなんとか濡れずに済んだけど
本降りにならないうちにと慌てて土間へ避難。
着物で腰掛け持ち上げて移動したり、行灯運んだり
でも、混乱もなく、軒下伝いに雁行(←10人の雁行なので風情なし)

後座はがらっと変わって、床は寒山拾得だったか文殊と普賢の絵に漢詩。

伊万里の大きな平たく深い皿?鉢?に大きな団扇を載せた水指が迎えてくれた。

広間に燭台の蝋燭3本きりなので、最初は暗かったけれど、時間の経過と供に夜目が効いてくると
なんか幽玄っぽい雰囲気に。
ポーーーっとお点前に見とれていた

やっぱり、こういう風にゆっくりと大らかな点前をするように心がけないとなぁ、、、とか思う。
続き薄。
10人もいるので、陰点と交互に出される感じ。

お道具拝見。
茶入は金重陶陽の鶴首。首がちと短い。畠山記念館で見た鶴首を思い出した。
茶杓は銘が「櫂」。すごーく反っていって、これで濃茶を入れるのは大変だったろうなぁ~と思った。

まぁ、そんな感じでポッケーとしていたら、再び先生が顔出して「もう10時だけど」

えっ~ そんなに時間が~

実際は8:36だったんだけど。

(要するに、トロいという皮肉なワケで)

庭には降りずに縁側で送り礼。
寄付での質疑応答もサクッと。

呼び出したタクシーも来たので、とっとと乗り込み帰宅した。

勉強会なので、席中(お正客)の先生からもパリッと注意から来る。
私は歩く時の扇子の持ち方について直された。
教え方がお上手ですんなり体が理解して、直せるのが嬉しかった。

こちらも些細なことでも疑問に思えば、質問するし。
他の方も質問されて、それを聞いて「なるほど」とも思う。

「ゆっくり大らか」でも夕ざりは時間をかけちゃいけないから、もっとサラッと。
なるほど、そういうもんなのネ

花月とかで「粘る点前をするな」とよく注意されたけど、
そういうところに通じるものがあるのかな。

やっぱり、茶事の割稽古もちゃんとつけてもらいたなぁ。
次の教室で相談してみよう。
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それぞれの楽しみ方~茶会・補記

2012年04月27日 00時00分10秒 | 茶会/茶事
もう少し、茶会の話。

今回はノンビリしていた割りには5席中4席入れて、まずまずだった。
(展示も見られたし)

お道具や道具組みについて、以前は“ギラギラ”(?)見ていたこともあったけれど、
今回は自分の琴線に触れたもののみ、注意してみた。

後輩ちゃんには「自分が『いいナ』と感じたものを、まずは一つ覚えて帰る」
とアドバイスしたことがある。
(けっして「一つだけでいい」ということではなくて、「まずは一つから」なんだけどね)
一つ覚えることができれば連想的に二つ、三つと芋づる式に記憶が残っていくもの~。
と、思う。

で、それを実践した結果、今回の茶会の中から記憶に残ったものから。

主茶碗がね、先代(9代)の大樋さんが2席で出ていた。
いずれも裏千家以外の席。
 (5年前の記録を見ても、表千家の席で大樋さんの黒楽が出ていた)

なぜなんだろう?
当日は首をひねっていたが、他人様のblogを読んでいてナットク。

畠山即翁さんと交流があったから。
だから、それが道具組にも反映されていたのだと思う。

それともう一つ。
茶室が建てられた年代が気になった。

考えていれば、近代茶人たちの生きた年代について少し無頓着だったかも。
例えば、五島美術館の茶室は昭和の初め頃だと聞いていたし、
根津美術館の茶室は戦災で焼けて、戦後に他から移築されたもの。
都心にある建築物は空襲の影響をまず考えていく必要がある。

そうすると、畠山の茶室はいつ頃に建てられたのだろう?
単純に「戦前かなー」と思っていらけど、そうでもないかのかな。
と思い直し始めた。
 ※調べたらわかるんだろうけど、その時間がなくって

鈍翁さんにしろ即翁さんにしろ、藤田傳三郎さんにしろ、写真は“老人”だから

考えてみれば、即翁さんの没年は昭和46年(1971年)。
近代茶人たちの中では、一番最後の世代に入る。
昭和13年(あれ?14年だっけ?)に亡くなった鈍翁さんとは随分違う。

そういえば、毘沙門堂の壁も見た目は侘びていたけど、“新しい”印象が残った。

花も季節の関係もあるだろうけど、今回はどの席も“一点豪華”的。
おかげで印象に残りやすかった。
牡丹、敦盛草、光源氏椿、最後が芍薬だっけ(←よく見えなかった)

