日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

---カラカラ浴場で夕食

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
【2007年の記録です】

ああ、お腹すいた。
正味2時間半ばっちり温泉水に
浸り続けたのだ、

入り口のチケット売り場横にある、
レストランに直行!

あまり人が入ってない様子が
気になったが、
ペコペコだったら何でも美味しい、
と迷わず、テーブルにどかっと座り込む。

大きな体のちょっと恐そうな女性が
ウエイトレスさん。
「あら、このレストランやってないのかしら・・・」
と不安になるほど、
私たちのことを気にもとめず、
他のことをしている。
「ママ、もうやってないんだよ、
出ようよ」
と娘が言った。
日本人はヨーロッパ人のユックリズムには
多少いらつく。
こんな幼い10歳の子ですら、
ヨーロッパ人のゆっくりした
この間が待てないのだ。

その波動が通じたのか、
太ったおばさんが、
メニューを持ってやってきた。

パスタがメニューにあった。
娘は相変わらずトマトスパゲッティで、
わたしはペンネ・トスカーナを頼む。


(Tomi's Romer Restaurant: Romerplatz 1 76530 Baden-Baden ℡ 07221/395704)


料理を待つ間、
外の景色に心が癒された。

私がもっとも好む教会のかんじ。
ちいさくて、シンプルで周りの景色も
ひらけている。
ちょこんと教会横に植えられた木が
たまらなく好き。

さて、ペンネ・トスカーナの正体は



ズッキーニとトマトソースという
組み合わせであった。
ネギも入っていて、それが味にアクセントをうまい具合につけていた。
美味しかった。

恐そうに見えた太ったおばさんも、
「サンキュ」と
笑いかけたら、笑い返してくれた。
その落差の効果なのか、妙に嬉しい。
笑ってくれたあー、と。
娘も「あのおばさん本当は優しいんだね」
と率直すぎる感想を言った。
娘もちょっと、恐そう!
と思ったということか。

マルタから始まってこの旅では
パスタばかりを食べている
(特に娘が)が、
ドイツでもスイスでもマルタでも、
パスタはとっても人気なのね。

娘にはトマト・スパゲッティ世界味比べ、というチェック表でも持たせて
5段階評価で点を付けさせながら
食べ歩くべきだったか?

どこのパスタが美味しかったか、
もはや、彼女も思い出せないだろう。

あまりにも毎日食べ過ぎていて・・・・。

私が持って歩くといい表は
カプチーノ世界味比べ、だ。

パリのカフェだと
なかなか出会えないカプチーノが
この旅ではどこでもメニューにあった。
これはもしかして、
古代ローマ帝国の文化と
関係あるのかも・・・。

ふむ、・・・なわけないか!

私の知り合いのイタリア人が
日本では外でコーヒーを飲めない、
といっていた。
水の臭いがして味が決定的に
イタリアとちがうのだとか。

そんな繊細な味覚の持ち主ではない
私が一つだけ
カフェについて発見したことを公表する。

スターバックスはスイスでしか見つけられなかったが、やったら高い!
ここにスイスのバーゼルで
スターバックスを飲んだ時の伝票がある。

カプチーノのトールが5.60スイスフラン、約560円だ。

ね、すごい発見? でしょ??でしょ・・・。















---湧泉水を飲む

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
ギリシャ神殿のような柱(コリント式列柱というらしい)を見上げ、
階段を上っていく。

あまりに美しいのでついふらふら
引き寄せられるように・・・。

扉のところで絶句!
あーったー! アイが!
実にその建物こそがインフォメーション・オフィスだったのだ。

なんて立派で重厚なのだろう。
つい、圧倒されてしまい、たたずんだ。
オフィスにいたおばさんもすごく権威ある人に見えたから不思議。
さて、私は臆してはならない、と
(実際、なぜかドキドキした)
オフィスのおばさんの所に行って、
「あのー、英語の地図はないですか?」
と聞くと、
「そこよ」という。
え、と思って指差す方を
てんてんてんとつなげていくと、
あった、確かに。
壁に貼られた英語版の
バーデン・バーデンの地図が。

でも持ち歩けるモノが欲しい。
「あんのー、持ち運べるものではないですか?」
というと
「ない」という。

今さらながら思うのであるが、
英語が通じてなかったのかも。
世界的な保養地に英語の地図や英語のパンフレットが置いてないはずがない!
実はホテルからもらった地図が
あったので、
そのまま引き下がったが。
考えてみたら、
アイで何か聞きたいことが
あったわけでもなかったのだ。

さて、そのアイの前、
建物のエントランスホールの
真ん中にある柱から、
水がチョロチョロわき出た
水飲み場があった。
おばあさんが水筒に水をいれている。
あれ、容器を持参しないと駄目なのかなあ、と残念がっていると、
プラスチックのコップで水を
飲んでいる若者たちがいたので、
「あの、そのコップどこでもらえるの」
と聞くと、
「ここのカフェでくれるよ」という。

そうなのだ。
その建物内のアイの横に
シックでかつステキな、
オープンテラスを
したがえたステキなカフェ&バーが
あったのだ。

朝ご飯を食べ損ねた私たちは、即決。
「入ろう」
といって、カフェにはいる。
いつもはテラス席が好きな私だが、
なぜか屋内のシックな
ソファに心が惹かれた。
無邪気にそこにドカツと座った娘が
その後毎日、ここへ通い詰めてカプレーゼ(モッツアレラ・チーズ&トマト)
を頼むことになるとは
その時の私には想像だにしなかった。

さて、そのシックなソファ席の窓辺に
写真のように👆新聞がかかっていた。

この新聞の大胆な置き方が
とても気に入った。
実際品のいいおじいちゃんが
じっくり新聞を読みふけっていた、
ソファ席でね。



(これで、4.90ユーロなり。盛りつけ方が毎日違って面白かった。IN DER TRINKHALL : Kaiserallee 3 D-765330 BADEN-BADEN ℡ 07221/302905 )

もちろん、食事のあと、
コップ(プラスチックの)をもらい、
湧泉水を飲んだ。

さらに、カフェで買った水を飲み干し、
空になったペットボトルに
湧泉水を入れて
その後、飲みながら町を探索した。

これは効果抜群で(というか水をいっぱい飲んでいて)
トイレがとても近くなった。

ちなみにバーデン・バーデンの
マクドナルドは入り口すぐに
トイレがあって、
食べもしないのに、
トイレだけに何回も入らせたいただいた。


8月20日、バーゼル最後の日。ドイツの黒い森へ向かう

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
朝、電話で起こされた。
バーゼル在住の日本人女性からだった。といっても既に9時だったので、
電話が目覚まし時計のようで、ありがたかった。
さて、昨晩遅くに電話をかけても(ホテルに)不在だったので、
やはり心配をおかけしていたようだ。
かたじけない。

私の携帯電話の番号を教えておけばよかったのだが、
こちらでは電話を受ける方も料金をとられてしまうので、
「お金が無駄にかかってしまうから、
電話ならホテルにかけるわ」
と携帯電話の番号を 
受け取ってもらえなかった。

