ボランティア演奏日記 「あきらとマドンナ」

訪問先でのハーモニカ演奏の記録と、時折、趣味の旅の様子等掲載しています

「風雪流れ旅(唄:北島三郎)12/22(日)PSA様 No.2 GHQの思い出・こんな女に誰がした

2024年12月22日 | 音楽ボランティア ハーモニカ演奏

 一昨年のXmas会に呼んで頂きましたが2回目の訪問です

昨年は、同じ系列の他の施設でのXmas会での演奏を行っています

施設長さんが二つの施設を掛け持ちしていらっしゃるようですが大変だと思います

この施設は、大手の某住宅メーカーの関連会社ですが設備も雰囲気も良く

お伺いしても気持ちの良いところです

入居されている方々も上品な方が多いですのですが

そんなことはお構いなしの”ガラの悪いあきマド”・・・・

今日も言いたい放題のトークを交え1時間の演奏を行いました

 

中でも12月の選曲には、北島三郎さんの「風雪流れ旅」が欠かせません

あまりハーモニカで演奏される方はいませんが、私はカラオケを使い演奏します

カラオケのない時は、出足の三味線の部分に工夫を凝らしていますが私の好きな一曲です

紅白合戦で熱唱する北島さんに、これでもか!!と浴びせかける紙ふぶき・・・・

舞い落ちる紙ふぶきが北島さんの鼻の穴や口の中に吸い込まれて行くようで

はらはらして見ていたものです・・・

以前別のところでこんな話をしていたら北島さんの熱烈なファンの方から怒られました (^^)/

ファンというものは有難いものですね!

「風雪流れ旅(作詞:星野哲郎・作曲:船村徹・唄:北島三郎)」

1・破れ単衣に三味線抱けば よされよされと雪が降る

 泣きの十六短い指に 息を吹きかけ越えてきた

 アイヤー アイヤー 津軽 八戸 大湊

2・三味が折れたら両手で叩け バチがなければ櫛でひけ

 音の出るもの何でも好きで カモメ啼く声聞きながら

 アイヤー アイヤー 小樽 函館 苫小牧 

3・鍋の焦げ飯袂で隠し 抜けてきたのか親の目を

 通い妻だと笑った女の 髪の匂いも懐かしい

 アイヤー アイヤー 留萌 滝川 稚内

風雪ながれ旅は、津軽三味線の初代 名手”高橋竹山”をモデルにしたと言われています

”うんかじゃ うんかじや 戦争ほど うんかなものは無え

めくらの俺が三味線弾けば「こんな時,三味線弾いて非国民!」と石投げられる

俺はまんま 喰いてぃから 三味線弾いているのに”

(高橋竹山さんの言葉より)  「うんかじゃ=意味は・・恐ろしいことだ」

高橋竹山さんは3歳の時、病をこじらせて半盲になりました。
竹山さんが演奏すると、人生の辛苦が三味線の音に表れていて人の心を打ちます
雨天の時は外では糸が伸びるからと、雨に濡れながら尺八を吹いたそうです。
歌手の吉幾三さんが子どもの頃、家に 竹山さんは時々泊まりに来ていたそうですが
竹山さんも吉幾三さんもじよっぱり(津軽魂)がありますね。(平成10年に87歳没)

 

1時間の演奏が終了してマイクを片付けようと外したところ

一人のご婦人が立ちあがって

「私はGHQに勤務していましたが余興に芝居をやることになり

台本もみんなで書いて「こんな女に誰がした」と題が決定し私は娼婦の役をやりました。

吸えないタバコを咥えて舞台の端から端まで歩いたのを懐かしく思い出しました

そんな思い出のある歌「星の流れに」をもう一度聞かせて下さいませんか?」と・・・

 

もちろん異論はなくもう一度「星の流れに」を演奏・・・

他の皆様も歌われて大合唱!!!喜んで頂けたようで良かったです

かの淡谷のり子先生は「こんな夜の女の歌なんかうたえないわよ!」と拒絶されたそうですが

菊池章子さんが歌って大ヒットとなったいきさつもあるようです

 

 

 

 

 

 


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