後輩ちゃんも今回はお花に興味を持ったようだ。
(「まぁ。気長にね~」)

掛け物も沙那庵の席が「主人公」(前・聚光院貫首の小野澤寛海和尚)
表千家席が先代の家元の「和敬清寂」。

茶杓は全然覚えてないわ~

まぁ、こんな感じで

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今も昔も茶会記は大事だと思う~茶会補記

2012年04月26日 00時00分08秒 | 茶会/茶事
先日の茶会の待ち合わせへ行く途中で撮影した「シャガ」。
昔住んでいた家の庭にいっぱい咲いていた。
この花を見ると、「4月だなぁ」と思う。

茶会の話はまだ続く。

1日前のふくろうさんのコメントを読んで思ったこと。

確かに、濃茶席の待ち時間は長かった。
普段は遠慮して、不満な顔を見せない若手ですら「40分かかってる
「きっと、次は修正して早めに回すよねぇ」と言いつつ整理券もらってランチ。
戻ったら、すぐ席入り。35分に短縮されてたそうな

なるほど。
天目茶碗の濃茶を飲みきらないと次客以下が出てこない“決まり”だったのか
それじゃあ、私は後の席の方に悪いことしちゃった

「台天目」で天目茶碗の要素を含みつつ、「貴人点」の要素も含んでいたわけか
この2つの点前を全く別ものとして稽古してきたら、“合わせ技”で正客の所作をする
なんて、ハイレベルな客ぶりは想像だにしなかった
今後の勉強と致しましょう。

ふくろうさん以外にもう一人、当blogの読者さんから個別にメールをいただいた。
こちらも、とても熱心な姿勢で小間の茶室に注目しつつ、雰囲気など堪能された由。

すごいなぁ

と、感心する。
(こういう情熱なあるからこそ、当blogのような読みづらいダラダラな文章でも
長きにわたって読んでくださるのだろう)
と思ってみたりもする。

それにしても、昨年11月に茶券を購入し同行者に渡した段階で燃え尽きてた(?)私。
情けない

あれから師匠の死に接したショックで調子が狂ってしまったこともあるけれど
まだ、精神的には回復しきれていないようだ。

反省しつつ、5年前に同じ茶会に参会した時の記録を引っ張り出して読んだ。
ちなみに、前回は当blogをまだ開設しておらす、mixiに書いていた。
公開を「友人のみ」に限定していることもあり、これがまた詳しくて
(長いっ しかも、ぜんぶ携帯で打ち込んでいたようだ
自分で言うのもなんだけど、「5年前のワタシって、えらかったっ

茶会に対するモチベーションの高さが現在と雲泥の差っ
待ち合わせ時刻からして、1時間近く早いし
(まぁ、今回は同行者に配慮して、わざと早めには設定しなかったんだけど

何がスゴイって、席持ちのヒトと同じくらいに会場に到着し、荷物札の番号が「1」。
毘沙門堂の前では1時間待ってるけど、それは中が茶席の準備をしていたため
第1席めに入ってた。

ちなみに、前回も奥の2席は藪内流だった。
手前は翠庵(小間)が表千家でしかも薄茶席。(つまり全体でも濃茶席は1席のみだった)
そのため回転が早く、すんなり入れたようで、続いて沙那庵(裏千家の薄茶)に入った。
4席終わったところで、所要時間は待ち時間を含めて約4時間半。(←PM1:30くらい?)
それから点心席に行き、天気が良かったので月見台にてオープンカフェ状態で弁当をつつく。

そして、食後の一服とばかりに広間(明月軒、有楽流の薄茶席)に入った。
5席を余裕で“制覇”。

その後は展示室で琳派を堪能し、さらに「時間が余ったから」と日本橋高島屋へ。
中村翠嵐さんの交趾展を見て「5時前に解散」だって~

確かにそういう記憶はうっすらとあった。
(とくに中村翠嵐展まで行ったことは)
だけど、ここまで効率的に動いていたとは

茶席の道具についても、今ほど詳しくはないからそこは未熟だけど、
その当時なりに“よい楽しみ方”している。

やっぱ、茶会記(私の場合、他会記)を遺すって、大事だなぁ。

茶道の成長過程がよくわかる。

もっとも、記録を残すのも大事だけど、それを読み返すのも大事だなぁ。

mixiは公開範囲が限定できる反面、カテゴリーがないし、検索機能もないから、
そこが使い勝手が悪く、blogに変えた。

今は公開している分、細かく書けない不便さもある。
一長一短だけど、記録が大事なことは変わりない
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天目茶碗・考~茶会補記