すべてに気遣いのある
ステキな女性なので
スイス人男性と温かい家庭を
ここバーゼルで育んでくることが
できたのだろう。

早々とチェック・アウトし、
ホテルに荷物を預けていざ、
バーゼルの町へ。
気になる場所へと向かうことにした。

バーゼルの市庁舎(赤い建物)前の広場。チーズ、野菜、ハーブ、パン、
お花・・・などの
お店が出ていた。プチ・マーケットだ。

朝食は広場に出ていた屋台(?)で
ホットドックを買い、その場でパクリ。

シンプルで美味しかった。
この手のものはアメリカが一番得意、
と思っていたが
ここのホットドックの方が美味しいかも。

広場からどうしてもおかしな噴水を
みたくて、
大聖堂へと向かう。



この噴水を見られただけでも、
バーゼルに来てよかった、と思うほど、
ユニークな動きが絶妙で感動した。

動画じゃないのでイマイチその臨場感は
伝えられないが・・・。

現代的なこの噴水の向こうに
大聖堂の塔が見える。

その新しさと古さとの調和が本当に
あっぱれだった。

さて、この2つがトラムから
眺めた風景の中で
どうしても降りたって
訪ねてみたい場所だった。

午後2時にバーゼル在住の
日本人女性(50歳代?)
と駅で待ち合わせしていたので、
駅へと向かった。

そのご婦人とは3日前、
バーゼルの駅で偶然お会いしただけの、
実はまったくの赤の他人。
なぜか、親切にしていただいている。
その時、ご婦人とご一緒だった
ステキなスイス人の旦那様は
とても面白く温かな人で。

娘も私もそのご夫婦の大
ファンになったというわけ。
今日はお宅へお呼ばれされていた。
子どもが大好きな奥さんは、
子連れの私を何となくほっとけない、
と思ったのかもしれない。
いずれにせよ、優しくされる
理由などどこにもない。
でもその奥さんの誘い方が
とっても気に入った、
「うちにいらしても、いいことなんて何もないのだけれど、
いらっしゃいます?」


さて、お昼。どこで食べようか?

「えー、またー」とあきれたのは母(私)の方だった。
娘がそのご夫婦に連れて行って頂いた
日本食レストランにも一度行きたい、
という。
「日本食なら帰っていくらでも
食べられるでしょ」
ともちろん、諭した。

でも、「何食べようか」と10分後には
日本食のメニューを眺めていたのだから
だらしない。
親として、情けない。

10歳の娘に押し切られてしまった。

2時に日本人女性と落ちあう場所まで
そのレストランから1分もない、
という地の利もあったんだけど、
まあ、本音として私も和食が
良かったのであった。

が、また、娘がこの前と同じく
「卵とじうどん」を
頼んだのにはゲンナリしたが。
約1700円のうどんだからね、
何でわざわざスイスで食べるかなあ、
と思うのは私だけ?

その話を奥さん(日本人女性)にすると、
「あそこ、ランチはお得でしょ」とおっしゃるので、
「いえいえ、ランチを無視して
うどんでしたから」
と話すという思いっきりうけた。

さて、バーゼルには他にも
和食の店が2軒はあるとか。
最近、ラーメン店もできたというから、
驚いた。
実は娘は大のラーメン好き。

ラーメン店があることを後から聞いて、
娘はとても悔しそうだった。


(通いつめた記念にレストランの広告の付いたバン(自動車)の前で記念写真
 SAKURA : Bahnhof Basel ℡ 061 272 05 05 入り口はタクシー乗り場脇 )

日本食レストランのすぐ横が
タクシー乗り場だ。
待ち合わせ場所のタクシー乗り場で
女性を待つ。

栗色のコートを着た小柄な女性が現れた。
先日偶然にお会いした奥さんだ。
実は私は、ここでお会いして
お礼ができたら、
お宅はご遠慮しようかとも思っていた。
状況次第にしよう、と。
ただ、娘が
「おばさん、きっと朝からお部屋を片づけたりして準備してくれてるんじゃない!
行ってあげなきゃかわいそうだよ」
という。

それは、お前の母だろ! 誰かが来るたびに掃除が大変なのは・・・!
「おばさんは誰がいつ来てもいいようにきれいにしてるわよ」
と返したかったが、墓穴をほることになるので、言葉を飲み込んだ。

お会いすると、荷物のことを聞かれ、
ホテルに預けたことを話すと、ホテルから荷物を駅のロッカーに移しましょう、
と提案され、実際に奥さんがシャキシャキと私たちを誘導して下さった。
トラムでライン川を渡る橋に
さしかかった瞬間、
「ここからの川の景色が本当に好きなの」と話す、
そんな奥さんが少し羨ましかった。
私は東京にいてそういう
大好きな場所を未だに見つけられない。

バーゼルでは大雨でライン川が
決壊し大変だったことを話してくれた。
10日ほど前のことだという。
夫の知り合いが
「アルプスの氷河が溶け始めている」
のを取材するために
丁度チューリッヒに来ていると聞いたが、
本当に地球温暖化の影響が
如実に出てきているようだった。

今年のバーゼルは春が夏のように暑く、
雨が降れば極端に大雨で
不安定な天候が続いているという。

ホテルのフロントから
スーツケースを受け取ると、
奥さんは、前にいたタクシーの運転手に
ドイツ語で声をかけ、
さっと車に乗り込んだ。
運転手が降りてきて、スーツケースを私たちから奪い、トランクに運ぶ。
私のスーツケースがあまりに重いので、

「この中にはゴールドが入っているんだろ」とウインクしてきた。

車だとあっという間に駅につき、荷物はさっさとロッカーに預けてくれた。

バーゼルに来た日本人のためにガイドをやるのはおてのものに違いない。
「私はやってないけれど、お友達にガイドをやっている方いるわよ。
バーゼルはクリスマス時期が人気だから、そのあたりになると、
忙しい、忙しい、て言っているもの」
とのことだった。

奥さんは、
ただただ親切な人なのだと思う。






8月19日、フランス、アルザス地方への旅

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
【2007年の記録です】

眠る。
疲れていたら、眠るに限る。

丁度この日の娘がそんな感じだった。
昨晩「明日はフランスに行くから早く起きてね」
と言ってあったが、
むろん、予定は未定でツアーじゃないんだし、
朝早く出る、といってもマストではない。

単なる母の希望だ。

ツアーだったら
無理やりでも起こして連れ出すのだが、
どうにでもなる気ままな旅だ。

10時半まで待った。
お腹がすいて待つのも
限界になっていった。
「起きなさーい」と鬼になる。
ためがあっただけに、激しくなった。
母の殺気を感じたのか娘は、
あっけなくスタっと起きた。
そして、ホテルを11時頃に出る。

即、食事といきたかったが、
気の利いたお店があいていない。
娘は寝ぼけているから、
まだ、お腹まで神経が
向かないようだった。

駅について、すぐ、食料をあさる。



バーゼルでは日曜は
お店が閉まってしまうので、
駅にあるこうしたお店は
本当にありがたい。

着いた日に出会った日本人女性が
駅のお店が朝早くからやっていて便利、
と話してくれたっけ。

さて、どれを買おうかな、
と本当に迷ってしまった。



写真では見にくいかもしれないが、
左端のパッケージはお寿司である。
きゃー、どうしよう、選ぶの大変!

