以前から、「宿坊に泊まってみたいな」とは思っていたけれど、実際に泊まるのは初めてだ。
そもそも今回の高野山旅行も信心深さとは無縁で単純に「宿坊に泊まりたいよね」という発想から。
一昨年の熊野旅行の際に「宿坊にも泊まりたい」と相棒さんがリクエストした際に
「熊野には宿坊はない。神社だから。宿坊があるのは寺院。だから、高野山」と回答したことがあり、
以来、ずっと消化不良のように心に引っかかっていたので。
というわけで、ややリベンジ?の宿坊。
高野山には約50軒の宿坊があり、そのほとんど?が宿泊可能。
予約は意外にも旅行サイト(楽天トラベルやじゃらん)でできる。
セレクトと予約は相棒さんにお任せ。で、持明院に泊まることになった。
で、奥の院に近いのとお市の方の肖像画を所蔵しているということで、「女性にやさしいかも」
という理由で選んだらしい。
お風呂も広く、お手洗いも清潔でいい感じ。
お部屋も旅館みたい。
(さすが全国から参拝者を受けている実績がある感じ)
チェックインしたのは夕食の配膳が始まる時間だったけど、身体が冷えていたから、先に入浴。
部屋に戻る際に「お願いします」と声をかけた。
宿泊客が少なく、ちょうど他が配膳し終わったぐらいでタイミングもよかったようで。
(お風呂も私たちだけだったし)
で、お待ちかねの夕食~
精進料理!
メインは天ぷらとお鍋。
二の膳は炊き合わせに高野道具と山菜。
田楽も美味しそう。
お酒も般若湯ということでオーダーできたけど、パス。
晩酌しなくても十分に美味しくいただけた。
食後はTVを視たり、相棒さんも再度お風呂に入りに行ってた。
夜行バスで早起きしたので、この晩はわりと早寝。
翌朝は6時すぎに起床。身支度と荷造りを済ませ、6:50にまだ暗い中を本堂へ。
朝のお務め。一応、自由参加ということになっているけど、お務めの間に布団の片づけと朝食の配膳をしていただくため、
「部屋には居づらそう~」と前夜の説明を聞いて思ったので、お務め参加はなかば必須ダ。
屋内とはいえ、コートにマフラー。温度計はマイナス4℃!
ストーブの横を陣取った。後から3人の子連れファミリーが入ってきたけど、場所は死守。(大人げないけど)
読経と説教を聴き、約30分後にお開きとなった。
本堂から出ると、外はもうすっかり明るくなっていた。
ちなみに雪は年末に降ったもの。
戻ったら、朝食。
シンプルで美味しい。
精進料理だから夕食・朝食ともに動物性たんぱく質はなかったけど、満腹。
「身体にいいものを食べたなぁ」という満足感。
朝食済ませたら、歯磨きを済ませ、チェックアウト。
下駄箱からブーツを出したら、昨日の雪がまだ凍りついていた。
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