2012年04月25日 00時00分39秒 | 茶会/茶事
朝イチで郵便局に行く用事があって、たまたま某老舗和菓子店の前を通りがかった。

「柏餅あります」
の文字に目が吸い寄せられる

お昼休みに食べようと味噌餡を1つだけ購入。
210円なり
ちなみに昼食は自家弁当。1回につき、だいたい200円前後のコスト。
つまり、昼食代ばりにデザートがかかってしまってる
美味しかった

桜が咲いて散って、柳の新緑に目を細める時期になっても、でもまだ寒い。
と言いつつ、いきなり夏日になってしまう不思議な天気。
柏餅は端午の節句が近いという便り。
確実に、時は流れていく。

和菓子屋のショーウィンドウに並んでいる上生菓子もすっかり5月のラインナップ。

そっか、朝9時に来たら、茶会ばりのが買えるのか
でも、294円は私のお昼ごはんよりお高いので買えないわ

そういえば、この前のお茶会ではこういう華やかな上生菓子は出てこなかったなぁ。
結局、薄茶席3席、濃茶席1席だったのだけど、薄茶席は正しく(?)お干菓子が出てきたし、
濃茶席は栗きんとん。暗かったので色の識別がしずらく白く見えたし、山芋の味のようにも感じたけど、
「中津川の栗きんとん」と仰っていた。
お花の型を押したシックな感じ。さすが武家茶道(藪内流)という感じで、シブかった。

今回は当日があまりにもボーーーーッとしていたせいか、後から感じたことがポツポツと出てくる。
なので、感想もポツポツと書いていくことにする。

濃茶席といえば、なんといっても天目茶碗。
あの瀬戸天目茶碗はよかったなぁ

大寄せの茶会で何がキライって、正客争いほど嫌なものはないので、
濃茶席もたまたま「1番」の札で、先に入って詰めていったら、その位置になってしまったとはいえ、
一応、全体を見回し年長者(といっても、ほとんど同世代?)にチラッとふって、あっさり収まった。
(内心、堂々とお点前さんの練る濃茶だし、茶碗もいいからラッキーと少しは思った)

まさか、台天目とは思わなかったけど
「濃茶=飲み回し」の頭が強すぎた

ふくろうさんのコメントを読んで、「そうだよなぁ。お菓子の数で察するべきだったよなぁ」と反省。
藪内流~も、そういえば先月(NHK)で見た。。。と席主さんと話していて、ふいに思い出した。
(茶券はそのはるか前から入手していたのに、まったく結びつけて備えてなかった

挙げ句の果てに「古いって、唐物ですかぁ」
どんだけニブいんねん 
とはいうものの、持ってみて頭がクリアになった。

そうだ
「私ってば、瀬戸天目に興味を持ってた」と思い出した。
3月始めに瀬戸へは行ったけど、それは青磁展を見に行くのが目的だったから
リアルに持ったキッカケは、その翌日に訪れた松本の展覧会だった。→こちら
城下町の武家屋敷や商人町から出土した瀬戸天目を見て、台天目が決して遠い点前ではないことを感じた。
そういうものので破損せずに大事にされてきたものの一つが、あの瀬戸天目だったワケで

以前、鈴木宗幹先生の講演会を思い出した。
「天目は厚みがあって重い。だから熱い濃茶の温かさが保持される」

聴いていて「?」と違和感を感じたことを、今も覚えている。
だって、社中の稽古で使う天目茶碗は薄くて、釜から熱湯を注ぐと熱くて持つのがつらかったから
丁寧に扱うのがお約束だから、しっかり持たないといけないんだけど、「あっ、ちっ、ちっ~

だから本当かな?とか思っていた。

それが本当だと実感できたのは、鎌田幸二さんの天目茶碗に触れた時。→こちら
同じ感触だったなぁ。
しかも、今回は濃茶を実際に飲めたわけで、すっごくラッキーだった
と改めて思う。

私自身はまた天目茶碗は持ってないけれど、買うとしても稽古用のは買いたくないナ。
ちゃんと重厚感ある“本物”を買いたい。

そのためにも、これからも200円前後の弁当を作り続けるノダっ
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お茶会in畠山記念館

2012年04月23日 00時00分09秒 | 茶会/茶事
パソコンの調子がっ、異常に悪い

懇意にさせていただいているお茶道具屋さんが主催するお茶会に行ってきた。
会場は畠山記念館。
このblogでもよく紹介する、畠山即翁さんの茶道具コレクションを所蔵・展示する施設。

