福田千鶴著『春日局』ミネルヴァ書房・2017年1月
これまで春日局についての研究本は俗説の類に近いものしかありませんでしたが、待望の本格的な春日局研究本が出版されました。多くの史料の原文と現代語訳が掲載されています。すべての分析結果を鵜呑みにはできませんが、春日局研究を大きく一歩進めた書であることは間違いありません。
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「春日局は家光の生母」はかねがね私の主張 . . . 本文を読む
本能寺の変の定説となっていて歴史学界が必死に護持しようとしている怨恨説も野望説もどちらも豊臣秀吉が家臣に書かせた『惟任退治記』に初めて書かせたもので、それをもとに江戸時代に大量の物語(軍記物)が逸話を創作したという明確な事実を歴史学者はまったく無視し続けています。この事実を拙著で指摘してから10年たちました.実に嘆かわしい状況としか言いようがありません。歴史学者は権力者のフェイクに弱いようです。 . . . 本文を読む
秀吉の中国大返しについて拙著を批判しているブログを発見しました。「実は中国大返しは速くない」と題して。
でも、この批判は根底から勘違いしています。拙著では「速すぎる」とは書いていません。「早すぎるのです」。この二つの明確な違いは小学生でもわかりますね。
>>> 拙著の要点
>>> 勘違い批判のブログ
拙著を裏付ける論文が九州大学で発表されています。
>>> 九州大学学術情報ライブラリ
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証拠の無い推測こそ妄想という。私の推測はすべて証拠に基づくので推理と言う。その差を理解できていない人が実に多い。歴史学者にも。
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>>> 産経新聞書評
>>> 東京新聞書評
>>> 戦国史観を覆す書物書評
>>> 秀吉に騙され続ける歴史学界
呉座勇一氏が謀略説は「フェイクだ、フェイクだ」と騒いでいるが、トランプ大統領の言動を見ると、「フェ . . . 本文を読む