越中八尾にて。
禅寺坂を登りきって振り返ったら、富山の街が遠くに見えた。
いよいよ台地上の旧市街に入る。
今年のポスター。
編み笠が~。
とりあえずメインストリートを歩いて、曳山展示館(観光会館)をめざした。
スマホ決済を使って500円を支払い中へ。
5月の曳山祭りも大きな催しとのこと。でも、今は気分じゃない。
どうしよう。ここで何時間も時間は潰せない。
天気予報アプリから10分後に雨が降り出すとプッシュ通知。
慌てて会館を出て、来た道を急ぎ足で戻り、行きがけにチェックしていた上新町の喫茶店に飛び込む。
間一髪、入店直後にざー--っと雨が降り出した。ギリギリセーフ。
(いつ雨が降ってもいいようにリュックはビニール風呂敷で包んでいたけど濡れずに済んだのはよかった)
食欲いまいちでケーキセットをオーダー。
昭和な喫茶店。普段は常連相手にゆるゆるとやっていたそうな感じ。
この日は風の盆を見に来るコアな常連さんが先客としていた。
また、ホスト側も助っ人にご近所の女性が入っていて、彼らの会話が興味深かった。
というのもお店の女性2人とも元踊り子さん。
会話の中に「現役の頃は徹夜で踊って化粧も落ちまくって酷い顔になっていて、夜が明けて牛乳配達の人に遭遇して我に返り~」といった当時のエピソードが入っていて。
なるほどなぁ~と聞き耳を立てていた。
そういう話を聞きながら、いつもなら早朝にやるルーティン作業をこの時間帯に済ませた。
途中、雷の音も聞こえるぐらいに雨脚は激しさを増し、やはり早めに八尾入りしておいてよかったと思った。
そうして40分ほど過ごした。
雨宿りの客も含めて店内は満席になり、さらに観光客も旧町入りし始めたのか、お店をのぞくようになり~
そろそろ入れ替えで出た方がよさそうだとお会計。
レインコートこそなかったものの、そこそこ雨仕様な服装だったので街歩きも楽しめた。
『月影ベイベ』で一番よく登場した諏訪町通り。
日本の道百選にも選ばれている。
紅白の幕を張った町家。
城ケ山公園に続く長い階段も登ってみた。
諏訪町公民館。9年前はこの中で踊りを見物したなぁ。
専能寺の境内。
お店か一般のおうちか? 謎の建物。
基本的に1軒1軒が風情を保っているから通りの景観が保たれる。
諏訪町をすぎて東新町エリアへ。
ぼんぼりに唄の節が~。
突き当りまで行ってから振り返る。
激しくはないものの、雨は相変わらず降り続いていた。
エンナカ(雪流しの溝)にも蓋がしてあって。
景観保全と観光しやすさと両立するためにいろいろと工夫しているのねぇ。
まだ2時前。あと5時間近く。
さぁ、これからどうする?
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