「茶の湯の歴史」 (角川選書)神津朝夫著角川学芸出版 2009年11月刊このアイテムの詳細を見る |
茶道文化検定の試験が終わり、久しぶりに自由な読書しようと立ち寄った書店で発見。
公式テキストと内容的に重なるが、切り口が違うというか、文章が読みやすい。
テキストには書いてないことも解説されていて、
それが検定試験の問題として出題されていたり。
また、通説だと思っていたことが幾つも翻る解釈にもビックリ。
例えば、茶の実の将来説。
書院の茶~将軍家成立説の否定。
「利休の師匠は結局だれか」の意外な解釈。
そして、利休の茶の作法はその後、どういう道筋で現在に伝わっているかの解説。
(けっこー意外)
公式テキストと読み比べながら再読したら、とても勉強になった。
検定を受けたヒト、今年受けようと思っているヒトには超オススメの1冊。
最初はえっ~何々!勉強したことはどうなる!?
って感じでしたが、読み進めていくうちにどんどんおもしろくなってきました。美術館などといっしょで勉強したことがでてくると、頭にはいるしたのしいです。
コメント返しが遅くなって、ごめんなさい。
年末に「こういう本があるよ。お正月に読んだら」とお茶関係の知人にも薦めてみました。
この前、会ったら「面白かったよ」と。
ススめた本が好評だとウレシイものですね。