今日は、旧中川で午後七時から灯ろう流しが行われました。江戸川区側と江東区側との両方側から灯ろうは流されました。
1945年3月10日東京大空襲がありました。アメリカ軍は、軍需産業の拠点になっているという理由でB29爆撃機を町工場があり、また木造建築物ばかりの下町市街地の住民を焼き払う夜間の低高度焼夷弾攻撃をしました。旧中川近辺においてもこの東京大空襲で多くの方が犠牲となりました。
1945年3月10日の東京大空襲は低空からの夜間における、下町市街地に居住する民間人への無差別虐殺でありアメリカ軍による紛れもない戦争犯罪です。実際にアメリカ大空襲を指揮したルメイ氏が後年「もしわれわれが負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう。幸い私は勝者の方に属していた」と語っていたといいます。
東京大空襲で犠牲になった方の魂へ心より冥福を申し上げます。
さて、東京大空襲、広島と長崎での原子爆弾投下というアメリカの戦争犯罪を問題にすれば、当然に第二世界大戦終結前に天皇制軍国主義(天皇制ファシズム)が中国、朝鮮半島そしてアジア全域に行った侵略戦争の蛮行と正面から向き合うことが避けて通れません。私が東京大空襲や広島と長崎における原子爆弾投下を、国際法廷で裁かれなかっただけで、紛れもないアメリカ軍による戦争犯罪と断言できるのは、日本共産党党員として天皇制軍国主義(天皇制ファシズム)政府による侵略戦争に正面から立ち向かった党の歴史を引き継ぐ立場にあることと関係あります。
日本国憲法第9条を活かして核兵器と戦争のない世界を創るためには、アメリカ軍(アメリカ帝国主義)の戦争犯罪とともに天皇制軍国主義(ファシズム)の戦争犯罪を絶対に許してはなりません。
日本の支配層の中にはいまだに侵略戦争を美化・正当化する勢力がのさばっています。現在を生きる私たち個人個人に天皇制軍国主義(ファシズム)の侵略戦争の責任があるわけではありませんが、主権者国民として侵略戦争を美化・正当化する勢力や個人を政治と社会の表舞台から放逐していくという責任を、私たちは有しています。