『お茶のある暮らし』 (平凡社ライブラリー) | |
谷本陽蔵 | |
平凡社 2012年6月刊 |
新刊で買ったけど、もとは1993年に出た本の文庫化だそうだ。
20年近く経っているので、少しは加筆されているみたい
それにしても250ページであまり部厚くもないのに1,300円とお高い文庫
内容は茶道に限らず、日本茶全般から中国茶、紅茶の話まで。
日本の茶道は精神修養だったり礼節的なテイストが入っているけど、
中国茶や紅茶はシンプルに喫茶を楽しむ遊びの要素が強い。
また、ビタミンCが多く含まれるといった食品としての健康性にも言及していた。
そこは著者が堺の老舗茶舗の店主ということもある。
あと、「日本茶を贈る」には日本じゃ香典返しのような冠婚葬祭の「葬」の印象が強いけど、
結婚式の引き出物にもいいそうな。
嫁いだばかりの新婦が親族に日本茶を淹れて配る風習が残る地方もあるそのだそうだ。
やはり、日本茶は日本の暮らしに根付いているんだなぁ。
確かに日常的に日本茶も飲むもんね。
あまり難しいことを考えずに純粋にお茶のよさを考えられる一冊。
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