日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

唐突ですが、最近面白く読めた本

2008年04月30日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
アメリカを売ったFBI捜査官
デイヴィッド・A. ヴァイス
早川書房

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タイトルそのものの実際の話でして、とにかくいかにスパイが暗躍しているか、ということが分かるわけ・・・。これは米ソ間の話ですが、時代はつい最近(2001年)まで続けられてきたアメリカFBI捜査官のスパイ行為の実話です。何しろ、9:11が起こったのもこの捜査官の情報が間接的にテロに流れたからでは、という疑いもあったようで(結局、否定された)! オプス・デイというカソリックの一派の熱心な信者でもあった捜査官の錯綜した性的異常行為や、その父親との関係やらにも触れ、犯罪にはまっていく(この場合はアメリカの重要機密をロシア側(ソ連)に売る)捜査官の心の闇を深部までえぐり出している。筆者の手法は、捜査官を逮捕するFBI長官の人生までも綿密に語っていて、正義の側に立つ人間と闇へと落ちていく人間を対比させ、「現代」という病までも浮き彫りにする秀逸なものだ。

子を持つ親としては知性が闇と結びつかないよう、"知識を詰め込む教育よりはまず、心を健全に育てることを第一にしなければ・・・"と、スパイ行為をした捜査官とその父親との関係からは学ぶことができた。犯人の父親は息子を褒めることがなく、自分の考えを押しつけるだけだったのだ。

実話なだけに考えさせられます。著者はワシントン・ポストのベテラン記者で、ピュリツァー賞等、多数の受賞経験のあるデイヴィット・A・ヴァイス。
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3月27日、イタリアの旅/タオルミーナ、夕暮れのエトナ山

2008年04月29日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


山が美しいオレンジ色の光をたなびかせて
はるか彼方からの営みをただひたすらひっそりと続けている。
興じる人間の醜い思いも欲望も関係ない、ひっそりとした息づかいで。

聖書の詩編121(Psalm 121)を思い出した。



I lift up my eyes to the hills- 私は山に向かって目を上げる。 
where does my help come from?  私の助けは、どこから来るのだろうか。
My help comes from the LORD,
the Maker of heaven and earth. 私の助けは、天地を造られた主から来る。
(詩編、121:1-2)

                 
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3月27日、イタリアの旅/シシリア島、タオルミーナ

2008年04月29日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

昨日は渡らなかった、砂の小道を進んでいく。
イソラ・ベッラは本当に小さい小さい無人島だ。
洞窟が見える島の陸地側の砂浜でひと遊びした。

海を渡る潮風の中、恋人たちが
お互いの心をとろかせるように瞳をうるわせている。
見えないものと感じるものだけで、うっとりと満たされている
カップルの前で、アジアからきた親子がきゃーきゃーと
遊びだしたのだから、たまんないよね。
しばらくしてそのカップルは、諦めたように島を離れていった。

ところで、中年の男の人が
若い女性をひょいと持ち上げて、小道と島の間にできた
本の数歩程度の、しかも本当に浅い水たまりを渡っていったのには、
私も娘も感動した。
「イタリアの男性って、キザねえ」
と母は溜息をつく。
「親子かもよ、ママ」
「まさか、親子であんなレッド・パトラーのような抱き上げ方するもんですか。
あ、とても有名な映画でね、「風と共に去りぬ」ていうんだけど、
主人公の女性があんな風に持ち上げられて、階段を上がるシーンがあったのね・・・・、そりゃ、あれは女性の憧れよ・・・・」

と必死で説明している母の横で、
娘は石拾いを始めていた。


あ、そ。
興味ないよね。どうでもいいか、君にとっては
あの臭い芝居じみたことをする男が
あの若い子の恋人だろうと親だろうと・・・・。

映画「グラン・ブルー」と同じ場所で、深いブルーの海に
囲まれた緑が色づく島で、私も娘もかけがいのない時を刻むことが出来た。
今もそれを思い出すだけで、海の中で弾むようにきらめいていた光や、
足の裏にまとわりついた砂のざらついた感じがすっと蘇ってくるのだった。

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3月27日、イタリアの旅/タオルミーナ、2度目の浜辺探索

2008年04月28日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
ギリシャ劇場のあと、大好きになってしまった
ウンベルト通り(メインストリート)でランチを取る。

