のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

グル

2007-08-20 | 日記
 今日はピラーティスのコースで出会った日本人女性たちと集まる日。コースを一緒に受けていた二人と、先生のアシスタントとして私達を助けてくださった方の家にお邪魔しました。私は海草サラダとお漬物を作り、持って行きました。彼女はカレーライスにとんかつ、ゆで卵のしょうゆ漬け、ナスとさやいんげんの揚げ煮などを用意してくださり、みなで頂きました。
 彼女は旦那さまの転勤でここラスベガスに来ています。そして、私が受けた同じコースを一月に受けています。何も知識がなかったところから始めたということで大変な努力をされて合格をしたようです。その努力が先生に認められたのでしょう、次期コースから日本人受講者の手伝いをすることになり、今回は本格的にアシスタントとして私達を助けてくれました。
 旦那さまは大学で研究をされている方です。日本人とアメリカ人の働き方、物の考え方の差は、私の世界と同じことがいえ、とても興味深かったです。
 受講者であった二人はロサンジェルスの語学学校から一緒に生活をし、ここに来ています。一人は理学療法士として病院で働いていた方なので、身体に関してのいろいろな知識があり、質問をすると分かりやすく丁寧に教えてくれました。一人はダンスをするためにはなんでもするというほどダンスに関して熱のある方で、感性豊かでいろいろなことに興味深く、観察力のある方です。一ヶ月以上一緒に暮らしながら二人はいいコンビになっていて、二人から聞くいろいろな話は本当におもしろく、みなでたくさん笑いました。
 みな気持ちのいい方で、今期コースを取ったことはみなさんに出会うためであったかもしれないと思いました。
 ヨガの修行にインドに行ったことのある一人が、いろいろな話の中で“グル”の話をしてくれました。インドでは“グル”と呼ばれる自分にとっての師匠を見つけるために、誰もが日々精進しているそうです。私は彼女にいろいろな話しはしていませんでしたが、ご自身が大好きなダンスをするために本当に苦労して生活をしていて、そういう生活をしている人だから見える何かが私の中にはあったようで、「ノリコさんに会えて本当に良かった。私のグルです。」と涙を浮かべながら話してくれました。頑張って精一杯に生きている彼女にそう言われると、私も涙が出ました。久しぶりに昔のことを振り返った日でした。