愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

原水爆禁止世界大会が終了

2010年08月11日 01時15分26秒 | 戦争のない世界をめざす
 8月9日長崎市民体育館で行われた原水爆禁止2010年世界大会が閉幕しました。繰り返すようですが、今年は広島と長崎に原子爆弾が投下されてから65年目です。
【参照】
核廃絶交渉 すぐに/原水爆禁止世界大会が閉幕/長崎から各国政府へ手紙 - しんぶん赤旗

 日本に二つの原子爆弾が落とされてからのこの65年、第二次世界大戦後は軍事ブロックと核兵器とをてこにした米ソの「対立」により核兵器廃絶運動に困難がありました。旧ソ連が崩壊したあとはあとでアメリカがとくに前政権のブッシュが局地戦で使える小型核兵器を開発しようと企てるなど、核兵器廃絶運動は大国の覇権主義と対峙してきました。もちろん、この状況がなくなっているとはいえません。アメリカはもとより、ロシア、中国、イスラエルなどがいまだに核兵器を保有しているわけですから。

 昨年より、核兵器をめぐる問題で大きな変化といえば、一つには世界でもっとも核兵器を保有しているアメリカの大統領が「核兵器のない世界を」ということを言及し始めていることです。これは、世界における核兵器廃絶運動の成果です。もちろん、アメリカにも核兵器廃絶運動を粘り強くしている人や団体がいて、そういう人たちの取り組みの成果であることは言うまでもないことです。

 今や、核兵器廃絶への世界の流れは、もう誰にも止められないところまで到達し始めていると言っていいかもしれません。止められないというよりは、むしろ核兵器廃絶への不退転の決意が全世界的なものとなりはじめていると考えるのが、より正確な情勢認識と言えるでしょう。

 同時に、世界には逆流をもたらす要素があるということを私たちはよくとらえ警戒し、そういうものとは徹底的に対峙して戦い抜くことが必要です。

 核兵器廃絶へ逆流をもたらす質の悪いのが日本にいます。それは、内閣総理大臣・菅直人です(さん、あるいは氏といった敬称をつける気にもならん)。菅直人首相は事もあろうに8月6日の広島での記念式典で「核兵器をはじめとする大量破壊兵器の拡散の現実もあり、核抑止力は我が国にとって引き続き必要である」と言い放ちました。広島市長は「核の傘」からの離脱を日本国政府へ求めました。この答えが、菅直人首相の核抑止力を必要とするという発言です。

 今年の広島平和記念式典では歴史上初めて米、英、仏の代表、潘(パン)基文(ギムン)国連事務総長が記念式典に出席するというように、核兵器廃絶への国際世論がかつてなく高まっているだけに、総理大臣・菅直人の発言は極めて異常です。世界の流れに逆行する言動です。
【参照】
広島で菅首相/「核抑止力」発言の異常 - しんぶん赤旗

 菅直人は「核兵器をいらないという平和主義者は現実を見て欲しい」とも言いました。現実を見ろというなら、この65年間、幾度の困難に見まわれながらも日本と世界における核兵器廃絶運動が途絶えることなく続き、21世紀の現在では、運動の成果が実り始めて世界で核兵器廃絶への大きなうねりが生じています。現実というならば、65年間核兵器廃絶運動が途切れなかったという現実をこそ総理大臣・菅直人は見るべきです。

 核兵器をめぐる問題で、この時代の到達点を考えれば、菅直人ほど核兵器廃絶へ背を向ける常軌を逸した政府首脳は今まで、私の知る限りはいません。総理大臣・菅直人は日本の恥じです。このような輩には一日も早く政界から消え失せて欲しいです。


 総理大臣・菅直人に言いたいこと、すなわち
「日本の政界から消え失せろ!二度と出てくるな!」
"Fuck You !"
"Naoto Kan - Prime Minister in Japan must go to hell !"


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