敷地内には展示室のほかに幾つかの茶室があり、いずれも貸出施設となっている。→こちら
私自身は2回目の参会なんだけど、お茶会自体は少なくとも20年以上も前から毎年恒例の伝統のある会のようだ。
表千家、裏千家、有楽流が各1席、そして藪内流が濃茶席と薄茶席をかけていらっしゃる~。

と、前置きはよいとして
天気を心配しつつ、予定通りに葡萄を栽培してワインを造る梟がデザインされた訪問着を着て出かけた。

まず、奥から浄楽亭の薄茶席の第1席めに入る。→茶室
風炉で藪内流の武家点前(男性によるお点前)が珍しかった。
席中で一番よかったのは、お床のお花。
大きな牡丹籠に入った牡丹がすごく豪華で美しかった
薄茶をいただいたお茶碗も数茶碗じゃなくて、とてもお洒落な磁器碗。
洋物っぽい柄で見立てかな?と思いきや、ちゃんと日本の窯で茶碗として焼かれたもの。

さぁ、次は毘沙門堂の濃茶席だ
と思ったら、ココで丸々2席分の待ち行列

でも、柿の蔕茶碗『毘沙門堂』を得た時に、それを披露するための茶事のために建てた茶室なので、
どうしても、ココに入りたいっ
てことで、大人しく待った。
雨がぱらつき始め、同行者たちが「寒い」と言って震え始めた。
でも、私は寒いと感じなかった。(中に入りたいっという気持ちが強くて超越してた?)

1時間近く待って、やっと第5席の整理券をもらいみて、点心席へ。→新座席
三友居のお弁当を食べて、ちょっとお喋りをして30分後に戻ったら、ちょうど前の席が終わったところ。

番号順に席入りということで、私の持ってた券が「1番」だった。
流派違うしなぁ。濃茶席だから、正客になったら面倒だなぁと思っていたら、
やっぱ三畳台目の小間だし動きようがなくって、トコロテン式に正客ポディションに

あんまりペラペラ喋ってもだし、黙っていても感じが悪いしぃと気をつけながら席主さんと会話。
(幸いなことに末席から正客を無視して喋る方もいらっしゃらなくて、そこはヨカッタ

お席が始まって、さらにギクッ
お点前さんが運び出したのは台天目
しかも「箱がついていて、けっこう古いものです」

思考力が弱っていたので、「古い」と言われて、すぐ「唐物ですかぁ
我ながらアホな返しだったなぁ

つい美術館めぐりや先週のEテレ(日曜美術館)で「天目茶碗イコール曜変or禾目」の発想をしてしまって。
(そういうものが大寄せの茶会で出るハズがないんだけど)

実際に自分の目の前に出てきて、持ってみて「あぁ、瀬戸天目ね」と解る。
(そりゃそーだなぁ)

昨日紹介した『信長協奏曲』の3巻目にも信長が瀬戸を訪れるエピソードが出てくる。
唐物の天目を陶工に与え「これと似たものを造って」と言う。
瀬戸天目はこーして生まれた、、、、てなコトはない 史実ではない。
信長の時代よりずーーーーっと前に瀬戸天目は焼かれていたから。

でも、先月の初めに瀬戸を訪れて「瀬戸天目もいいなぁ」と興味を持っていたのでラッキー

飲み回すのかと思ったら、「お一人で飲みきってください」。
再度、飲みなおさせていただいた(恥ずかしい)

ごく最近? 縁が少し欠けてしまったとのこと。
ホントに。
でも、、、、「今から覆輪をつけるとか、漆で補修できるのでは~。また味が出ると思いますヨ」
ちょっと余計なコメントだったかしら???

お茶碗以外では敦盛草が珍しかったなぁ。
と思いつつ、次のお茶席へ。

自分の学ぶ流派だし、席持ちは10年来の友人(○○部時代の~)なので、ココだけは外せないっ
と、沙那庵へ。
ココは15分ばかり待って、すんなり入れた。
畠山さんの敷地の中では一番早くに建てられた茶室とか。
サイトを参照したら「般若苑を建築した際、即翁が現場を監督するための休憩所として」とある。
え? あ? 般若苑って、島津藩邸まるごとではなかったんだぁ。
即翁さんが建てさせた部分もあったんだぁ。(てか、敷地を所有されていたのねぇ)

お席は友人らしい華やかな席。
遮那王は牛若丸(源義経)。それと、光源氏の王朝絵巻を掛けた道具組み。
「侘びた席で王朝絵巻というのも、なんですけどネ」と華やかに微笑むのも、さすが。

