今、本屋へ行けば歴史コーナーは坂本龍馬一色です。もちろんNHK大河ドラマ「龍馬伝」の影響(お陰)です。昨年の今頃は直江兼続一色でしたので、3月に出版された拙著は兼続さんに埋もれている感じがしたものです。
龍馬伝は楽しみに見ています。何と言っても福山雅治演じる坂本龍馬が爽やかな好青年。本当に気持ちがよいです。
★ 福山雅治さんと私との勝手な因縁 ← 冗談です!
その正反対の人物として強烈な個性を発揮しているのが岩崎弥太郎。これほど爽やかでなく、これほど好青年ではない人物も珍しいのではないかと思う描き方です。
もちろん、脚本家の設定によるキャラクターであり、本人が本当にこのようなキャラクターだったかどうかは別です。
★ Wikipediaの[坂本龍馬」記事
★ Wikipediaの「岩崎弥太郎」記事
でも、テレビを見ている視聴者はおそらく誰もが岩崎弥太郎はこういう人物だったと思ってしまっているのではないでしょうか。演じている香川照之さんの名演技もそう思わせるに十分なものがあります。
私も「面白い」と思って見ていましたが、これはひょっとして抗議が来るかもしれないと思いました。というのも岩崎弥太郎は三菱財閥の創始者であり、今でも三菱グループの社員にとっては尊敬すべき創始者なのですから。
なぜ、私がこう思ったかというと、実は私も祖父の代から三代続く三菱マンなのです。ですから、ピンと来たのだと思います。(とはいえ、色眼鏡で見ないでください。私は教条主義者ではなくバランス人間ですので)
先々週でしょうか、通勤時のJR湘南新宿ラインの車内広告で週刊誌の見出しを見ていたら、「三菱幹部がNHKに抗議」といったような見出しを見ました。「やはり!」ですね。
史実と小説(作家の表現したい擬史実)との微妙な関係をあらためて感じました。大河ドラマや歴史小説に感動したときに気をつけなければならないのは、いかに感動しようとも、それは擬史実であり、史実ではないという一歩引いたというか、ふところの深いというか、そういった見方をしていただきたいということです。
私も小説『信長の棺』は面白くてのめり込みました。でも、これは擬史実というよりも、むしろ偽史実というべきものです。私は偽史実と受け止めましたが、この本の影響で信長は本能寺の地下道で秀吉によって蒸し焼きにされたと思ってしまった人が結構いるようです。
大河ドラマ「龍馬伝」ではこれから龍馬がスクスクと成長していく様が描かれるわけで、それはそれで楽しみですが、あの「悪青年」の岩崎弥太郎がどのように成長していくのかは、それ以上に楽しみです。そう思わせているNHKさんの作戦はともかく大成功ではないでしょうか。
さて、私が展開する本能寺の変の真実に関連させて「龍馬伝」を見てみましょう。徳川家康が長宗我部氏を改易(追放)して山内氏(山内一豊)を土佐に送り込んだことが、明治維新まで上士・下士の厳しい身分制を残しました。幕末でのその様子がよく描かれていました。この「重さ」は是非ご理解いただきたいと思います。そのことが現代の土佐(高知県)の方々の気風にも強い影響を与えているのです。
★ 高知県の気風 私と長宗我部元親との思わぬ因縁
そして、もっとも関心の高い点だと思いますが、「龍馬は光秀の子孫か?」という疑問です。これは一般的には「眉唾物」とか「歴史ロマン」としてしか見られていないと思いますが、私はかなり確度が高いとみています。
★ 坂本龍馬と明智光秀
歴史の流れを総合的に見ていくことと埋もれた史料から未知の史実が明らかになっていくことにより、これまでの歴史の常識が覆っていくと期待しています。
★ 長宗我部元親と明智光秀の関係を暴く
★ 本能寺の変は三面記事?!
そんなことを考えさせる龍馬伝に期待します。とはいえ、あくまで擬史実として。
★ 長宗我部ファンクラブ ← 長宗我部元親の大河ドラマ化に挑戦しています!!
【お知らせ】
本ブログは『本能寺の変 四二七年目の真実』著者のブログです。通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。
★ このブログの説明のページ
★ このブログの目次(サイトマップ)
★ 坂本龍馬と岩崎弥太郎(続き)
★ 坂本龍馬先祖の脱出ルート捜査
★ 岩崎弥太郎のDNAと三菱
★ 武市半平太・明智光秀子孫説を斬る!
★ 怨恨説を斬る!
★ 野望説を斬る!
★ 本能寺の変は三面記事?!
★ 通説の創作者は秀吉!
★ ノイローゼ説を斬る!
★ 発作的犯行説を斬る!
★ 朝廷黒幕説を斬る!
★ 朝廷黒幕説を斬る!(続き)
★ 足利将軍黒幕説を斬る!
★ 足利将軍黒幕説を斬る!(続き)
★ イエズス会陰謀説を斬る!
★ イエズス会陰謀説を斬る!(続き)
★ イエズス会陰謀説を斬る!(続きの続き)
★ 日光東照宮桔梗紋説を斬る!
