本との出会いは題名や書評から「内容が面白そう。or面白いかも」と思って、本を手にする。
これって、フツーの感情。
あるいは人に奨められて~とか、贈られて~とかといったことも。
視覚的に、というか装丁などビジュアルに魅かれて読みたいと思ったことは、、、
ほぼ皆無、だったかと。
ましてや、帯に魅かれて「読んでみよう」と思ったのは初めて。
「本の帯」といえば、表紙の下部に巻かれる「腰巻」と呼ばれるものが一般的なんだけど、
表紙全体をすっぽり巻いてしまう「カバー帯」というものあるということを最近知った。
(私が認識したのは文庫本。ハードカバーでフル帯があるかはどうかは不明)
いわばカバーが二重巻きされている状態で手に取って、思わず「へぇ~」と感心してしまった。
その本が↓
腰巻バージョンと何もついてないバージョンと並べてみた。
同作家さんの他の文庫本と並べても目立つ。
今回のリボンつきの帯はクリスマスプレゼントバージョンなんだって。
先日訪れた某書店ではタワーになっていた。
今年休刊された週刊朝日で数年前に連載されていた頃からタイトルだけは知っていたけど、
読んだことがなく、単行本化されてこともは知らなかった。
ハードカバーでもそこそこ売れたらしいか、今年になって文庫化されたら好調で。
朝日文庫って、書店でも新潮文庫や文春文庫の押されて片隅で地味~に並んでいるのに、
この『傲慢と善良』は何故か全面の突き出しスペースに平積みされていることが多い。
「は~。売れてるんだぁ」とぼんやり認識していた。
11月上旬くらいからXmasプレゼント用の帯が掛かり始めて。初めて「読んでみようかな」。
というより、「この本をプレゼントしたいっ」と思った。
他人様に贈る以上、自分も読んで「贈りたい」と思う必要がある。
で、丸善で1冊購入。
1日待って、「読割50」で電子版を購入して自分はそっちで読んだ。
これは、贈る相手を考えないとなー。
幸い、この内容と同世代の友人がいるので、「よし、あの子に贈ろう」。
肝心の内容は、、、
読んでいる時は面白かったし、読み応えがあった。
これは30代の独身女性に奨めたい。
(口では出来ないアドバイスができそう)
ただ、読了してから数日経ってみると、「うーむ。微妙~」
ツッコミどころが満載?
まぁ、部分部分、要所要所で「なるほど」と思ったり、「的を得てるな」と感心したりすることはあった。
確かに20~30代から指示される理由がわかる。
ちなみに、映画化決定したそうで、クリスマスが終わったら帯が映画化バージョンに代わるらしい。
お色直しして、めざせミリオンセラー!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます