標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

ドイツからの便りその2:おとぎの国のヴェルニゲローデ(バームクーヘン、SL、城と街並み)

2017-10-27 19:23:40 | 日記
ハンブルクに住む息子からの写真便り第2弾だ。彼が学校の合宿でヴェルニゲローデという都市に行った。ヴェルニゲローデは、ハルツ郡にある都市。統一前は東ドイツに属していたため、ほとんど知られていなかった。東西ドイツ統一後、知られるようになった。今は、観光地として国内外からの観光客が来るようになっているとのこと。


バームクーヘンハウス。
ドイツが発祥の食べ物であるバームクーヘンは、今はドイツではあまり食べられないという。しかし、ヴェルニゲローデでは、人気の食べ物の一つにバームクーヘンがある。ドイツ語でバウムは木、クーヘンはケーキを表す。


カフェで出されたバームクーヘン。




ヴェルニゲローデの街並み

息子のレポート:「ヴェルニゲローゲは旧東ドイツで、お洒落に見える建物も、お金があった西ドイツでは、昔の古い貧乏人が住むっていうことで、立て直したり、壁を塗ったりしてあまり残ってないようだ。」


ヴェルニゲローデの紋章でデザインされたマンホール。


周辺の案内板。


息子レポート:「これはファッハヴェルクホイザー (Fachwerkhäuser)といって、日本の木造建築のように、柱や梁を木で作り、その間にツタと土で固めた建築。寒さに強く、石と違い安く早く出来上がるためにたくさん作られたという」


蒸気機関車が内外の観光客に親しまれている。市内を巡っていて、城がある山まで蒸気機関車で行ける。


街から望むヴェルニゲローデ城。


息子からの報告によるとヴェルニゲローデ城は標高340mに位置するとのこと。私のブログ発信地の標高より10m高い。


城から眺めたヴェルニゲローデの街並み。オレンジ色の屋根が連なりおとぎの国のよう。「自然のデズニーランド」と呼ばれているという。
息子のレポート:「城の近くにはブロッケン山といって、てっぺんに木が生えていない山がある。昔の人が不思議がって、魔女が踊ってるからだと言い出したようだ。ゲーテのファウストなんかにも出てくる話」

ブロッケン現象といって、霧の中に虹と似たような光の環が現れる現象がある。これは標高1,141mのブロッケン山でよく見られたことに由来するという。日本では、御来迎(ごらいごう)、後(御)光と呼ばれている。出現する影は阿弥陀如来と捉えられいるとのこと。

「ドイツからの便りその2」の終わりに、もう一度城から見下すヴェルニゲローデのパノラマ写真を見てみよう。
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