お腹すきすぎて思考力もない。

さて、こーんなに美味しそうな惣菜が
売られているお店で
私たちに選ばれたのは、



パティストリーなのであった。

ちなみに娘は主に
「スニッカーズ」を食べながら、
列車の中で満足げにしていた。

情けない親子。

今でもなんであのとき、
惣菜を買わなかったのか悔やまれる。
選ぶのに疲れ果ててしまったのだ。

お腹がすきすぎて、まったく別の方向に走ってしまった。

ちなみにそんなに甘くなくて、
本当に美味しいパンだった。

ドイツからの列車で
降り立った駅ではなく、
フランスSNCFの駅から、いざ出発。

バーゼルは、
ドイツ🇩🇪、スイス🇨🇭、フランス🇫🇷と
向かう国によって駅が違う。

やっぱり駅で迷ったけれどね。
メインの入り口からすぐ
右をズンズン行くだけで
フランスの駅だったのだが、
入り口からまっすぐ駅を
突っ切ってしまったのだ。



やっと、たどり着いたとき、
乗りたい列車はとっくに出発していたが。

ま、いいかあ、と気長に待って、
13時09分の列車で
ストラスブールに向かう。

写真はそのSNCF駅
プラットホームでのもの。
日本がらみのイベントの広告だったので、記念撮影。







---ストラスブール探索

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
何だかんだと娘を起こすのが偲びなくて、
ついホテルを出るのに
遅れをとったのはいたかった!

ストラスブールに着いたのは14時半ころ。
バーゼルからは列車で
約1時間半かかった。

フランス第2の都市なのだ。
駅はなかなか立派だった。

まずは、アイを捜してマップを
手にするのが王道であるが、
何となく、駅前広場に立っただけで、
こっちかな、というのが分かった。
人(観光客)の流れもある程度あったのもラッキーだった。
日曜だったので、
通りを歩いていてもお店は
ほとんど閉まっている。
それはちょっと、残念。
でも、時間が余りないから、
さっさと歩けてかえってよかったかな。

さて、運河のあたりが
美しいことは知っていた。
運河を目指す。

そして・・・・。
出会ったのが予想以上に
カワイイ風景だった。

ピノキオがいてもおかしくなさそうな、
木組みの家々の中を
ダイナミックに運河が走る。

これは、どうみても世界遺産よね。
と思ってあとで確認したら、
やはり、そうだった。

そういうことは本当に多い。
マルタのヴァレッタも
世界遺産に登録されていたし・・・。

さて、



(上の写真)のような、ステキな男性を発見。

あんまり絵になったので、パチリ。

盗み撮りしたわけじゃないけれど、
気づかれなかった。

そこは運河にかかる橋のふもと
だったのだけど、
なんだか、お一人でいるのはもったいない、よね。

彼女がその後、現れたのかもしれないが。

さて、実はモダンな船が
運河をグルリと回っていて
絶対乗りたい、と思ったのだが・・。

品のいいおばあちゃんに、
「船に乗りたいのだけれど、どこから乗るの?」と
英語で聞いたら、
全く分かってもらえない。
すごく明るいおばあちゃんで、
こっちの質問を無視して、
「ジャパニーズ、チャイニーズ」
と聞いてくる。
「ジャパニーズ」と答えると、
「オー、キョト、トキョ」という。
まるっきり、単語だけで進んでいく
会話に。
娘がけらけら笑い出した。

私はそうだ、単語作戦だ!と
「バトウ、ホエアー、ボード」と羅列してみた。
すると、おばあちゃんが、
「ノン、バトッ」と繰り返してきた。
え、と思ったが、もう一度、
「バトウ」というと
「バトッ」と口の動きがはっきりと分かるよう、ゆっくりと言った。
私も頑張って
「バトッ」と切れ味をよく言ったら、
「ウイ、ビィヤァーン」と優しくほほえむ。

フランス語発音教室になってしまった。
道を尋ねたのに・・・。

あまりに明るくて
いいおばあちゃんだったので、
その後も何度も発音チェックを
してもらった。私も暇だ!

いや、暇じゃなかった。先を急いでいる。早く船にならなきゃ!
が、おばあちゃんとのやりとりで
精力を使い果たしてしまった。

船に乗る元気もなくなり、
娘もどうでも良くなっている様子なので、
もう少し散策して、
コルマールへと向かうことにした。

コルマールへの列車は1時間に1~3本出ていたが、
17時16分の列車を目指して、
運河を後にした。
時計を見たら、4時半だった。




---プチ・ベニスに到着

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
本当に、きれい!
花に囲まれてゆっくりお茶でもしたいところだが、
先を急いでいたので、断念。

この水の流れに沿っていけば
プチ・ベニスに着けると信じ・・・
早足で歩く。

で、でも一応、この道でいいのか
聞いてみよ、と。

とにかく、人の善意に頼って、
聞いては進み、聞いては進むのであった。
(娘もあまりに町がきれいなので、「早く、お寿司食べたい」と
文句をいうのを忘れているようだった)



た、たどり着けた。
この感動は大きい。

コルマールで「プチ・ベニス」を
体験したかった。
あった、あった、小舟が。

とズンズン小舟の方に進んで行くが、
なんか変。
立て看板に”舟はカフェに申し出て下さい”とあったので、
カフェの人に舟に乗りたいんだけれど、
と声をかけると・・・・。

うすうす感じていたのだが。
既に終わっていた。
お、遅すぎたあ。

でも、がっかりしない。
お金の節約になったんだもん。
舟に乗ろうが乗るまいが、
人生ちっとも変わりゃあしねえ、
とたんかをきる。

さて、そうなると娘
俄然うるさくなった、
「ママ、早くお寿司食べに行こうよ」
と。

コルマールに美味しい寿司を
出すお店があると
マルタで知り合った
アルザス地方から来たフランス人に
教わったものの、
肝心のそのフランス人は
英語があまり得意ではなく、
詳しい情報をもらえなかったのだ。

「分かったわよ、
じゃ、誰か町の人に聞いて、
それで見つからなかったら諦めてね」
と娘にいい、
聞くべき人を捜して
きょろきょろとあたりを見回した。

すると、上品な初老の男性が向こうから、自転車にのってやってくるではないか。
上品な人は親切である、
と思いこむことにして、話しかける。

「コルマールに美味しいお寿司を出すお店があると聞いているのだけれど、
そのお店の場所を知りませんか」
と。
その人はすぐ
「ああ、美味しいかどうかは
知らないけれど・・・」
と話しだしたので、ズルっとしたのだが、
親切にも教えてくれた。
コルマールでお寿司を食べられる場所は
一軒だけだから、ということだった。