ランチといっても、娘はジェラートが目当てなのが
みえみえ。ジェラートが美味しそうに並んでいるお店を見つけて、
「ここは?」などと満面の笑みを投げかけてくる。う、カワイイ、
と娘にやられそうになるのだが、ぐっと冷静に彼女の魂胆を見抜く。
「軽食があるかしら」と覗くと、他のお客さんがパンを食べていた。
結局、そのお店の入り口付近の席にすわった。
もとい、ジェラートのショーケースがよーく覗ける席を陣取った。
母としては「ジェラート買ってあげるけど、サンドイッチを食べた後ならね」
と目の前ににんじんをぶらさげて、走る馬のような扱いをしなくちゃならない。

イタリアに来てからというものジェラート模様の体が
出来上がってしまうほど、娘は食べに食べまくってきた。
でも、一番美味しかったジェラート、と聞くと「ローマでの」と答える。

[食]は、都会だと淘汰され洗練されていくのだろうか?

朝、決めたように午後は早い内からイソラ・ベッラへと向かった。
その前に市のインフォメーションオフィスを見つけたので、
ロープウエイのことを聞いてみた。
そしたら、残念なことにまだシーズンではないので、動いてないそうだ。

私たちがのちのち、まだオープンしていないロープウエイの駅の横を
恨めしく思いながら通っていったのはいうまでもない。


浜辺に着くまでが私と娘の足だと30分は見なくてはならないので、
(バスがターミナルから出ていて10分でつくけど、歩くのも楽しい?)
結局午後2時頃に浜辺へとつく。
昨日着いた時には、既に日が暮れかかっていたので、
昨日よりはゆったりとした気分で潮風を受けながら、
イソラ・ベッラへと浜辺を歩く。んだからして、
娘が写真のように遊び出すのも、どうぞどうぞ、と大らかでいられた。


といっても、心の中で「転ぶなよ」と不安になる。
で、すぐ例の行動に出る。お祈りだ
「愛する天のお父様、娘の安全をお守り下さってありがとうございます。
このお祈りを主イエス・キリストのお名前を通してお祈り致します」

うふ、お気づき?
お祈りはこれからこうしてね、とお祈りするのではなく、
もう既に私の望みを叶えていて下さって、ありがとうございます、
と祈っているわけで、これは絶対なる信頼を神に押しつけているのです。

さて、どうなったかって?



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3月27日、イタリアの旅/タオルミーナの自然・サボテン

2008年04月27日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

ホテルの部屋からの眺め。サボテンが地面に平行に伸びている。
崖にしがみつくように根をはっていたサボテンにキュン。
可憐な花まで咲かせていて、生命力そのものが輝いていた。

背景の糸杉がすーと天に向かって伸びている。


どうしても気になったサボテン。


エトナ山をズームイン!


手前のサボテンがようやく光を浴びて
ちゃんと写すことができました。いつも影になってシルエットでしか
写らなかったのに、太陽の協力を得て、この通り!

And God said,"Let there be light," and there was light.
(神は仰せられた。「光あれ」すると光があった。(旧約聖書/創世記1:3)


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3月27日、イタリアの旅/タオルミーナ、エトナ山はかくも美しい、

2008年04月26日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

昨日の歩け歩け運動の旅、が効いたのか
ぐっすりと眠れ、朝の気分は最高だった。
(昨晩の夕飯はようやくまともにウンベルト通りのレストランに入った。
スパゲッティとサラダを食べた・・・。隣の席のアメリカ人のご夫婦が
日本に滞在したことのある人たちで、話しかけてきたのを妙に覚えている)


まだ寝ぼけ眼の状態で窓から景色を覗く時のまったるい喜び!
美しいものを見つつも、それをふん、とやりすごす怠惰な感性、
その怠惰な感じを何とか持ち続けようとするのだが・・・・。
やはり、思わずカメラを取り出してしまう! やはり美しいものに無関心では
いられない・・。窓を開けると、私の魂が、瞳が、身体中の皮膚が微笑む。
そして、そっと感謝の言葉を心に刻んでしまう。

give thanks in all circumstances, すべての事について感謝しなさい
(新約聖書/テサロニケ人への手紙5:18)


