小京都（鎌倉）の桜

桜が開花したというのに肌寒い日が続き、青空に桜となかなかならない。
そんな好天を待っていると桜が散ってしまいそうだから、私の家からは近い範囲である
鎌倉に昼下がりから散歩に出かけてみた。

当たり前だが、鎌倉は観光地である。すごい人出
まずは段葛の桜・・ということで歩いてみるが、
未だ５～６分咲きといったところでやや寂しげ。初詣なみ？に人人人である。
お決まりの鶴岡八幡宮に到着すると、まず目に入ったのはなんとも鮮やかなぼたん


池の周りの桜は満開で、これまたすごい人
それでも何とか写真を撮って、水に映る桜の美しいこと

静御前が舞ったと言われる舞殿では結婚式が行われていて、なんとも厳か
和装のお嫁さんはとてもステキ


ぼたん、桜、舞殿の次に人が集まっているのは、3月の風雨で倒れてしまった大銀杏
生き延びてもらえるような取り計らいがされていた。

鎌倉があまりにすごい人なので、北鎌倉に抜けることに。
何度も通り過ごしていた建長寺だったけど、なぜかちょっと気になり
既に閉門している境内を、通用門から覗いてみたら桜が満開
しばらく様子を見てみると、通用門を人が出入りしている・・・ということは
入ってもいいのねっと、勝手に解釈し、入ってみることに。
閉門しているので、当然人はまばらとても得した気分になり写真を撮りまくる。
そして、改めて建長寺の大きさに感心しつつ、奥へと足を進める。
犬の散歩をさせている人について行ってみると、ここは境内なの？と思われる民家の
中を通り抜け、竹林、桜、鳥居、小さな洞窟？の別世界が見えてきた。

「半僧坊」というのぼりがたくさん立っていて、目の前には果てしなく高い石段が・・・。
どうしようか・・・折角だから、行ってみよう！！と自らを奮い立たせ登ることに。
やや後悔し始めたところで、カワイらしい天狗達に迎えられ、なんとか登りきる。

富士見台から景色を眺め、一休みしたら、上にはさらに展望台があるらしい。
ええいっっ！　来たついでた再度、自らを奮い立たせ、更なる石段を登る。
以前した山登りを思い出しながら、汗をかきかき、心臓バクバク、息づかいぜぇぜぇと
なんとか登りきり、見えてきたものは湘南の海を一望できる光景だった。
春の海だ・・・


登って良かったと思いつつ、足元に気遣いながら、一段一段降りてきた。
天狗達にさよならを言って、建長寺の入口まで戻ってきた。
フラッと入ってしまった建長寺にかれこれ１時間以上。
入口には人一人いず、その静かな静かな境内と桜を一瞬一人占めして、後にした。


思わず立ち寄った建長寺を満喫でき、キャンセルした京都旅行に負けず劣らずの
鎌倉を堪能でき程よい疲れが残った休日だった

鶴岡八幡宮　http://www.hachimangu.or.jp/index2.html
建長寺　　　http://www.kenchoji.com/
ウェザーニュース　http://weathernews.jp/sakura/?fm=MWS_DOOR_toppage