今回、ウォール街近辺に滞在してみて(18日間とはいえ)
初めて気づいたのは、住んでいた時(4年も住んでいたのに)
私は一度もウォール街を歩いたことが
ない、てこと!
30代の私はある意味今よりずっと純粋で、
怖いもの知らずというほどの猛者ではなかったけれども、
神様なんて信じていなかった分、自分の力だけが頼りなんだと、
肩に力が入ってギラギラしていた・・・・・・・かな?
でも、何故か、ウォール街とかには全く興味がなかったのだ。
強欲な証券マンなんて友達リストに絶対に入っていなかった。
それは今でも変わらないけど、お金の力で人間は変わるということを
30代の時よりはずっと理解している。純粋じゃない、て世間が分かることなんだ、きっと。
で、「You are silent killers」(写真下のはまた別の文言だけど)
というプラカードを持った抗議の人々を
ウォール街で見つけた時、複雑な思いだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/60/11c5b6da87ce9be5bbe431a10a9d8f8b.jpg)
というのは、私たちが何気なく安くて美味しいチョコレートを食べられるのも、
同じ地球のどこかで年端もいかない子供が
奴隷のように働かされている結果なのかもしれないのだ。
なにもsilent killerは強欲なウォール街の人々だけではなく、実は自分だって
その規模こそ違え、同じ穴のむじななんだと思ってしまう。
そんな時、今ではすっかり信じている神様に、こうつぶやく。
「感謝します」と。
世界中の貧困がなくなったり、たとえそれがどんなに小さな問題としても、
何かが変わるとしら、「戦うことで」ではなくて、「愛することで」てことだけなんだよね、
多分、きっと。
だから、プラカードを持って抗議している人にこう言いたくなる。
「そのプラカードを持って抗議するエネルギーを何かもっと建設的なことに使いなよ」て!
そういうと、抗議しないと何も変わらない、て言われそうだけど。
そんなことをつらつら思いながらウォールストリートを歩いていて、
トイレに行きたくて入ったのが、高級ショコラティエ「メゾン・デュ・ショコラ」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b3/315fc519c3c4e8042062619575a84d6e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/f9/47adabc0b1cbffa0c64fc94c273295ee.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/10/9e5f52bcf0aee050eccf86f564f4f42e.jpg)
コーヒーを頼んだら、美味しいチョコがサービスで付いてきて、
たった一粒だけ、マカロンを頼んでも嫌な顔ひとつせず、エレガントに対応して
もらえて。もちろん、高級タッチのトイレでほっとできました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/83/4b9fa8de88547d60383ac125d349ea53.jpg)
テーブルはたった3つしかなくて小さなスペースでのお茶の時間だったけど、
とてもくつろげました。穴場じゃん、と思えるほど静かでいい感じ。
全部で10ドル以内で収まった時、「幸せ」て思ってしまった。
どこかで誰かが奴隷として働いてくれたおかげかもしれない、とも思わずに。
結局、感謝して感謝して感謝し通すしかない、かな。