部屋から、ホテルのテラスから、とエトナ山をパチリ!
最近もエトナ山は噴火したよね。活火山です。
シラクーサからもカターニャからもエトナ山へのツアーは出ていた。
勿論、タオルミーナからもね。
ちなみにマルタ島からだって、シシリア島日帰りツアーでエトナ山まで行ける。
(注:マルタ島はイタリアではなく、独立国家ですよん)

でも、私も娘も遠くから眺めるだけで、満足してしまい、
ツアーに申し込むより、タオルミーナをもっと探索する方を選んだ。
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3月26日、イタリアの旅/タオルミーナ、イソラ・ベッラに「グラン・ブルー」を思う

2008年04月25日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

おー。やっとついた。
最後の階段を力強くふみしめる。道路を隔てて、その先が
映画「グラン・ブルー」の舞台、イソラ・ベッラ。
はやる気持ちとは裏腹に、足はもつれる。
でも、娘はまったく軽い足取りで、先に進む。
「待ってぇ、ちょっと」と息を切らした私の弱々しい声・・・。
娘は私との旅で、「弱い者」をいたわるる心も学ばなければならなかった。


小舟が出ていた。どうやら、「青の洞窟」までの舟らしい。
でも、夕方にようやくたどり着いた私たちは、まずは
たどり着けただけで満足で、舟にまで乗る気には何故かなれなかった。

写真真ん中に小さくドットになっているのが、その舟。


「青の洞窟」という名前の洞窟が世界には何個あるんだろう。
てっきりカプリ島にだけ存在するものだと思っていた私には
シシリア島のタオルミーナで、「青の洞窟」がある、と知った時は
本当に驚いた。のちのちマルタ島でも「青の洞窟」の存在を知った時は、
どこにでもあるのね、とクールにわけしり顔をしたものだ。

さて、日本にも「青の洞窟」はあるのだろうか?



さて、イソラ・ベッラに続く、かわいい砂の道ができていた。
満ち潮になると消えてしまう、はかない道。
娘は嬉しくてたまらないかんじで、その上で遊びだした。
もちろん裸足。ただ、その先はすでに道ならぬ道になっていて、
海の中を一足二足と蹴って進まなければならず・・・。

島まで探検するのは明日の楽しみ、ということにして、
暮れかけた空に追いかけられるように浜辺を去った。
残念だけど、浜辺沿いのお店も店じまいを始めていたし、
降りてくるだけで20分はかかった道を、今度は上がるのだ・・・・。

暗くなってあそこを上っていくなんて最悪!と思って・・・・。
しかし、ロープウエイがどっかにあるってガイドブックには書いてあったのに・・・(イソラ・ベッラ界隈までをつなぐ)と、
長い階段を恨めしく思いつつ、心の中でつぶやいた。
しかし、娘はタフで「ママ、大丈夫」とか「休もうか」とか振り向いては
私をいたわりながらも、軽々と私の前を上っていった。

今になって思えば、こうした何気ないことで、我が子の体力・脚力は
人並み以上に鍛えられていったのだろう。
娘の自慢は今や体力なんである、ほら、持久走とか水泳とか
体力がらみのことでは学校でもトップの軍団に入っているらしい。

さて、翌日、ナゾが解けました、ロープウエイに関してのね。
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3月26日、イタリアの旅/シシリア・タオルミーナ、映画のロケ地

2008年04月24日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
市民公園でひと遊びした娘と次なる探検を続ける。
実は太陽の光に向かってどん欲なまでに顔をもたげる花々の
伸びやかさもさることながら、

眼下に広がる、青く光る海と白く輝くような砂浜は
目に飛び込んできた瞬間から魔法の威力を放つ。
子供はすぐ反応した。
「ね、あそこの島みたいなところへ行こうよ」
実に単純にそこに海があるから、いきたいわけで、
「そうねえ」と母も同意した。
丁度その展望台の横に近道と思われる急な階段がしつらえてあって、
その島へと続いているようだった。

”まあ、下り坂だしねえ、そんな大変じゃないかあ”
と内心思った私は浅はかだった。
(どこかにケーブルカーがあるって書いてあったのに、
ときょろきょろとケーブルをさがしつつ、階段を下っていった)