主茶碗が藤の絵の~。
数年前、彼女が出会って購入を決意する瞬間に立ち会っていた。

打ち合わせがあって待ち合わせを某茶道具屋にしていて、遅れて私が到着したら、彼女がその茶碗を見つめていた。
その3ヶ月後に彼女が席主を務めた席に正客として座ったら、それが出てきて「やっぱり買ったのか」と。
だから、購入した理由も、その金額も知っている

今となっては、懐かしい思い出。
それから、橋の欄干を模した結界がとてもステキだった。

今回は3席止まりかなぁと思ったら、向かい側の明月軒に入れそう。広いし
丸々1席分待ったけど、ラストの回に入れた。
表千家の袋棚って、好きだなぁ。
柳桜園の薄茶美味しいなぁ。お茶碗が手造りっぽいなぁ。内側に印があるけど、漢字が判読できないワ
なんて、ポーッと思っていたら、席主さんが「それは弘入です」。

は? 一瞬、聞き間違えたのかと思った
だって、けっこー末席に近かったし。
聞き返したら、「十二代の」と仰る。
「じゃあ、100年くらい前のものですね」と言ったら、隣の人が「えっ」と驚いていた。

出てきたら、ちょうど3時半。
展示を見て、4時過ぎに帰ろうとしたら、ちょうどお道具の搬出中。

お席持ちの方々、行動もすばやしっ

雨を配慮して、搬入も1時間早かったそうで、お客様の出足も早かったようだ。

途中、雨がパラついて不安になったけれど、なんとか最後まで天気も保ってよかった
帰路にポツポツ降り出して、帰宅後は本降りになってたもんなぁ。

それにしても、一番のビックリは
このblogを読んで茶券を確保した読者さんがいらっしゃったコト。

茶券の写真は紹介したけど、場所や個人名、茶道具屋さんがわからないようにトリミングしてたのに。
ただ、1日分だけを読んでもわからないけれど、継続して読み続けていれば、確かにアタリはつく
写真も注意深く見れば、茶室名が読み取れ、それを検索エンジンにかければ会場も特定できる。

そ、そこまで深く読み込まれているのかぁ

すごすぎるっ

外で待ってる時も同行者たちが寒がっていたのに、そう感じなかったのは熱が出てたせい?
なんか、頭がフラフラするぅ
で、これからダウンします
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大炉の茶事

2012年04月10日 00時00分15秒 | 茶会/茶事
頭痛がしたので、茶事から帰って夜8時前に就寝
10時間も寝て朝になると、さすがに目覚めてしまう

後から思うと正午くらいに懐石いただきながら、日本酒をグビグビ飲んでいたんので
時間的に二日酔いになっていたかなぁ

さて、大炉の茶事。
昨年5月に続いて2回目の参会。(前回はこちら

なんとなんと直前に言われて「詰客」に
茶事の「詰客」は稽古では2度目。(先月のお招ばれ茶事でも詰客をさせていただけど
まだ、うやむらな面もある上に急だったからアタフタ~。

でも、先日の春の嵐の影響で露地に支障があって、外には出ず。
お客様も6名でお馴染みのメンバーなので、なんとかこなせた、かな
(もっとも、先生からはダメ出しをいっぱい頂戴した

blogを読み返してみると、前回は八畳間になっていた。
今回は六畳間でやったので、「あぁ、だから戸惑ったのか」と納得
ただでさえ普段使わない広さなのに、逆勝手ということもあって、座る位置が全然違う。

でも、大炉がよく見えたし、ちょうど先月の研究会で大炉も見たばかりだったので、よい復習になった。
(だからと言って、「やってみろ」と言われても、出来ないけれど

炭も大きいしね。
懐石の途中、細い火柱が広口釜の脇から時たまヒュッと上がるからビックリしたなぁ
(ちょっとだけ、一酸化炭素中毒にもなった、かも。夜になってからの頭痛の一因か?)

