標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

伸びすぎた桜の枝切り、作業中に発見した色づいたモミジ

2017-10-30 19:35:59 | 日記
昨日は夜になり雨が止んだ。今朝から晴れていたが風が強く吹いていた。台風が去るや否や、木枯らしが吹いたとのこと。庭の木々の葉がまた落ちている。


20年前に苗から植えた桜が、屋根より高くなった。7mは超えている。夏は南西に面したリビングと和室が木陰になり、年々暑さをしのげるようになってきた。しかし、木は家から2m位離れたところにあるので、根が家の基礎に入っている。また、これ以上伸びたら個人では枝切りなどの始末ができない。暑さ対策は別の方法で行おうと決め、桜の木を切ることにした。

しかし、周囲には他の小木や草花がぎっしりと植わっている。木を倒せる場所がない。そして、草花を傷つけないようにしなければならない。脚立やはしごを立てる場所もあまりない。伐採作業には環境が厳しい。従って全部切れないかもしれないが、やれるだけやってみようと決意した。


一本の桜だが、下の太い幹は周囲が1m。根元から50cmほど上がったところで二股に分かれていて、それぞれ周囲は60cmだ。さらに一方の幹が2つに分かれていて、それぞれ周囲がおよそ50cmと40cmだ。つまり比較的太い幹が3本伸びているということになる。そして、3本の幹の上は、それぞれ4方に枝が伸びている。


ハシゴを太い幹にかけ、動かないことを確認し、2m50cm~3mほどの高さまで登り、届く範囲で小枝を切った。その際、小枝が他の小木やつつじの上に落ちるように鋸で切った。草花に落ちないようにしたのだ。

小枝を1本切ったら、ハシゴを下り、枝を運び仮置き場に置いた。またハシゴを登り、枝切り作業を再開する。これを何回も繰り返した。最後に残ったのは、周囲30㎝の枝というか幹と言ってもよい。


横長に宙づりになっている切った太い枝


反対側から見ると切り口が見える

切った後そのまま地上に落下しないように、切るべき枝を、ロープで他の枝に固定した。このとき、ロープを他の枝に引っ掛けるのだが、ロープを繰り寄せ輪にして、小枝めがけて投げる。何回か行ったが、すべてうまくいった。
これらの一連の作業は、高所で行うので緊張するが、楽しい。うまく行ったときは、やったと得意げな表情になっているかもしれない。

一番作業のやり易い枝から切ったが、今日は一本で終わりにした。次第に難易度が増す。1か月経っても作業は終わっていないかもしれない。


ハシゴでの作業中、緑のなかの赤が視野に入った。何と一部だけ色づいたモミジだった。モミジも桜ほどではないが、5mくらいの高さになっている。ハシゴからは下の方に見えたので、2m程の高さか。それほど日当たりがよくない場所なのに。同じ幹から生えている他の枝の葉は、まだ青々とした緑だ。何故ここだけ紅葉しているのか分からない。でも、この発見は、鋸引きのだるさを暫く癒してくれた。
コメント
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