急な階段をひょいひょいと難なく進む、娘に比べて、
私はいつもへっぴり腰で遅れ気味。半端な距離じゃない気がしてきて
うんざりし始めた時、ある意味ひと休みできるかんじで
平地(踊り場)に出くわした。
勿論急な階段はその先に再びつづいている。おおー、やっぱり平地は楽、
と当たり前に感動していると、黒い大きなものが
手前の階段から急に飛び出してきたのだ。

人間、「うわっ」と思った瞬間恐怖心が湧き出るのだが、
死ぬんだったら一瞬のことなのに違いない。
うわ、ぱた、と倒れるかんじなんだろうな、と実感した。
でも、ぱた、と死なずにすんだ。


その黒い物体はポニーだったのだ。
ポニーを追いかけるように、まず、叫ぶような声が階段の下の方から響いてきた。
「アントン」とか「ジョシュ」とかそんなかんじにとにかく
ポニーの名前を呼んでいた。そしておじさんが前方の階段から登場したのだ。

私たちにとってはおじさんは英雄だった。
すぐさま、ポニーをてなづけて、落ち着かせるためか鼻をなでている。
私たちはその時点でようやく心底ほっとできたのだ。

おじさんはとてもフレンドリーで、カタコトの単語だけの英語で
私たちに話しかけてくれた。ポニーの名前を教えてくれたのだが、
忘れてしまった・・・トホホ。おじさんはポニーの飼い主でいつもこうして
階段を上って散歩をしているそうだ。(筋トレか?)


ポニーは本当に自由奔放君に見えた。
第一たてがみが長すぎて、目にかかっているせいで、
多分すんごくカワイイだろう瞳を見つけることができなかった。
黒い毛に包まれていて、黒い瞳が見づらかったのもあるけど。

しかも、尻尾も地面につくかつかないかまで伸び放題。
私はここでもシシリア人のおおらかさを実感した。
剪定されていない軒下の木々に、まったくぼさぼさのたてがみを
持つ真っ黒なポニー。もちろん首輪はおろか手綱もつけていない。

「あのポニー、すんごかったね」
という娘のひとことがあらゆる意味ですべてを表現していた。

さて、こんな驚きならするのは悪くないなあ、と思えたものの
まだまだ先は(階段)続くともおじさんから教えられ・・・。
嬉々として進む娘の後を必死で追いかけた。

でも、頑張れば映画「グラン・ブルー」の舞台になった
青い海が待っている。入り江にある小島、イソラ・ベッラが待っている。
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3月26日、イタリアの旅/タオルミーナの花々

2008年04月23日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
花々がとってもきれいで、
ちょっとへたったチューリップもかえって可憐にみえたのね。
これがタオルミーナの3月末に咲いていたチューリップ↓



ホテル近くの市の中心へと向かう近道には
軒を飾る花々が咲き乱れていました。脚立があったら
もっと近づけたんだけど・・・。まあ、こんなこんもり状態で
野生な感じが力強くて感動してしまうの。


こちらも同じく軒を飾る花々。
太陽に向かってひゅーうーいと伸びてる感じにジーンときた。
黄色い小さなはなが枝にしがみつくように咲いているのだけど、
この写真では色が飛んでいてかたじけない!

こんな風に小道を歩いていて、数限りない自然の息吹に
出会えました。剪定などしていない、シシリア人のその大らかさが
私にはまぶしかったんだと思う。
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3月26日、イタリアの旅/タオルミーナ「市民公園」

2008年04月23日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
「4月9日広場」はメインストリートのウンベルト通りに面してある。
いや、広場を中心に東西に道が伸びている、といった感じか。
私たちはウンベルト通りを隅から隅まで楽しんだ。
メイン通りといっても日本でいったら2車線道路くらいの幅だ。
和めます。だって、車はほとんど通らないし、高級保養地といっても
要はリゾートなので、みーんなくつろいでにこやかだから。

で、期せずして、娘からおねだりをくらったりするのが・・・
母親としては対処に苦慮するところであったが。


物欲へと傾斜している娘の勢いをそぐために、
「公園が近くにアルから行ってみる」と声をかけてみた。
娘はどっちかというとサル系なのですぐ反応する。
「行く、行く、行く」

が、視界に広がったのはいかにもロマンチックな小道・・・。
おやまあ、子供向けというよりデートスポット?


どこかにプリンスが立っていてもおかしくないような
シチュエーション。私は風情のある石畳をまるで、
プリンセスになった気分で踏みしめていた。太陽は明るく、
夏の始まりすら予感させて、全てが希望に満ちて見える瞬間、というのが
人生にはある。刹那だけどね、で、その時がそんな感じだった。


が、現実はこんな感じ・・・。前を小走りに走っていった娘が
ドタッと転んだ。石畳だもんね、東京のアスファルトでスポイルされている
足には凹凸が激しくて、子供なりに修行が必要なんでしょね。
あーあ、と内心思ったが。擦り傷に慣れている娘はケガ観察に入っている。
私も私でにんまりして、ほい、と取り出したのが、
「液体絆創膏」なのであった。ジェルがそのまま固まって絆創膏のように
傷を保護してくれるすぐれもの! 娘との旅には欠かせませんから。


で、ありました。遊具が・・・。やっぱり定番でしょ、とほっとする。


ま、小4になろうとしていた娘には、ちょっと・・・、こんな感じだったけど。


この掘っ立て小屋。鳥カゴだったの。信じられる? 

タオルミーナの市民公園、家族連れでもデートでもどっちでもいけてます。


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3月26日、イタリアの旅/タオルミーナ4月9日広場を目指す

2008年04月22日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

雑誌「フィガロ」のシシリア島特集号で
タオルミーナの「4月9日広場」がまばゆい感じでドーンと大きく載っていた。
その写真の場所へはぜひとも行きたい。そう、思うわけよね、読者は!
で、途中こういった教会や教会の背後にある小高い丘の
そのてっぺんに立てられた十字架を「おおおおーーー」と
のけぞって仰ぎ見ながら足を進めた。

娘も私も足腰はさんざん鍛えているかんじだ。
ホテルからタオルミーナの中心までは歩いて(坂を上って)
10分くらいだっただろうか。




さて、上2枚、下1枚の写真が目指した「4月9日広場」の様子。
広場に競り出ていたちょっと格式高そうなカフェにドキドキしながらも入った。
メニューを見ると、パニーニがあってほっとする。
お腹がいっぱいになって満足げの娘の横を実はあろうことか・・・。
俳優の仲代達也が女性を連れて歩いていった。
若い女性だとパパラッチしたんだけど、
ふつーなふつーのおばさんを連れていたので、
写真を撮るなんてことを考えもしなかった。さて、イタリア人の中で
見ると濃ーい感じの仲代達也も、しょうゆ顔に見えたから不思議!



この広場には子連れがいっぱいでした。地元の子どもなのか
観光客なのか、適度に混ざった感じでスケボーあり、鳩を
追っかけたりと本当にのびやか・・・。眼下には海岸線のパノラマが
広がっていて。広場のテラスで再び、自然の息吹を感じました。

・・・と、さっきまでテラスにいた娘が
鳩を追いかけ始めて・・・・。いつもなら「ダメよ」なんて
良識のあるママぶって止めるのだけど、4月9日広場では
「子供はああじゃなくっちゃ」と鳩とじゃれる娘を目を細めて眺めてしまった。
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3月26日、イタリアの旅/シシリア島のタオルミーナ

2008年04月21日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

朝、自然に目が覚めて、窓から景色を見たときの驚き。
その美しさに目をぱちくりとさせる、子供のような仕草を
自分がついついしていることに気づく。娘を揺り起こす。

「ねえねえ、景色がとってもきれいよ」
少し説明しなくちゃね。
昨日部屋からみた景色は、雲に隠れてエトナ山が顔を出してなかったのだ。
それが、今、朝の澄んだ空気がエトナ山を際だたせていた。白さもその雄大さも!