あとね、詰客だと懐石の時の強肴の取り回しの時は残った分の“さらえ”ができるので一杯食べられた
濃茶は吸いきらないとならないから、緊張した。(←下手なので

薄茶の時は2服を所望する場合やお湯を所望する場合、替茶碗の拝見がかかった時など“実習”。
懐紙で清めてからお正客さまに持って行くとかね。
頭ではなんとなーくわかっていても、咄嗟に出来ないことが多くて、情けない

それと、大炉の茶事は亭主や水屋の準備がとっても大変で時間がかかることも、今回よくわかった。

茶事の勉強会も毎月開かれている。
日曜日の日程を確保するのと経済的な問題で、私は正式メンバーは入らず、
上記の2つの条件がクリアした時だけ、お願いして臨時参会させていただいている。

今回は日程が確保できたので、思わず「参加させてください」とお願いしたけれど、
ココを茶事につかってしまうことによって自分自身の休養タイムを削ることになったし、
お小遣い的にも、かなり苦しくなってしまって

前日などは「背伸びし過ぎたかなぁ。身の程を知るべきだったかなー」と思った。
でも、参加してみると「勉強になったし、やっぱり無理してでも行ってよかった」と思えた。

あまり裕福ではない庶民が茶の湯を楽しむって、難しい。
これからも私はいっぱい悩んで、迷って、落ち込んで、、、の日々と付き合うのだろうなぁ。
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心に残る茶事デビュー

2012年03月09日 00時00分05秒 | 茶会/茶事
旅行があったので、更新しそびれたけど、
先週末の雛祭り茶会のあと、お茶事にお招ばれした。

既に暁庵さんが紹介されているので(→こちら)私なんかが書くのもおこがましい気もする

近々、京都に屋移りされる暁庵さんの送別~いや壮行茶事のお相伴。

ご亭主さんは暁庵さんの茶友で雛祭り茶会のメンバーだった方。
当初は別の日程を考えていらしたところを
暁庵さんが「雛祭り日がいい」との仰せにて、茶会から茶事に流れることに

きっと、雛祭り茶会の打ち上げも兼ねて~というお二人の御配慮だったのだろう

そう思って、ご亭主さまからお誘いをいただいた時、二つ返事でした

とはいうものの、「茶事教室」「お稽古茶事」以外では初めての“本番”茶事

しかも、ご亭主さんの御自宅だし。
どれくらい本式なのか、会費はどうするのか、事前にお伺いしてよいものなのか
正直かなり戸惑った。

迷った挙げ句、「当日の直前に暁庵さんに聞けばいっか」と思いつつ、
当日の前がかなり慌ただしかったため、お札準備を忘れたオバカちゃん

しかも、懐石いただくセットはに入れつつ、濡れ小茶巾忘れるし

雛祭り茶会と茶事が頭の中でごっちゃになってボケボケ状態

客の私ですら混乱しているのだから、
ご亭主さまは茶事の準備やら段取りで、ものすごーく大変だったと思う。

なのに、茶会から帰宅してほどなく迎え付け、席入り~
と、事前に茶会があったことがウソみたいに、スムーズに茶事が始まった。

これも、お正客の暁庵さんのゆったりした雰囲気ゆえか

荷造りしながら、茶会の準備されて、体調もキツかっただろうに
終われば、「お客の立場は楽だもの」と余裕。

日頃から主客それぞれのお立場にて茶事を楽しまれている方は違うなぁ
と、感動してしまった。

さて、お茶事。
お客様は私を含めて三名。
(↑雛祭り茶会スタッフは全部で4名だったのデス)
私はお詰を仰せつかった。

客三人のパターンも初めてだったし、面識あるとはいえ茶事は初めてなので、
席入りとか息が合うかなと心配したけど、概ねよし
詰客は稽古茶事でも経験あるし、懐石は日頃から稽古しているので、
あまり考えなくても、自然についていけた(と思う)
と思っているのは自分だけで、端から見ると危なっかしく見えたかも
「次は」と呟いてたりしたかも~

炭もお煮えよかったし、お料理と御飯が美味しくって
バクバク食べ、お酒もいただいて、スパークリングワインも呑んで

箸落としの時は酔っ払ってた

主菓子をいただいて、中立ち。
後入り。

お濃茶が美味しかったこと
丁寧にねっていいだき、本当によいお服加減。

続き薄にと、お薄いただく頃にはリラックスモード。
(最初からリラックスしてた)