さて、本当に
たどり着けるのだろうか・・・。
幸い、1回角を曲がるだけの
距離だったので、
私でも何とか、
記憶の維持ができそうだった。

娘もさっきとはうってかわって
積極的に私の先を歩いていく。

そして・・・・・。



---コルマール(仏)に到着

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
ストラスブールから約30分で、コルマールに到着。

ホテルのあるバーゼルには少し近づいたことになる。

さて、車中、一人で旅行中のおばさんと話をすることが出来た。
旅なれていて、
アルザス地方に詳しい様子。

「スタラスブールでは大聖堂を見たかしら?」と
聞いてきたので、
「いいえ、運河のまわりを散策しただけ」
と答えると、
「大聖堂が本当に素晴らしいのよ」
と教えてくれた。

そうか、運河とその周辺だけで
お腹いっぱいになり、
ついぞ、聖堂まで気持ちがいかなかった。

でも、どっちかというと
立派な聖堂というのは苦手。
シンプルで十字架だけが
飾ってあるような、
質素な教会が好みなのだ。

それは多分、自分がプロテスタントな
せいだと思う。

さて、コルマールに着いたのは
既に夕方の5時半頃。

効率よくまわりたい。
そう思っていた私に
救いの手があらわれた。
今度はハンサムさんではないけれど、
体力抜群で私たちを運んでくれる。

そう、プチ・トレインだ(写真)。
これに乗れば町の主要な場所を
全部回ってくれる。

即決でトレインに飛び乗った。
でも、この時できれば
「おたくたち、これが最後のトレイン
だからね、一度降りたらもう次はないよ」
とか教えて欲しかった。
海外でこれを期待するのは
愚かなことと、知っているけど・・・。

というのも
プチトレインには日本語の音声ガイド
(イヤホンで聴きながら回る)も付いていて
「このプチ・トレインは何度でも乗り降りができるので、
ゆっくり観光したいときは自由に降りて、
また次の列車に乗ることができます」
とアナウンスがまず、入ったからだ。

すっかりその気になって、好みの質素な教会の近くで
降りてしまったのだから。
その教会は好みだっただけあって、
やはりプロテスタントの教会だった。
フランス全土では2%しかいない
プロテスタント人口が
ここアルザス地方では25%にも及ぶことを知ることができた。
(フランスではカソリックがメジャー)

教会内では人々がパイプオルガンの
音色に聞き入っていた。
一曲終わるごとに拍手が入る。
私はもっともっとそこにいて
その魂を振るわせるようなオルガンの響きに身を任せていたかったが、
時間がないので、拍手の間に席を立った。
そして、入り口で売っていた
バッハのCDを購入した。

そのCDはその教会のパイプオルガンで
演奏したものを録音したものだという。

これは、夫へのいいお土産になるだろう。

さて、プチ・トレインを
降りたところに戻る。
次のトレインを待つためだ。
待ちながら、
次の到着予定の看板をのぞく、
あれ、あれ、あれ、、、、
既に最終のプチ・トレインの
時間が過ぎていた。

今、思えば
このことは次に起こることの予兆であった。
でも、その時の私がそんなこと知るわけがない。

楽して回るはずが・・・・。と内心がっかりした。
自分のチェックの甘さに、であるが。

さて、すべて見て回ることは
不可能になった以上、
ひとつだけ、絶対行きたい所へ行こう。

母は「プチ・ベニス」
娘は「お寿司やさん」
と意見が割れた。

こんな時、自分では知恵を使ったつもりで、娘に提案するのが常。
今回はこんな風に知恵を使った(つもりであった)。

「あのね、じゃ、両方とも叶えるいい方法を考えましょ。
プチ・ベニスに向かいながら、お寿司屋さんも同時に捜すの」
と。

もちろん、プチ・ベニスへの道すがら
お寿司やさんを見つけられる確率は極めて低そうだったが。

---バーゼルの邸宅訪問

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
「外から見るとはマッチ箱のようだけど、実は広いのよ」
という奥さんの説明のとおり、
中におじゃますると、
本当に広々としたお家だった。
(テラスもお庭も広くて、
景色は最高だった)
3階部分しか通りからは
見えなくなっていて、
2階や1階に行くには玄関から
降りていくしくみになっていた。

小高い丘の中腹を利用した
とっても粋な邸宅だ。

外観を立派にしていかにもお金があるのをひけらかすように
家を建てる人は多いけれど、

通りからの見た目がささやかで、(といっても充分豪邸、他と比べて、の話)
中に入ると広々として気持ちいい空間がある家を作れる人、て
本当にわずかだと思うし、
センスを感じる。

豪華なのに人に見せつけず、
謙虚なかんじが邸宅を品よく見せている。

ユダヤ人のお金持ちから
中古で購入したのだとか。
ステキでした。



手作りのアップルパイまで
用意して下さって、
思わず涙がこぼれてしまった。

「あら、おばさん、お母さんを泣かせちゃったみたい」と
奥さんがおっしゃった時、
娘がきょとん、と私の様子を見ていたのを忘れられない。

娘よ、人間は嬉しくても涙をこぼすのだよ。

さて、奥さんとのおしゃべりは本当に楽しかった。
スイスでの子育ての話とかさまざまなことに話は及んだ。

「日本では、小5といったら、中学受験の人はもう大変なんです、
うちなんか、のんきに旅しているけれど、きっとすごく差がついてますね」
と言ったら、
「小さいときはまずは体力をつけて、感性を磨かなきゃ。いろんな体験をしていくといいわよ。結局、最後に笑うのは、小さいときに勉強した人ではなくて、感性の豊かな人よ」
と真顔で娘にアドバイスして下さった。

あまりに楽しいひとときだったので、5時台の列車でバーデン・バーデンに向かうはずだったのを、7時台に変更したくらい。

娘など、アップルパイを3切れ、
たいらげた。
わたしは?

2切れ!

スイス人の旦那様も仕事を早めに切り上げ帰宅して下さったので、
楽しい会話のひとときを持てた。
(会社で偉い人なのはすぐ察することができたが、とにかく、
人柄がすごく温かかった)

奥さんが娘に列車の中で食べるようにと、チョコ入りのパンと
アーモンドチョコを下さった。

私も実はお礼にとマルタからのささやかなお土産を持ってきてあった。
質より量で申し訳なかったが、お渡しした。

奥さんがひとつずつ、取り出して喜んで下さった。

実はその中に、
旦那様の頭の毛がちょっと・・・だったので、というわけではなく、
心から何かお礼をしたかったので、
キャップも土産の袋の中に
しのばせてあった。

ところが、そのキャップを取り出すのを見て、娘が
「あれ、それパパのために買ったんじゃん!
ママ、パパとお揃いでかぶるんだって言ってたのに・・・」
とばらしてしまい・・・。瞬間、言葉に詰まったが、
「で、でも、ホラ、パパはいっぱいキャップなら持ってるし」
としどろもどろ。

「僕もキャップは持っているから、旦那さんとおそろいでかぶって。いらない」と(優しく)突き返されてしまった。
完全拒否!
「いやあ、どうぞ」と粘る私に、
ハイデルベルグで買ったささやかなチョコのパッケージを指して、
「僕はこれで充分」とおっしゃる。

かたじけない!
すごすごとキャップを受け取って、
鞄にしまう。

記念に写真を(お二人の)撮ろうとすると、
「写真に残すのではなく、心にしまっておいて」と
旦那さまの方から言われ、再びすごすごとカメラもしまった。

車で駅まで送っていただけ、
ロッカーから荷物を出し、プラットフォームまで送って下さった。
、、、な、だけでなく、
実は列車が発車するまで、
立ち去らずに
見送ってすら下さって・・・。

お礼ばかり言っていたら、

「これは順繰りなのよ、私たちの娘も、どこかでこうやってどなたかのお世話になっていると思うから」と、奥さんがおっしゃった。

お二人のことは絶対忘れない。

そして、いつか私が見知らぬ誰かをこんな風にもてなすことが、
できるのだろうか、と考えた。

アップルパイがおにぎりになってしまいそうだけど・・・、
きっとできる!

