呼ばれているトゥールーズという
都市がある。
フランス人が勧める
尋ねてみるべき素敵な場所、
て感じで。
私はいつか絶対に尋ねよう、
て決めていた。
そして、降って湧いたような
バルセロナ行きが決まり、
もしや、案外近いかも、
て思って調べてみると、
電車で3時間ちょっとで行けることが
分かった。
悩むなぁ。
Toulouse観光案内
「聖血礼拝堂」にたどり着こうとして
私たち親子は頭の中に?マークだらけになった。
地図に載っているマルクト広場から礼拝堂までの
近道がない、のだ。
ところが娘が子供独特な柔軟さで、
道があるはずの建物の中に入っていき、
「ママ、この建物の中に道があるんだよ」
と自信ありげに言う。
そして、事実それが本当に地図上に
書かれていた
探していた道だったのだ。
中世の町並は現代のそれとは
当たり前に違うのであった!
(ブルージュは中世から時が止まったまま
ひっそりと息づいているような町)
常識を揺すぶられた心地よい驚きと
共に建物の中、回廊のような道を
娘と歩いていった。
聖血礼拝堂では、
神父さまが見守る中、
おごそかに
聖遺物に手をあて、お祈りするために
人々が列を作っていた。
「イエス・キリストを神の子と信じるものは
この聖なる血に触れてもよい」と
書かれた立て看板があった。(英語)
つまり信仰のある人だけが
聖なる血に触れてもいいよ!
ということなのだ。
私も娘も信仰があるので、
聖なる血に触れるための列に加わった。
透明な筒の中に
ミイラのような手が入っている。
その手が赤く血塗られているのだ。
どうもその赤いものが聖なる血、
というわけらしい?
聖血礼拝堂には
十字軍の遠征に加わった
フランドル伯が
コンスタンチノーブルより
持ち帰った「聖血の遺物」
が奉納されていたのだ。
毎週金曜日のみ開帳されるいる。
もちろん、私たち親子は
その聖血の遺物を目指して
金曜日にブルージュを訪れたのだ。
実際は透明な筒に手をあてたわけで、
血そのものに触れたわけではない。
それでも、信仰のある者にとっては
聖なる体験なんだよね。
ただ、プロテスタントである私たち親子にとっては
カソリックが今も大切に保存する
聖遺物を多少、複雑な思いで
見てしまうことも確かだ。
「あなたは、自分のために、
偶像を造ってはならない。
上の天にあるものでも、
下の地にあるものでも、
地の下の水の中にあるものでも、
どんな形をも造ってはならない。
それらを拝んではならない。
それらに仕えてはならない。
あなたの神、主であるわたしは、
ねたむ神、わたしを憎む者には、
父の咎を子に報い、
三代、四代にまで及ぼし、
わたしを愛し、
わたしの命令を守る者には、
恵みを千代にまで施すからである。」
(出エジプト20:4~6)
という
聖書の教えを心に浮かべてしまうからかなあ。
こういう何気ない?くないか、
思いっきり気合いの入った装飾に
目がとまる。
ライオンはともかく熊に
なんだか違和感あり!
威厳のあるはずの紋章が
どこかユーモラスに感じるのは私だけ?
ブルージュで次に目指したのが
ミケランジェロ!
そうです、あのルネッサンスの巨匠、
ミケランジェロ! 彼の作品が
ここブルージュでもお目にかかれるようなのだ。
ミケランジェロの「聖母子像」を
見るために「聖マリア教会(ブルージュ)」を
目指して歩く。
この小径の右横に
その教会はありました。
塔は118㍍もあるそうで・・・。
娘と多分ここだよね、的に
地図と照らし合わせつつ教会の
中へと入っていく・・・・。
(続きは明日)
あり、優雅に景色を眺めながらドリンク&軽食を楽しめた)
旅の記憶は曖昧なもので、
今となってはの味わいだけをかみしめる。
でも、はっきりしていることは
苦労した度合いが強いほど、胸底から立ち上がってくる感
情の勢いが強いのだ。
で、まあ、ロッテルダムから世界遺産キンデルダイクまでの
クルーズツアーに参加した。
このようにひゃら、と書いてしまうのは簡単だが、実に苦労した。
まず、ロッテルダムからキンデルダイクまでのツアーがあること自体、
こまめにネットを見て仕入れた情報(オランダ政府観光局)で、
かつ、それほど丁寧に説明されていないわけ! なんだな。
タイムテーブルとか詳細の地図とか・・・・ないわけね。で、
出たとこ勝負、というお決まりのパターンとなった。
(午後いちに船付き場に着いておけばなんとかなる、みたいな~)
私と娘は道で出会った人、2、3人に船着き場を聞いたのが
それがいつも間違った情報で・・・・・・・・。
実は正しい場所に最初からタクシーでたどり着いていたのに、
わざわざ間違った船着き場へと移動してしまい、
本当にさんざんだった。
さて、船からみた景色をご覧あれ。
近代的な建物が際だつ。
キンデルダイクにあ
るカフェ。実はカフェでゆっくりするほどツアーでは滞在時間は長くない。
確か1時間ほどしかなかった。でも、
こうしてゆっくりしていたのにはわけが・・・・。
このカフェはレンタサイクルのお店でもあり、
自転車が戻ってくるのを待つことにしたのだ。
(つまり一台も自転車が残ってなかった)
店のおじさんが簡単に
「10分もしないで他の客が戻ってくるから」というんだもん。
知り合った日本人のお姉さんと娘。
1人旅をしているとのことだった。
彼女も私たちと一緒にレンタサイクルを待つことに。
15分・・・・、20分・・・・・、30分・・・・・・、と時は過ぎ。
ようやく自転車を借りられたのは帰りの船が出るまで、
残り時間20分くらいの時だった。
トホホ!
このお姉さんとは旅の道連れ状態で、このあと夜まで行動を共にした。