「お茶事って、楽しいなぁ」と心底思った。

ご準備も、茶事の最中も一人でおもてなし下さったご亭主さまに感謝

御自宅で茶事をされるのはまだ二度めとか。
それで、これだけ行き届いた、暖かいおもてなしをされるのだから、さすが

まだ付き合いの浅い私なのにと、有り難く思った。

お心入れのお道具も一つ一つ集められたそうで、
正客の暁庵さんの門出を祝う心が伝わってくる。

とくに印象的だったのが、茶杓。
銘は「謝茶」。

懐石をいただきながら、暁庵さんとご亭主さまの茶道アプローチについて
じっくりお話しを伺った直後なだけに、
お二人の絆にまた感動した。

私もこの席に加えていただいたことに感謝しつつ、
これからもお付き合いさせていただきたいと願って、ご亭主さま宅を後にした。

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囲炉裏端茶会

2012年03月06日 00時00分15秒 | 茶会/茶事
名称的には「雛祭り茶会」

長屋門公園では去年に続いて2回目なんですけど、今年もすごかった


特に「つるし雛」が多くって、お運びしながら何度も額に当たってしまって


場所は江戸時代だっけ?の古民家。


公園の名称になっている長屋門も立派。


母屋の土間?に大きな囲炉裏があって、その一角に五徳を置いて点前座に。


茶室とは違うので、位置との調整はけっこー大事。


事前に去年のblogを読み返したら、「火が真上に上がってこなくて釜が温まらない」と書いてあった。
暁庵さんにそのことを申し上げたら、「あれは炭の問題だった」。
囲炉裏の炭を分けてもらったらダメだったらしくて、茶道用の炭にしたらOKだったとのこと。


円相棚も囲炉裏の向かい側から見るとステキ


お菓子も去年と同じお内裏様とお雛様。

30個用意されていて、だから茶券も30枚。
なんせ、一昨年秋に初めてやった時は2枚しか売れなかったねー
あまり“広報”もしてなかったから期待していなかったけれど、なんとなんとほぼ完売

そして、すばらしかったのは、、、お琴の生演奏とのコラボレーション。

人生初めて生ライブをバックにお点前しちゃったよー。
めっちゃ、気持ちのいいもんですワ


「お点前は“舞う”のよ」と日頃から灰形の先生に言われているけど、
本当に舞うように点前をさせていただいた。
お琴といっても、古典調の曲だけじゃなくて、シンセサイザーのアンプも使って、ポップな感じ。

ほんと、いい経験をさせていただいた。

☆雰囲気とかは3/4のブログでいただいた、ふくろうさんコメントで想像してください。

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謝茶!~茶会から茶事へ

2012年03月04日 00時00分43秒 | 茶会/茶事
前日の雨はすっかり上がり、晴天になった三月三日。
雛祭り茶会のお手伝い。
午前中は冷たかった風も午後は心地好く~。
blogを閲覧して下さってるお客様もいらしていただき~。
ありがとうございました。

でも、お楽しみは茶会後で~。

京都へ屋移りされる暁庵さまへの送別茶事が夕方から催されて、私もそのお相伴。

本当に、本当に、「謝茶」な一日だった。
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初釜は祝い膳だった

2012年02月01日 00時00分24秒 | 茶会/茶事
朝10時から正午過ぎまで、花月の足運びで歩いていたら、お腹が空いた。
でも、すぐ茶事だ。
と思ったけど、懐石まで保ちそうになかったので、
花月稽古が終わった直後に出された焙じ茶と一緒に薯蕷饅頭も食べた。

久しぶりのお稽古茶事。
しかも、次客だから比較的気楽だったし。
でも、外腰掛は超寒かった。
雲ひとつない青空だけど、風ビュービュー。
地面見たら、霜柱あるし。
露地の木々には葉っぱないし。(←掃除しなくて済んだ?)

そんな中で席入り。
床は仙叟の大きな「寿」の軸。
その前に蓬莱山荘り。(←2年前、必死に載ってる供物を覚えた)

お釜は鏡餅まんまの鏡釜。

ルンルン
食べるぞーっと思ってたら、、、ネ。

まず、「丸炉(がんろ)ですので~」(by亭主役)
へ? つまり、それは炭手前はナシということで。

「それでは祝膳をお持ちいたします」

出てきたのは、朱塗りの半月盆に煮物椀と向付。
盃台が出てきて、まず一献。
向付をいただいていたら、強肴が2皿。
でも、お正客役の方はすぐに取り回さない。
ちょっと間をおいて、1皿めが回ってきた。
と、八寸が出てきて。
煮物椀の裏は蒔絵ではなかったので、そちらを使い、また一献。
2皿めの強肴が取り回されて、それで終わり。

湯斗なし。

全員がいただいたところで、器を清めて、お膳を引いていただいて、
足つきのお皿に盛られた花びら餅が出されて、いただいて、中立ち。

後座は濃茶のみ。

挨拶して、退出。

2時間ほどで終わってしまった。

お正月は何かと忙しいからね、祝膳でサクッとやる茶事もあるようで

2年前はフツーに、いや食べきれないぐらいに本懐石が出てきたと思う。

そーゆー茶事もあるんだぁと感心しつつ、ホンネは「もっと食べたかった

そういえば、花びら餅の盛り方を見て「ん?」と思ったので、
退出後に寄付へ戻った際に、両隣に向きについて聞いたら、
どちらも云うことが間逆

「先生に質問しましょう」ということになって、伺った。

フムフム。
なるほど

半分は聞いたことがある話で、半分は初めて聞く内容だった。
(あと登場人物の勘違いもあった)