そう思っていたい。






8月23日、バーデン・バーデンからの帰国の日

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
(高級保養地にアメリカンなほとんどモーテルのような、でも一応ホリディインの系列のホテルが最近できた。これが私たちの泊まったホテル。テラスも気持ちいい。近代的で快適だった。EXPRESS by Holiday Inn-Baden Baden )


日はまた昇る。
眠ろうが眠れなくても・・・。

さあ、帰国の日が来た。
マルタ島以外は
それぞれ短い滞在であったが、
町の美しさもさることながら、
人との出会いが本当にありがたかった。

娘が生まれ、すくすく育って
こうやって一緒に旅行できることの
幸せを思おう。
ドンベエ(愛犬)は娘のことが
大好きだったので、
この旅行で娘が成長してくれることを
望んだだろう。

そう思うことでしか、
愛犬の死のきわに
自分が異国にいたという後悔を
ぬぐえない。



飛行機の便は夜の9時頃、
フランクフルトを出発なので、
ゆったりと最後の一日を過ごす。

また、湧泉水を飲みに行けたし。
娘はそこでカプレーゼを食べた
(3日連続)。
この湧泉水は利尿作用があるのか、
やたらとトイレに行きたくなったが。
悲しことがあることを
予知していたかのように、
水のおかげで体はすこぶる
元気になっていた。

温泉療養とまでは行かなかったかもしれないが・・・。

次は「フリードリヒ浴場」にも
チャレンジしたい!
混浴が恐ろしくて入れなかったが、
混浴ではない曜日もあることが分かった。

そう、フリードリヒは裸で入るのね。
日本みたいにタオルで隠したりできないんだし・・・。

フリードリヒ浴場のパンフレットに出ている女の人、
すごくナイスボディだから、
そういう人しか無理かと思ってしまいがち・・・。
でも、実際そこから出てきた女の人たち、
けっこうふくよかに脂肪を揺らせながら歩いていたもの。
大丈夫、私もひけをとらない! 脂肪が!
と確信したのだ。

混浴は勇気いります。
え、見られることじゃなくて、
見る方にね。



(私のスーツケースは超特大(Lサイズ)。でもケース自体は5キロもない軽量なもの。娘のはSサイズ)

ホテル近くのバス停から
たったの12分くらいで駅に到着。
(大人2ユーロ、子ども1ユーロなり)

結局節約してバスにしてしまう
私であった。

さて、余裕を持って、
列車の時間より1時間も早く着いたので、
ユックリ最後にお茶ができた。

プラットフォームに
テーブルと椅子が置いてあって、
とっても便利。(2番目の写真)

ギリギリ10分前くらいにようやく
カフェから離れ、
電車の着くプラットフォームに向かった。

DB(鉄道の駅のオフィス)で
プリントアウトしてもらった
情報によると、
私たちの乗る予定のICEは、
”予約がのぞましい”らしい。

今まで、予約なしで
きままに乗り降りしてきたが、
どうやら、フランクフルト空港へと
主要な都市をつなぐこの列車は
人気の路線なのだろう。

まあ、大丈夫だろう!
予約が”必要”なら焦るが、
”望ましいなら”、
”ご自由に”ということね。

でも、多少、ドキドキした。
満席だったら・・・・。どうしよう!

ユーレイルパス、正確には
ユーレイル・セレクトパス・セーバー
5日間を無駄なく使い切った。

乗る前には忘れずに!
の今日の日付を書く。
5日分がこれで全部埋まった。



---トラブル対処法!

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
最後のメガトン級、トラブルは・・・・。



【2007年の記録です】

こんな、静かな遊歩道の
片隅に潜んでいた。

大事件が・・・発生。

というのは大げさかも。

この通り沿い(写真上、エルメスのブティックがある通り)
にあったキャッシュ・デイスペンサーに
シティ・バンクのキャッシュカードがのみこまれてしまったのだ。
もちろん、お金も引き出せなかった。

それはまさしく、もうお金をおろせない、ことを意味した。
もし、その時手持ちが多少あったなら
もう少し余裕があったのだが、
ユーロがまったく無くなっていたので、
奈落の底に落とされたような、深い不安に陥った。

後ろに並んでいて、飲み込まれる様子をみていた男性やカップルから
「大丈夫、明日朝、銀行に来てカードを返してもらえるし、お金も
無くなったわけじゃないんだから」と慰められた。

4年間のマンハッタン暮らしを含め、
海外ではいつも一貫してシティ・バンクの
キャッシュ・カードを使ってきたが、こんなこと初めて。

いつもと違っていたことは唯一
娘が横から手を出してきて、画面をさわってしまったということだけ。

当然、怒りの矛先は娘へと向かった。

さて、余談だが、このことでは娘も相当へこんだようだった。
なんと言ってもこの事件が起こったのが7時半頃だったが、
延々と国際電話で母がシティ・バンクとやりとりして、
電話をひと通り終わったときは9時近くになっていた。
だからといって解決できたわけではなく、結局母がドイツの銀行と直接
交渉をしなければらちがあかないことが分かっただけにすぎなかった。
自分のせいで、母が窮地にたったことは明らかだったのだから。

しかし、この夏休みで娘が変わったのだ。
旅行から帰ってからというもの、自分から進んで勉強をするようになり、
恐いくらいにいろんなことに積極的なのだ。
「偉いわねえ」と褒めると、
「あの、銀行での事件から変わったの、私」という。
娘にどんな化学変化が起こったのかは私には知るよしもないが・・・。
何事も無意味なことはないということか!

その晩は本当に眠れぬ夜を過ごした。
カードが戻ってきますように、と祈るばかりだった。

ちなみに、PCに入れてあった「聴く聖書」という
聖書を朗読するソフトを連続再生にしてベッドに入った。

本当に心を落ち着けたいと思ったからだ。

翌朝、銀行で何が起こるのか、うまくいくのかどうか、その心配からの
行為だったが。

翌日、もっと、もっと、果てしなく落ち込む出来事が待っていた。

もちろん、その時の私にそんなことは予想すらできなかった。

だから、あのとき胸騒ぎを落ち着かせるために、
聖書を聴きながら眠りについたのは
もしかしたら、ある意味虫の知らせだったのかも、と思っている。




ヨーロッパ人、衝撃の事実

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

【2007年の記録です】

【ノートパソコン。私の旅の必需品。でも、本当に宝の持ち腐れ、ネット環境のいいリッチなホテに泊まらないと、PC持参の旅もその活用度が下がる。仕方ないから、カフェで娘がゲームに興じるのを見守った。これ一台で音楽も聞け、辞書にもなり、ゲーム機にもあるし、日記帳にもなるわけ! まあ、私のPCは英語の先生にもなるし、鉄道時刻表にもなったけど、ソフト取り込んであったからね】

明日書く、とほざいて、
何日も経ってしまった。
事実私は忙しかったわけ。

でも、ちょいと気分転換に
ブログを開いたというわけなんです。
先週末(9/15,16)はお台場に住んでいるという地の利をいかして、
ビックサイトでやっていた「旅行博」に行ってきたもんね。

ビックサイト自体に初めて行ったのだが、
入場する前に広場にあるラーメン屋で娘と2人ズルズルしてしまった。
12歳以下は入場料が無料で、なんだか得した気分。


アラスカのブースには氷河がおいてあって触ってみるととっても堅かった。
気泡が少ないから、
解けにくいのだそうで、
暑い会場の中、そこだけすすしげでした。

我が愛するマルタ共和国の
ブースもあったけど、
閑古鳥状態。
だーれも、人が寄ってこない中、
1人たたずむ日本人のお姉さんに
声をかけてみた。
「マルタ島にこの夏行ったんですよ」
「あら、そうですか」
と案外そっけない。
「暑くて参っちゃいました、本当はいつが一番おススメですか?」
と聞くと
「そうね、5月か6月かしら。
泳ぐには少し早いのだけど、
過ごしやすいですよ」とのこと。

私たちが一泊だけ泊まった
ヴァレッタにある
メリディアン・フェニシア・ホテルは
買収され、もうメリディアン
ではなくなったという!

なんということか。
で、メリディアンではなくなって、
単なるフェニシアホテルに
なったしまったホテルのすぐ傍に
全室オーシャンビューのホテルが
まもなくオープンするそうだ。
なんとかグランドかグランドなんとか、
という名前だった気がする。
新しいから当然快適で
お勧めということだった。

それから、今マルタは定年後の、
留学先として人気だそうだ。
理由はシンプル。英語が通じて、
安全だからだ。

さて、ようやく本題に。
娘もそういった理由で
この夏マルタで英語の勉強をした。
寄宿生活を送りながら、
週間だけであったが。

そのサマーキャンプでの
恐るべき事実をご紹介する。


ヒルトンホテル界隈。ここはどこかモナコのようだった。実はジミー大西が滞在していたという情報あり

①アイポットで音楽を聴きながら、授業を受ける。

娘がサマーキャンプから帰ってきてすぐにこう言った。
「今年の誕生日プレゼントね、
決めたよ、アイポットが欲しい!」
「え、なんで、また、
ママでさえもってないのに」
「だって、みーんな、
アイポット持ってたよ」
子どもは安易にみーんなを使って、
自分だけ持ってないことを
強調するものだ

で、よくよく聞いてみると、授業中、みーんなアイポットを聞きながら、
英語を習っていたという。
「先生怒らなかったの」ときくと、
「だって、片耳だけで音楽を聞いていたから、もう一方の耳ははちゃんと授業きけるんだよ」と娘。
「だから、先生は怒らなかったの!」
「怒んないよ、何聞いているの、て聞いたりしてたけど」
「それ、怒ってたのよ、絶対」と私。
「ううん、一緒になって音楽に合わせてうたったりするんだよ」
「・・・・・・」
「日本人の男の子たちも、それってあり、て感じで
途中からアイポットだして聞き始めたよ」
「・・・」

かくゆう私も名門コロンビア大学で英語のコースを取ったことがあるが、
先生はコーヒーを持って授業するし、
もちろん、生徒もコーヒーを飲みながら授業を受けるので
そのカジュアルさにびっくりしたものだ。
 
で、も、アイポットには恐れ入った。
もちろん、娘はジュース片手に授業を受けていた、という。


②金髪はごわごわな毛!

娘が言う。
「あのね、金髪の子に三つ編みをしてあげようとしたの。
でも、かたくてごわごわで、しかも絡んでいて、ぜんぜん毛を動かせないの」
「まったー、金髪に限ってさらさらなんじゃないの」
「ううん、本当にどの子の毛も堅くてすごく絡んでるんだよ
「え、くしでとかないのかしら」
「とかない、というよりとけない、て感じだったよ」
髪の毛をいじるのが好きな娘は
金髪娘を捕まえては、
三つ編みにチャレンジ
したようだ。
しかも、ことごとく、
堅くて絡んでいて三つ編みどころじゃなかったという。
ほんとうかなあ。
でも、少なくとも、
娘がさわった金髪に限っては
かなりヒドイ毛質だったようだ。

③ロシア人に教わった、ぴょんぴょん術

娘が台場の海岸を歩いていて、
急に「どうしよう、トイレ」と
焦りだした。
しかも、同時にぴょんぴょん跳ね出した。
「何やってんの」と呆れる母に、
「だって、こうすると引っ込むんだよ」
と答える。
う、引っ込む?
ということはあっち?
「やあだ引っ込むって、ありえない」
という私に
すすしげな顔にもどって、
「だって、本当に、引っ込むんだって。ね、もうママ、私大丈夫になったよ」
という。へんてこりんな方法だが、
確かにきくようだ。
「ニコライがね、ノー・トイレといいながら、いつも跳ねていたもん」という。
ロシア人から教わったそうだ。
ニコライくん、ありがとう😭

さて、今思い出せるのはこれくらいかな。

マルタ島、ECマルタのサマーキャンプ

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
👆午前は英語のレッスン、
午後は観光や遊び。
週末(印)はコミノ島ブルーラグーンまでのツアーがあった。学校での観光の時、
マルタ島の歴史を映画で見てきたようだ(日本語イヤホン付き)。
その映画はイムディーナで上映されているもの。面白かったというので、娘につきあってもらい私も見てきた。
つまり、娘は2回そのマルタの歴史を教える映画を見たわけだ。30分くらいで短いし、確かにお勧め。



2007年9月10日はちょっとした撃沈の日だった。

その矢、いやミサイルは
娘の学校から飛んできた。

仕事中に携帯が鳴る。
「ちょっと失礼します」と画面をみると、公衆電話から。
すなわち帰宅途中の娘からだった。
「ゴメン、ごはん用意してあるから、少しお留守番してね」と私。
「それはいいんだけどね、伝えたいことがあって、算数のテストね」
おお、一刻も早く伝えたいほど、いい点がとれたのね、よしよし、
と一瞬でも思った私はアホだった。
「あのね、25点だったの」
私はそのはっきりとした
区切りのいい数字に
妙な明るさを感じてしまい、
4分の1にうまくしたものねえ、
とこれまた、一瞬のうちに思っていた。

そして、「分かった」というと、
電話口で娘の友達がなにかわめいている声を聞きながら、
「じゃ、仕事中だから切るね」
と切った。

さて、娘の学校で行われる
スタートテストは
毎学期はじめに、
これまで習ったことを
全部おさらいする意味で行われる。

そのテストの存在はまるで、
「夏休みにうっかり遊びまくるなよ」
とか
「子どもの勉強を休み中、しっかり親が管理しろよ」
と言われているようで、実に不快。

「いやいや、学校側も先々で
落ちこばれないように、
心を鬼にしてそのようなことを
して下さっているのね」
と一生懸命に、
思い返しているにはいるのだが・・・。

うまくはいかない。

それもこれも、自分が小学校の時、
テストといえば
「漢字」のテストくらい、
という呑気な生活を送っていたからだ。
地方の公立小学校と、
東京の私立の小学校では
こうも違うのか?
いや、単に時代が変わっただけ??

さて、仕事を終えて帰宅すると
既に夫が帰っていて、
娘とテストの復習をしていた。
「大丈夫、冷静に考えれば
ちゃんとできるよ、この子」と夫。
「時間がなくなって、
焦って考えられなかった」と娘。

問題をただ解けるだけでは駄目で、
ピピっとコンピュータのように
進んでいかなくてはならないほど、
問題の量が多かったのね。
とテスト用紙を覗く。
なーるほど、
ごく普通の量にしか見えない。
普通に解くのが遅いっつうことか💦

さて、この場合、
「この夏はマルタでいっぱい楽しい
思いをしてきたんだし。
その分、勉強は遅れたけれど、
すぐ取り戻せるわよ」
と言うしかなかった。

実際、帰国してから、
夏休み残りの一週間は
自ら早く起き、自ら参考書を開き、
自ら勉強する、という
素晴らしい姿勢を見せていた。
そのことをほめるべきだ。

「それに、自分からテストの
勉強してたんだから、
偉かったじゃない」
と付け加える。

さて、
「夏休みに海外でサマーキャンプ」
思いっきり楽しく過ごした日々の後に、
オモーイ現実がドカーンと
我が家を撃沈したのだが、
そんな記念すべき日だからこそ、
ECマルタで娘が何をしてきたか、
というカリキュラムをあえて紹介する。

娘が「来年も行かせて」と乞い願う、
そのカリキュラム(上・写真)を
とくとご覧あれ。


なーにー、10歳からの留学?

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強


【2007年の記録です】
びっくり!

「Newsweek」に
”小・中学生留学が世界で急増、
成功の条件とは?”
という記事が載っていた。
その内容、どっか他でも見たぞ。
というか、書いたぞ!

それもそのはず、4月1日売りの
子どものファッション・ライフスタイル誌「m/f and you」
であっしが書いた記事もほぼ同じ内容だったんだもん。

しかも、実際我が子をこの夏、2週間の短期留学(サマーキャンプ)
を体験させたばかりなのだ。
その総括もこれからちゃんとまとめよう、と思っているんですが・・ね。


【これは今出ている、m/f and youのNo2号。とってもカワイイ雑誌なので、手にとってご覧下され、Educationのページを書かせて頂きました

さて、インターナショナルに
子どもを通わせている友人も、
子どもをバイリンガルに育てる限界の年齢は小学校4年生(だいたい9歳)まで、
という昔からの説は今も変わらずよ、
と言っている。
(その説を唱える専門家多し)

具体的にはRとLの音の違いを識別する耳を作る、のに
9歳がギリギリ限界なのである。
これは、日本人には絶望的なんすよ。
たとえばpreyとplayが識別できない。
私なんかはね。
訓練したのに・・・、耳が音の微妙な違いに対応できない。
まあ、度胸と想像力で適当にやるわけなんで。実際にはね。
それが、9歳までならちゃんとネイティブ並の耳が作れるということなんす。
耳が作られなければ、音も作れないので、これはまったく発音での話。

さーて、現実は日本語力を
培わなくてはならず、
日本語の音読こそ力を入れても、
英語のリスニングまではなかなか手が回らず、やっぱり漢字習得に手一杯なわけ。

でも、親として子どもに
できるだけのことはしてあげよう!
そう思ったのだ。

そこで、我が子の場合、10歳で初めての
寄宿生活での留学を体験させた。
たった2週間のことだったけどね。
明日は娘が自分で撮影してきた
楽しげなサマーキャンプ(マルタ島)の
様子を紹介しまーす。

娘から聞いた、びっくりな話を
忘れないうちに吐き出さなきゃ!



8月18日、テディ・ベア疲れ

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
【2007年の記録です】

駅に着いたとき、
バーゼルって結構な都会で大きそう、
と思った。

でも、結局、
とってもコンパクトな町だった。
なぜ、私がバーゼルをめざしたか?
それは、ある知り合いの建築家に
「バーゼルはすごくいい町だ」と
勧められたからだ。

ミラノでもそうだが、
ビジネス中心の町は
ホテルが週末割引で
安くなっていることがある。
バーゼルのホテルも週末割引を利用して、
4つ星ホテルを予約した。
一泊、2人で1万4千円くらい。

通常はその倍はするはずだ。

でも、バーゼルがビジネスの町だとは
思いもよらないでいた。

だから、来てみて「あれ」とコケた。
3泊するので中一日は
フランスのアルザス地方探索に
当てるつもりでいたから
アルザスの行きたいところなら
心にポンポン浮かんでくるのに。、
いざ、バーゼルで何を見たいのかが
分からなくなった。
あれ、バーゼルって何かあったっけ?

勧めてくれた知り合いも
「いい」て言っただけで、
どういいかを説明してくれなかった。
私も聞かなかった。

そんなテンションの低さもあって、
行動を起こしたのはようやく11時。
ホテルは朝食がついていないので、
その時間に縛られることなく
お寝坊ができたわけだ。

起きて、まず、浮かんだのが、
「ランチを食べよう」ということだった。

チェック・インしたとき、
ホテルのレストランの
10%割引券をもらったので
しっかり活用したかったし、、、

そこでは今までで一番(旅行中)
美味しいワインを飲めた。
スペインの・・・・というワイン。
名前聞いたのに、
その瞬間すでに忘れていた。

これが本当に美味しかった。

私が
「野菜をいっぱい取りたいのだけれど」
とギャルソンに言うと、
「じゃ、ラムのソテーはどう?」
と言われた、
ズル、ときたのは言うまでもない。
その様子を無視してギャルソンは
無表情に説明を続けた。
「野菜のグラタンが付け合わせで、すごく野菜がとれるよ」
「え、どんな、野菜が」
「うーん、いろいろ」
「なーんだ、いろいろね」
と勧められたラムの料理を
食べることにした。

娘は相変わらず、トマトパスタ、
とほざいている。
「トマトのスパゲッティある?」
と聞くと、
「トマトのラビオリならあるけど、
中にバジルソースが入った」という。
娘にラビオリを説明するのが面倒なので、
「どうする? トマト味だって」
とだけ言うと
「それでいい」と返ってきた?

ラムもラビオリもとびきりに
美味しかった。
支払いはスイスフランが欲しかったので、50ユーロ札を出して
スイスフランでおつりをもらった。
支払うとき、
この美味しい料理が
昨日の和食よりずっと安いなんて、
と内心本当にびっくりした。
和食の高さに、であるが。



(👆私の食べたラムソテー。つけあわせのグラタンは主にポテト、他にはコーン、ブロッコリー、パプリカなどが入っていた。それが”いろいろ”の正体。)



(👆娘はラビオリは初体験だったが、なかのバジルクリームも美味しく、大満足!)

さて、アイ(インフォメーション)に
行くことにした。
ホテルから、滞在中はずっと
トラムがタダになるカードを 
もらったので、
乗りたい放題のってやれ! 
の精神で向かう。

確かバーゼルは
美術館が充実しているのでは?と
アイに行って「すいません、子どもが面白い美術館教えて下さい」と聞くと、
パンフレットに3つバツをつけてくれた。

①Museum Tinguely(Fine Art)
②Puppenhausmuseum(Teddy bears, dolls, doll houses)
③Basler Papiermuhle(history of paper, writing and printing)


その内のひとつ(上記②)が
「この建物の前にあるわよ」というので、
そんなに近いのはラッキーと、
娘と向かった。

それは、「テディ・ベア」が
恐ろしく大量に
飾られている美術館で、
いちいち「かわいい」と言っていたら、
本当に疲れてしまった。

そのあと、偶然、③にたどり着いた。
が、残念なことに既に閉館していた。
水車が回っていて
とてもカワイイ感じの場所で、
小さなカフェには
アート系の雰囲気を漂わせた若者たちが
くつろいでお茶をしていた。

さて、川べりに出ると、船を見つけた。
橋のかわりにライン川を
横断するだけの船。
その船が横になって進んでいくので、
びっくりした。
一番上の写真をヨーク見て頂きたい。

娘が川を背景に映っているが、
小さな船が見えるよね。
なんの変てつもない船のようであるが、
実はあれ進行方向が
(写真の)向こう岸だからね。
右とか左とかじゃなく・・・。


船頭さんが、
「今晩はフェスタだから、
あの橋の麓にくると、
おどったり食事したり楽しいよ」
と教えてくれた。

でも、そのフェスタと
関係あるのかどうかは分からないけど、
大音量で音楽を鳴らして走る
バンやトラックが数台川沿いへと
集結してきて、
そのあとに若者たちが
どんどん集まってきていた。

スイスの若者は川沿いで
ダンスしたり飲んだりするのね。
どこか素朴だ。

フェスタには残念ながら
出かけなかったが、
もっと面白いモノをみることが出来た。

川、川にね。
泳いでいる男の人を発見した。
流れに逆らって、クロールで、
すてきなフォームで。
腕をかき、足をけり、
と頑張って泳いでいたの。

すごく見事に進むから、びっくり。
後ろに。、

おぼれているように見える
下手な泳ぎなら、
あら、大変、 
と思ったかもしれないが、
見事なフォームで休むことなく
手足を動かしているから、
平均的に同じ早さで、流されている。
まじめに泳いでいるから、
おかしくておかしくて・・・。
娘と2人でお腹をかかえて
笑ってしまった。

あれは新種のトレーニング方法?
それとも昔からあるオーソドックスな川でのトレーニング?
どうしても、レジャーには見えなかった。

どうしても!💦笑笑

8月17日、スイス(バーゼル)へ

2012年01月01日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強

 【2007年の記録です】

ホテルの窓から。
日が昇って、正面の家々が照らされてきた。

今日はこのハイデルベルグを発つ日だ。
たった、2泊の滞在なので、
しかも、娘が打撲で自由がきかず、
休養に訪れただけのような滞在だったが。

「哲学の道」からお城を眺めたり、
ネッカー川クルーズを楽しんだり、と
やり残したことは多い。

でも、縁があればまた来られる。
子連れの旅では
その町々で一番行きたいところをひとつ決めておくといい。
欲張らず優先順位を決め、ひとつずつ順に、
状況が許せば叶えられる、とゆったりした気持ちでいると、
うまくいく。

学生時代、友達とまわった時のように
「あそこも、ここも」が出来ないのであるが、
子どもがいると、豊かな出会いもその分多い。

さて、朝の光がさした向かいの家の屋根が可愛くて写真をパチリ(上)。



このホテル最後の朝食(上)。
器やテーブルセッティングのセンスが本当に私好みだった。

手前の青い壺は・・・。
恐る恐るふたを開けてみると、
ゆで卵が入っていた。
手に持つと、まだゆでた時の暖かさが残っていて。
そのセンスある配慮に感激した。

10時にはホテルをチェックアウトして、
11時05分発の列車目出して、トラムに乗り込むことにした。

切符売り場で切符を買うとき、
ドイツ語がわからなくて、もたもたしていると、
娘が横から、「英語にできるじゃん」と
なにやら画面を指で押した。
「あらま、あなたどんな魔法を使ったの」とは言わなかったが、
なるほど、まず、画面上にイギリスの国旗が付いているかどうかを
捜すべきだったのね。
娘に教えられたのであった。

さて、守備良く切符は買え(大進歩)
ホッとする間もなく、乗りたい方向のトラムがやってきた。

小さい時よく通信簿に
「おっちょこちょいです」と先生に書かれたが、
その通信簿に洗脳されてしまったのか、
うっかり、何番のトラムかを確認しないで乗ってしまった。

ホテルの前に止まるのは5番と24番なのだが、
5番しか駅には行かないと思い込んでいたので、焦った。
だって、車内にはっきりと、「24番」と書いてあった。
「おー、間違っちゃった、ママ、
待ってね、運転手さんにどこで乗り換えるか聞いてくる」
と言って席を立ち、
運転手さんに聞いた。

「中央駅に行きたいのだけれど、
どこで乗り換えたらいいの?」と。
英語が通じてよかった。
運転手さんは
「これでそのまま、駅まで行けるよ」
という。

なーんだ、と安心して座ると、
トラムは丁度ネッカー川にかかる橋を
渡ろうとしていた。

娘に「ほら、あそこに煉瓦色のアーチが見えるでしょ、
その横にやっぱり煉瓦色の塔のある建物が見えるでしょ、
あれがね、ハイデルベルグ城なのよ」
と興奮して教える母に
娘が低い声で反応する。
「へぇー」

な、なるほど、お城を見ても「へー」なのね。

最後の観光は肩すかしに終わった。

ま、そんなもんかな、と思って
町並みを眺めていると
あれ、見覚えのある景色だわ、
と気づいた。

えー、あれはまさしく駅、中央駅。
恐ろしく早く着いた気がした。
行きは25分はかかったのに、
帰りは12分くらい。

そうか、駅から5番のトラムに
乗るのではなく、
24番のこのトラムに
乗るべきだったのね、
とようやく気が付いた。


「あの親切なおじいちゃん、遠回りするトラムを教えてくれたんだ、
なーんだ、親切なだけに怒れないけど、いやだなあ、もう」
などと娘に言いながら、
トラムを降りると、
ま、まさか、
そのおじいちゃんが
トラムの停留所に立っていた。

ま、まさか、さっきの発言
聞かれてやしまいな、と思ったが。
ここはドイツ、
どいつもこいつも日本語
わかんないもんね😅 よかった💦

しかし、この偶然、
本当にドキ、としたんだから・・・。

おじいちゃんに挨拶すると、
私たちのこと覚えていてくれていた。
丁寧にお礼をもう一度言って、
写真を撮らせて頂いた。(下)


(おじいちゃん、着いた日も、発つ日も同じ場所で会えたね。ありがとう)