毎週のように目を通している某週刊紙(「誌」じゃなくて「紙」なのがミソ)に愉しみにしているコラムがある。
元新聞記者の女性が日常を綴ったあれこれで、これがとても興味深い。
ここ2ヶ月は彼女が約30年前に関西で購入したマンションを売りに出した顛末が書かれている。
老後生活の砦として一大決心をして買ったものの、転勤やなんかで住まない期間も長かったようで、かと言って賃貸に出すのはリスクもあるからと空き家状態のまま、ローンと維持費を払っていたのだとか。
しかも、いざと売るとなってもコロナ禍の影響もあったのか、待てど暮らせど買い手がなかなか現れない~。
売値は購入価格の5分の1なのに~。
かくて、売り出してから半年後にやっと買い手が見つかり、当初の販売価格からさらに100万円値引きして、結局6分の1で売れましたとさ。
というお話。
これを約2ヶ月くらい、「え? 次は? 売れるのかしら」と他人事ながらドキドキして毎週読んでいたというワケ。
そして、素朴な疑問が。
「このマンションって、いくらで購入していくらで売ったのかしら」
値引き金額をヒントに連立方程式を立てて計算してみた。(面倒だから「万」は端折った)
5x=y
(x-100)×6=y
そもそも連立方程式なんて日常生活で使うことが久しくなかったから、最初は式の立て方からして「?」
次に計算方法が「あれ?」と戸惑った。高校時代は数学はわりと好きで得意科目でもあったんだけどねぇ。
やっているうちに勘が戻ってきて、なんとか解答できた。
彼女はローンを組んで3,000万円のマンションを購入したものの、結局は500万円で売り払う羽目になった。
(当初は600万円で売りに出してみたものの、買い手が見つからず100万円値下げして、やっと売れた)
という経緯だったのである。
約30年前ということは1990年代前半かぁ。バブルが弾けたあたりかぁ。
マンションは値崩れし始めていたと思うけど、まだまだ高かったのねぇ。
彼女が記者時代に書いた記事も検索できて、たまたま読めた。
「予算3,000万円で探して」というくだりも出てきたので、裏取りもバッチリ。
しかし、ローンを組んだということは利息にもお金を払っているから実際に支払った倍近い金額になるのだろうなぁ。
そして、固定資産税や維持費、空き家にしていた時は別の場所で住まいを借りていただろうし。
住居費だけでどれくらいかかったのだろう。
その代償が500万円。税金分差し引いたら450万円?
たしか、この当時は「家賃払い続けるよりも購入した方がオトク!」なんていう話もまことしやかに語られたなぁ。
私も上京したばかりの頃は「いっそ、ローンを組んで買おうか」と迷ったことあったワ。
結局、やらなかったのだけど。
損をしたのかしなかったのか、それで老後はどうなっていくのか。
自分の収支明細を眺めながら、ちょっと考えたくなった。
その為 皆さんどうされているのかと検索し
こちらに時々お邪魔しておりました
この方の記事は私も最近読みはじめまして…
実際どうやってお暮しなのか
密着してみたい 笑 と思っております
はじめまして。
今週号にはこのblogに書いたことがまんま続きとして書かれてましたね。
ローンの金利、固定資産税(毎月!)、修繕積立金etc. 不動産って、おそろしい~