Akatsuki庵

日々と向き合って

古河と永井路子さん

2023年12月18日 22時35分19秒 | 書籍

佐倉の歴博で陰陽師展を観るのに青春18きっぷを利用した。
もう少し歴博で時間を過ごしていたら、懐かしい人に遭えたのだろうけど、
そんなことになるとは露知らず(?)「歴博までの往復だったら、もったいない」と午後は次の場所へ。

千葉県から隣の茨城県に移動するだけなのに、ルートがなく~
都内に戻って(東京駅で乗り換えれば済むところを錦糸町→秋葉原→上野で乗り継ぎ)
総武線から宇都宮線(東北本線)に乗って、埼玉県を経て古河へ。

駅へ降りて西へ歩き出した。
古河で下りるのは2度目。13年前=2010年秋にフォルムカードを買いに途中下車した。
その時は東側に出て郵便局に向かったので、今回とは反対側。
東西で随分と雰囲気が違うんだなぁと思った。

 日光街道に面する城下町ということで、物流で賑わったんだろうなぁ。

そうして到着したのは永井路子さん旧宅。こちら

 

今年、97歳で逝った歴史小説や歴史にまつわるエッセイを多く書かれた作家の永井路子さん。
大河ドラマ『草燃える』の原作『北条政子』『炎環』を読んだなぁ。
あと、お市の方を描いた『流星』、お江の方を描いた『乱文』。
たぶん、唯一の現代小説『茜さす』、仏教系の大学で聴講生になって勉強して書いた『氷輪』。
エッセイ『歴史を騒がせた女たち』。

どれも懐かしい。

 旧宅のお庭も眺めながら、作品を読みふけったことを思い出した。

古河文学館(こちら)にも行った。

 

年譜を眺めていたら、自分が永井作品から遠ざかった『氷輪』以降も多数の作品が発表されていたに気づく。
上京してから歴史小説を読む時間がなくなったからねぇ。
あ、でも大河ドラマ『毛利元就』の原作となった『山霧』は図書館で借りて読んだ。でも、内容忘れちゃったなぁ。

藤原道長が出てくる『この世をば』。
毎日新聞の朝刊小説だったことは何故か覚えている。
何かで古新聞を使った時に目にしたような。
へぇ~、読みたいなと思いつつ、すっかり忘れていた。
そのまま紙の本は文庫本も含めて品切再販になっちゃったんだねぇ。

来年の大河ドラマが紫式部を主人公にした作品ということで、朝日文庫から出た。
(最近、永井作品から朝日新書や文庫でちょいちょい出ている。版権買い取ったのカナ)

 

 

おかげさまで今、暇がある時限定で読書中~。


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