今日から娘の学校の期末試験が始まった。
思い返すこと３７年前、
テストと言えば、廊下にズラリと並べられた
順位表とイコールだった。
テストの度に科目別の学年順位１００番までが
張り出されるのだ。
小さくＡ４用紙に、とかそんなカワイイもんではない。
教室一部屋分の廊下の壁に
墨で大きく書かれた名前がどーんと出た。
これを励みにがんばれる負けず嫌いだったらよかったのに、
むしろ反発心から勉強が嫌になった。
そんな中学時代に比べ、
うちの子の学校（私立の中学）は絶対評価しかしない。
順位は出さないのだ。
ありがたや、ありがたや・・・・。
でもね、
そのせいかあまりの呑気な娘の様子にブチ切れる。
私は地方の名門公立中学校に通い、
プライドもあったが、
それは
「頭がよければお金はかけなくていいんだ」という
プライドである。
私の育った豊橋市では
公立に入れないナマケモノが
私立に行った。
（地方は国立大学信奉が強い）
アー。今じゃ、塾全盛時代。
娘が「塾もいってないんだから
できなくても仕方ない」
とほざいたあかつきには
脳内の毛細欠陥は確実にプチと切れる。
私が東京の私立大学に行くことで、
（でへ、実は国立じゃなくて肩身狭し）
親にかけていただいた金額を
中１ですでに越えてしまった娘を見て、
地方特有の価値観が頭をもたげる。
頭がよければ教育費は少なくてすむ！
がどうやら東京では
「お金をかけなきゃ、頭はよくならない」
て感じなんであって・・・・・。
私はカメレオンのように自分の価値観すらも
変化させていかねばならないのだ。
地方出身者は
東京で子育てすると
多大なるストレスと
不条理なもやもや感を
抱いてしまうのであった。
