愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

旧中川灯ろう流し

2010年08月15日 23時25分06秒 | 戦争のない世界をめざす


 今日は、旧中川で午後七時から灯ろう流しが行われました。江戸川区側と江東区側との両方側から灯ろうは流されました。



 1945年3月10日東京大空襲がありました。アメリカ軍は、軍需産業の拠点になっているという理由でB29爆撃機を町工場があり、また木造建築物ばかりの下町市街地の住民を焼き払う夜間の低高度焼夷弾攻撃をしました。旧中川近辺においてもこの東京大空襲で多くの方が犠牲となりました。

 1945年3月10日の東京大空襲は低空からの夜間における、下町市街地に居住する民間人への無差別虐殺でありアメリカ軍による紛れもない戦争犯罪です。実際にアメリカ大空襲を指揮したルメイ氏が後年「もしわれわれが負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう。幸い私は勝者の方に属していた」と語っていたといいます。



 東京大空襲で犠牲になった方の魂へ心より冥福を申し上げます。

 さて、東京大空襲、広島と長崎での原子爆弾投下というアメリカの戦争犯罪を問題にすれば、当然に第二世界大戦終結前に天皇制軍国主義(天皇制ファシズム)が中国、朝鮮半島そしてアジア全域に行った侵略戦争の蛮行と正面から向き合うことが避けて通れません。私が東京大空襲や広島と長崎における原子爆弾投下を、国際法廷で裁かれなかっただけで、紛れもないアメリカ軍による戦争犯罪と断言できるのは、日本共産党党員として天皇制軍国主義(天皇制ファシズム)政府による侵略戦争に正面から立ち向かった党の歴史を引き継ぐ立場にあることと関係あります。

 日本国憲法第9条を活かして核兵器と戦争のない世界を創るためには、アメリカ軍(アメリカ帝国主義)の戦争犯罪とともに天皇制軍国主義(ファシズム)の戦争犯罪を絶対に許してはなりません。

 日本の支配層の中にはいまだに侵略戦争を美化・正当化する勢力がのさばっています。現在を生きる私たち個人個人に天皇制軍国主義(ファシズム)の侵略戦争の責任があるわけではありませんが、主権者国民として侵略戦争を美化・正当化する勢力や個人を政治と社会の表舞台から放逐していくという責任を、私たちは有しています。


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祝・天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊!

2010年08月15日 18時06分27秒 | 戦争のない世界をめざす
 世間一般では、今日は終戦記念日と呼ばれていますが、私は今日という日をあえて天皇制軍国主義崩壊を祝う日だと言いましょう。

 一般的な言い方ではありませんが、なぜ天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊を祝うという気持ちになるかというと、やはり私の政治的な立場によります。

 日本共産党は1922年に創立されました。今年で創立88周年です。太平洋戦争が終わる前の日本は天皇が主権者であり、天皇が絶対的な権力を持っていました。今のような民主主義は、戦前の日本にはまるでなく、学校教育においても天皇崇拝、軍国主義教育を叩き込まれていました。いうなれば、そうですね、今の北朝鮮と戦前の日本にはとてもよく似たようなところがあったわけです。

 戦前の日本では、治安維持法という無法の法ともいうべき悪法があり天皇主権を国民主権にしていこうという思想や運動を犯罪として取り扱いました。日本共産党は創立以来、人民主権(国民主権)を掲げていました。そのために、1945年8月15日まで日本共産党は創立当初より非合法の政党としてしか存在できませんでした。日本共産党への弾圧は極めて過酷なものがありました。プロレタリア作家であった小林多喜二が築地警察署において拷問による虐殺死をとげたのは、戦前の天皇絶対の野蛮な政治体制と不可欠でした。

 天皇制軍国主義(ファシズム)の政府は、日本国内に対しては民主主義不在、否封殺の人民抑圧体制、対外的には中国大陸や朝鮮半島をはじめとしてアジア全域侵略をしていきました。天皇制軍国主義が戦争と侵略の道をすすむなか政党としては日本共産党だけが命がけで戦争に反対してきました。

 もちろん、民主主義や平和を求めて活動したために天皇制軍国主義(ファシズム)政府の抑圧を受けたのは日本共産党だけではなく、自由主義者や宗教者もいました。

 1945年8月15日に天皇制軍国主義(ファシズム)の政府はポツダム宣言を受け入れ、ここに天皇制軍国主義(ファシズム)は崩壊していきました。これを契機に、アジア諸国の人民にとては天皇制軍国主義の侵略から解放され、日本国内においては民主主義不在・封殺が終わることになっていきました。今となっては故人となってしまった宮本顕治さんが牢屋から解放されたのはまさに天皇制軍国主義崩壊(ファシズム)によりました。

 今、私がこうしてブログでおおぴらに日本共産党のことを書き込みできるのは、思想信条、言論・表現の自由などがもりこまれた日本国憲法があるからです。今の民主的な憲法(天皇の制度のような民主主義から逸脱した要素はあります)は、天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊と切っても切れません。

 歴史の文脈をたどれば進歩と革新をめざす立場に立てば、今日という日は、日本に民主主義が生まれる契機になったことを祝う日です。

 党中央委員会の公式見解をしめしたページは↓です。

戦後65周年の終戦記念日にあたって/日本共産党書記局長 市田 忠義 - しんぶん赤旗

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