娘は「ふーん」という感じで、寝ぼけ眼。
この景色を9歳のうちに見られただけで、本当にはとっても
私に感謝すべきなのに、と母としては娘のイマイチな反応を不満に思った。

子供には景色よりご飯のが魅力的ならしい。
「朝食をとりに行こう」というと、飛び起きた。
私たちは伝統あるパラッツォの階段を思いっきり走って、
朝食ルームに向かった。

ホテル内の壁や柱のひとつひとつに装飾が施され、本当に美しいのだが、
もはやどんな人為的なものを神さまが創った自然の景観にはかなわない。
テラスに出た時、それを確信した。

In the beginning God created the heavens and the earth.(創世記1:1)



何だか、嘘みたいに気持ちいい朝食だった。
眼下の美しい景色はもちろん、そよぐ風や
時折り空を飛んでいく小鳥や海を滑っていく小舟・・・。
全てが額縁の中で自由に生命を躍動させていた。
糸杉という種類なのだろうか、
ちょっととんがってこんもりしている杉の木がいっぱいはえていたが、
花粉症の私でもアレルギーが出なくて、助かった。

ヨーグルトにパンにハムにココアにコーヒー。
何の変哲もない朝食メニューだったけど!
自然が織りなす息吹を感じながら、
テラスで味わう朝食は、至福のひととき、でした。
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3月25日、イタリアの旅/世界的な保養地タオルミーナ

2008年04月20日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
部屋に着いた途端、タオルミーナの実力を
まざまざと見せつけられた。
いわゆる「風光明媚」なのだ。(この前(下)のブログで景色を見てね)
もし、この言葉の意味を知りたければ、
タオルミーナを訪れるといい。このタオルミーナのダイナミックな
海をなめて望む(しかも手前にはサボテンがしげる)
景色を味わった娘は今や我が日本の富士山をなめている。
富士山を見ても「エトナ山のがきれい」とほざく。
私は大人ゆえ、富士山とエトナ山は情趣が違うだけで、
どっちもきれいなことに変わりないと、思うんである。
いつか美しい富士山を見せねばなるまい。(いつも東名高速道路から
のぞむ富士山をみて、そうほざくので・・・・・)


ホテルのおじさんが(フロントというほどでもなく、単なるオジサンなかんじ)
町への近道を教えてくれたので、まだ、日も沈んでいないゆえ、
出かけることにした。写真のような階段をたくさん使って、
近道をした。高級ブティックが建ち並ぶウンベルト通りを目指す。


なかなか風情のある町並で、高級ブティックといっても
なんとなくこじんまりとしていて好感がもてる。
その高級ブティック街で、ついつい買ってしまったサングラスの値段にびっくり。
130ユーロくらいしたかなあ。せっかくタクシーを我慢しても、
ついついの出費をしてしまえば、意味ないじゃん、と落ち込んだ。
が、3月の末のシシリア島はサングラスなしではちょっときつくなっていた。

娘がこれが一番似合うよ、と勧めてくれたサングラスは
日本では余り知られていないRICHMONDのもの。今でも夏になると
大活躍してくれている。まあ、旅の思い出の赤字大出血がサングラス
程度な私って、本当に庶民・・・・。


このサングラスがタオルミーナでの出血赤字の思い出の品。
でも、目元を紫外線から守ることをまず第一に重視して、
お店の人に選んでもらったので、ばっちりプロテクトしてくれる逸品だ。

レンズの大きさじゃないんだって! 
サングラスのフレームの上と眉あたりの顔とがうまい具合に
ピタっと隙間なく合っていることが、大切なそう。
大きくていかにも目の回りをプロテクトしてくれそうな
ものより、その部分をチェックして上から(眉とサングラスの隙間)
入る紫外線をカットすることを重視することが一番、ということでしたあ。
まさしく、私の顔の具合にそのようにぴったりなサングラスが
これだったのです



途中にあった、サンドイッチやさんで適当に食べて、
ホテルにて、ぐっすりと寝ました。(サングラスのせいで、
食事を節約した、ごめんね、娘よ)
部屋はこんな風にシンプルで可愛かったのです。お休み。
ところで、私たち親子は必ず部屋に小さな携帯用の十字架を置いて寝ます。

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3月25日、イタリアの旅/タオルミーナへ電車の旅

2008年04月20日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
シラクーサの優しいバスの運転手さんのおかげで、
予約してあった列車にかろうじて間にあった。
シラクーサを朝の10時45分に発って、タオルミーナに12時40分に着く。
途中、カターニアを通過して辿り着くので、
智恵さえあれば、カターニアに立ち寄ったのに、その時は
途中下車はできないものと思いこんでいて、しなかった。

が、ヨーロッパの乗車券は進行方向が同じなら、
途中下車ができるんである。カターニアまで立ち寄れるくらいの
朝早い出発だっただけに自分の無知が情けない! 悔やまれる。


