9月半ばなのに猛暑日って。
先週、2週続く三連休の最初の方の初日、汗かきかき横浜の神奈川県立金沢文庫へ。
特別展『茶の湯以前―中世鎌倉の「茶」―』
何年かに1度、ここでは中世の茶を紹介する展覧会がかかる。
私が知る限りでも、2005年の『金沢貞顕』展、2010年の『武家の都 鎌倉の茶』がかかった。
他にも神奈川県立博物館や京都の茶道資料館でも同じテーマの展覧会がかかったことがあって鑑賞した。
まぁ、過去に見たことあるんだろうと思いつつ、改めて鑑賞。
やはり、金沢貞顕の文書が多い。
ご本人の趣向という面もあっただろうけど、儀式や上司である将軍のために調達するといった理由もあったようで。
天目茶碗の破片。
ふだん鑑賞するのは圧倒的に完全な形なので、破片をみることによって陶器の厚みを確認できたのもよかった。
昔、流派の研究会で「釜から注ぐお湯は熱いので、茶碗を温める際は手が熱いだろうけど、本来の天目茶碗は厚いから熱くて回しにくいことはない」と聞いた。
稽古に使う天目茶碗(=稽古用)はどう見ても薄いので、熱伝導率が高くて両手で持って温める際に手が暑くてヤケドしそうになったけど、
確かに、これくらい厚みがあればそういうことはなさそうだ。
とか、考えた。
で、また勉強し直したくなって、図録を購入。
過去に買った2冊、それに2008年に茶道資料館の展覧会で買った図録と合わせて復習したいなぁ。
(帰宅してから図録の山から“発掘”した)
そんなことを思いながら、称名寺側に出てさらに東へ歩く。
以前も訪れたことがあるカフェ金澤園へ。
季節のタルトセットをいただく。
お部屋の造りがすばらしい。
まだ人もいなくて、まったり堪能~ 休日気分を満喫した。
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