★ 「敵は本能寺にあり」を斬る!
★ 「是非に及ばず」を斬る!
★ 安土城放火・織田信雄の冤罪を晴らす!
★ 安土城放火・織田信雄の冤罪を晴らす!(続き)
龍馬伝は楽しみに見ています。何と言っても福山雅治演じる坂本龍馬が爽やかな好青年。本当に気持ちがよいです。
★ 福山雅治さんと私との勝手な因縁 ← 冗談です!
その正反対の人物として強烈な個性を発揮しているのが岩崎弥太郎。これほど爽やかでなく、これほど好青年ではない人物も珍しいのではないかと思う描き方です。
もちろん、脚本家の設定によるキャラクターであり、本人が本当にこのようなキャラクターだったかどうかは別です。
★ Wikipediaの[坂本龍馬」記事
★ Wikipediaの「岩崎弥太郎」記事
でも、テレビを見ている視聴者はおそらく誰もが岩崎弥太郎はこういう人物だったと思ってしまっているのではないでしょうか。演じている香川照之さんの名演技もそう思わせるに十分なものがあります。
私も「面白い」と思って見ていましたが、これはひょっとして抗議が来るかもしれないと思いました。というのも岩崎弥太郎は三菱財閥の創始者であり、今でも三菱グループの社員にとっては尊敬すべき創始者なのですから。
なぜ、私がこう思ったかというと、実は私も祖父の代から三代続く三菱マンなのです。ですから、ピンと来たのだと思います。(とはいえ、色眼鏡で見ないでください。私は教条主義者ではなくバランス人間ですので)
先々週でしょうか、通勤時のJR湘南新宿ラインの車内広告で週刊誌の見出しを見ていたら、「三菱幹部がNHKに抗議」といったような見出しを見ました。「やはり!」ですね。
史実と小説(作家の表現したい擬史実)との微妙な関係をあらためて感じました。大河ドラマや歴史小説に感動したときに気をつけなければならないのは、いかに感動しようとも、それは擬史実であり、史実ではないという一歩引いたというか、ふところの深いというか、そういった見方をしていただきたいということです。
私も小説『信長の棺』は面白くてのめり込みました。でも、これは擬史実というよりも、むしろ偽史実というべきものです。私は偽史実と受け止めましたが、この本の影響で信長は本能寺の地下道で秀吉によって蒸し焼きにされたと思ってしまった人が結構いるようです。
大河ドラマ「龍馬伝」ではこれから龍馬がスクスクと成長していく様が描かれるわけで、それはそれで楽しみですが、あの「悪青年」の岩崎弥太郎がどのように成長していくのかは、それ以上に楽しみです。そう思わせているNHKさんの作戦はともかく大成功ではないでしょうか。
さて、私が展開する本能寺の変の真実に関連させて「龍馬伝」を見てみましょう。徳川家康が長宗我部氏を改易(追放)して山内氏(山内一豊)を土佐に送り込んだことが、明治維新まで上士・下士の厳しい身分制を残しました。幕末でのその様子がよく描かれていました。この「重さ」は是非ご理解いただきたいと思います。そのことが現代の土佐(高知県)の方々の気風にも強い影響を与えているのです。
★ 高知県の気風 私と長宗我部元親との思わぬ因縁
そして、もっとも関心の高い点だと思いますが、「龍馬は光秀の子孫か?」という疑問です。これは一般的には「眉唾物」とか「歴史ロマン」としてしか見られていないと思いますが、私はかなり確度が高いとみています。
★ 坂本龍馬と明智光秀
歴史の流れを総合的に見ていくことと埋もれた史料から未知の史実が明らかになっていくことにより、これまでの歴史の常識が覆っていくと期待しています。
★ 長宗我部元親と明智光秀の関係を暴く
★ 本能寺の変は三面記事?!
そんなことを考えさせる龍馬伝に期待します。とはいえ、あくまで擬史実として。
★ 長宗我部ファンクラブ ← 長宗我部元親の大河ドラマ化に挑戦しています!!
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★ 坂本龍馬先祖の脱出ルート捜査
★ 岩崎弥太郎のDNAと三菱
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★ 「敵は本能寺にあり」を斬る!
★ 「是非に及ばず」を斬る!
★ 安土城放火・織田信雄の冤罪を晴らす!
★ 安土城放火・織田信雄の冤罪を晴らす!(続き)
http://wwr2.ucom.ne.jp/hetoyc15/keijiban/iwasaki1.htm
甲斐の岩崎の名は信長との戦いの中でいったん消えています。
信長への意趣返しで、もし本能寺の変に我が家の祖先が参加しており、しかもその後祖谷という平家の落人の村ににげのびたという仮説を立てると、長宗我部氏の本能寺の変にたいする立場が分かりやすいということに気づきました。
我が家の先祖は祖谷から黒田忠之に仕え、弥太郎の先祖は祖谷から美馬、安芸と移ったようです
ちなみに、我が家の家族はほとんど土佐や三菱と関係をもっていることにも驚いています