【雲の下、滑らかにとがって見える白いものがエトナさんの積雪、富士山みたい】
さて、シラクサから4駅目がタオルミーナ(カターニアは2駅目)なので、
そんなに大変な移動ではなく、のんびりしたものだった。

タオルミーナに着いて、駅前からバスに乗った。
(勿論タクシーがとまっていたが、節約を心掛けたのだ)
今、思えば、タクシーにしておけば良かったのだが。
というのも、ホテルがめっちゃ分かりにくかった。
バス通りに面しているのだが、建物が通りから見えない。
斜面に面して建っているのだが、
3階建てくらいの古い屋敷で、頭(屋根というか屋上というか)
を通りまでは覗かせていなかったのだ。

それでも、ネットからホテルの地図をプリントアウトして
あったので、バスターミナルから坂を下って何とかたどり着けたけどね。
こういう余分な苦労を親子でしていくと次第に連帯感が
生まれてくるもので、子供とはいえ、たくましい旅の友となる。


部屋に入って感動した。
最も安いカテゴリーの部屋だから、期待していなかったのに、
部屋を案内してくれたおじさんが「エトナ山の景色がきれいだよ」
と角部屋をあてがってくれたのだ。
ちょっとお転婆な娘が窓枠に乗っかって、
景色を堪能し始めた。落ちたら大変だと思いながらも、
写真におさめる母であった。(上と下の写真)



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イタリアの旅/シラクーサ(シシリア島)を忘れない

2008年04月19日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
イタリアのシシリア島を9歳だった娘と巡る旅を
ローマに着いてすぐ、アッシジへと向かったところからブログにしてきた。

旅はまだ、続く。
ゲーテに「世界で一番美しい景色」と言わしめたタオルミーナで3泊し、
その後パレルモから車で30分の町、チェファルに5泊、
イタリアのメインランドに戻って、ミラノで一泊して帰国したのだ。

タオルミーナのフォトジェニックな景色は
明日のブログでご紹介するとして・・・。
シラクーサが本当に素晴らしいところだったことを
ちゃんと思い出と共に書いておきたい。


いつか読もう、いつかまた訪れたい、と
買っておいたガイドブック(英語)と地図。
私はこの町で、聖パウロを感じることができた。


娘と入った小さな水族館で人間をちゃんと信用している
猫に出会ったり、
旅で訪れてそのまま居着いてしまった、日本人女性にも出会った。
そして、その女性の気持ちがよく分かった。
時間の流れが自分の根っこにある本来のリズムと
調和しているのだ。のんびりとしている、というのでもなく、
一体感の問題なのだ。自然との、文明との、信仰との、
欲のようなものとの・・・・。

オルティジア島では島の南から北にあるB&Bまでの道すがら、
娘とかくれんぼをしながら、帰ったのを覚えている。

私が鬼で娘が逃げるのだ。細い道に素早く逃げ込む
娘を見失っては、不安になるのだけど、
どこかで必ず追いつくのだ。楽しかった。


3月25日のタオルミーナへの移動日。
午前中もオルテジア島を散歩した。相変わらず市場は
賑わっていたし、ついつい時を忘れた。

そのせいで、予約してあった電車に乗るために
駅まで荷物を抱えながら走る羽目になった。
私たちが必死で走っていると・・・。
「ぷぷぷー」とバスがクラクションを鳴らしてきた。

運転手が腕を大きく振って手招きしてくる。
そして、バスは止まり、私たちはバスに飛び乗ったのだ。
お金を払おうとすると
「いらないよ」と大げさに手を横に振った。
なんて優しい、運転手さん。そして周りの乗客たち。
みーんなにこにこして[駅はもうすぐだよ]、と教えてくれた。

さて、そのバスが駅に着いたとき
そこで降りたのは私たち親子だけだった。

私はこのシラクーサの優しい人々を忘れられずにいる。
「イタリア人はいい加減だけど、優しいし、
信仰心が強いね」、と娘は嬉しそうに言った。

娘は学校で、イタリア人のお母さんと日本人のお父さんを持つ
ハーフの女の子と一番仲がいい。

イタリアで出会った人々が優しかったこととそのこととは
無縁ではない気がしている。






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