まぁ、結果は「どちらもあり」

ただ、これはblogに書くことではないので、内容はナイショ

例年はお年賀として、薯蕷饅頭を6つお土産としていただくのだけど、
今年は練りきりだった。
松竹梅と寿。

茶道用に甘さ控えめだそうで
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銀座でぇ~宗箇流の茶席にぃ~出遭ったぁ!けど。。。

2012年01月15日 00時00分09秒 | 茶会/茶事
松屋銀座の『上田宗箇ー生誕450年記念ー武将茶人の世界展』の会期もあとわずか。(1月16日<火>まで)

既に初日(昨年12.30)の夕方に訪れてじっくり鑑賞したので、(→こちら
再訪はもういいかなぁ思っていた。(休日の昼間は混みそうだし
が、北海道在住の茶人さんで私に風炉灰をプレゼントしてくれた方から添釜情報がっ

じゃあ、せっかくだから行ってみようかなと重い腰を上げた次第。
前にも書いたけど、自腹を切って前売り券を購入した後に招待券をもらった。
なので、年末に訪れた時は前売り券の方を使った。
で、今回は招待券の方。

展覧会場の中に茶席があるのかと思いきや、外だった。
会場に到着して、まず茶券を購入。
1席につき12名くらい? それを30分サイクルで回していた。
「次の次くらいが取れたらいいかなぁ~」のつもりでいたら、直近の分もあった。
しかし、敢えてその次の回の茶券にした。

「これから展覧会を御覧になるのなら1時間くらいかかりますよー」と言われたけれど、
「2度目だから、大丈夫デス

実際、前回かなりゆっくりじっくり見て、図録も買ってめくり、blogを書くために頭も整理したので、自己完結。
もう一度見直したいのは、茶碗『さても』と家元の点前ビデオくらいなもの
それに会場内は混んでいて、「嫁入り前にお茶を習ったの~」と言いつつ知ったかぶりしてる奥様会話がそこここで
とても鑑賞に浸れる状況ではなかった。
というわけで、サクッと流して、点前ビデオを頭から通しで見て『さても』を見たら、ちょうどいい時間になった。

千円也という高額なせいか、はたまた12:30という時間帯ゆえか、茶席の人気は今ひとつ。2席空白のままスタート。
(玉簾のようなカーテンごしに見える茶席はなかなかいい雰囲気なのに)

立礼卓は宗箇流の紋が入っているので流派お好みと思われるが、遠州流のとよく似ているような気がする。
炉と風炉の立礼点前、男性による点前と女性による点前と趣きが異なる宗箇流の点前を2回も見学できて面白かった。
お菓子は竿物で銘は『岸』。柚子餡の香りが上品だった。

ただ、点前座で点てられたお茶を押し頂いた半東さんが向かった先はなぜか末席。
点前が始まる前に茶席のスタッフが末席の人に正客の依頼みたいなことをしていたけれど
そこからして、違うような

点前座から一番近いけど、そんな出入り口に近い席が“正客”席って
床の間を設えているなら、そこに一番近い席が“正客”席なのでは~

流派が違うとか、そーゆー問題以前の話だよなぁ

つまりね、上の写真だと通路に近い一番手前が“正客”になっているワケ。
奥の床の間の左横にも席はあるのに。

床の間に対してお点前さんが背中を向けてしまうけど、それは下座床で「アリ」な配置。
それがイヤだったら、立礼卓の向きを90度方向転換すればいいだけのこと。
それで人の動線が阻害されることはなさそうだけど

と、そういうことばかり考えてしまって、あまりいい印象派は残らなかった。
大きい流派だったら、いろんな人がいるから“個人”単位で見られる。
(「そーゆーヒトいるのねぇ」的な?)
マイノリティだと“個人”が“流派のイメージ”に感じられるようなインパクトがある。
特に一般人が混じる茶席においては。
そういったことも考えて、慎重にプランニングした方がいいのになぁ
と、残念に思った。

以上、心の中で呟いたこと。
こういうことが気になってしまうというのは、あんまりいいことじゃないけどねぇ。
(オバハンになったなぁ、ワタシも)

茶道文化検定なら2級レベルに出題される問題だけど。
やっぱ、こういう常識を身につけるには検定の存在もあった方がいいのかなぁ

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