のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

顎関節、千羽鶴

2012-02-17 | KA
 朝食を外に食べに行くことになりました。注文したものが来るか来ないかの時に、左の顎関節に痛みを感じました。口を開けると痛みがあります。小学生の頃に同じような痛みを感じたことがあったような気がしました。今週の頭に寝違えたことが関係しているかもしれませんし、ストレスからなのかしらなどと思いました。幸い、今日はショーに出ない日なので、カイロプラクティックに電話をすると、いつもの先生はお休み、その先生がいらっしゃらない時に診て頂く先生はもう空きがなく、もう一人先生がいらっしゃると言うので、その先生にお願いすることにしました。
 先生は、いつも診て頂く先生と同じように、身体に質問していました。先生が先ずおっしゃったのは、
「何か感情的な問題があるみたいだね。」
 その後、それはお父さんに係わっていることではとおっしゃいました。父とは関係ないですが、感情的な問題と言うのは当たっていると思います。それを取り除いて下さいました。しばらくすると、
「恐れ?」
 これも当たっています。それから、
「最近何か毒になるようなものを食べたかな。食べたくないのに無理に食べたとか。」
 私は笑いました。このところ、外食が続いていました。嫌いなものを食べることはありませんでしたが、外食続きで身体が疲れていたのかもしれません。
「そうだね。身体がもういっぱいいっぱいになって、それを拒否したいから顎の痛みに出たんだね。」
 ここの先生方は、水を飲むことを勧めます。今朝は、出掛けたので水を飲む機会があまりなく、また、その時私の喉は乾いていました。先生が、身体に訊くと、
「え、二リットル半の水?」
 それはあまりにも多いと調べ直すと、私の身体は取り込んだ水を使っていないと言うことが分かりました。これにも驚きました。私は、朝にたくさん水を飲みます。身体が欲するので飲むのですが、トイレに行く回数もビックリするほどあり、飲んだものがそのまま出ていくような感じでした。それを治して下さり、もう一度身体に訊くと、一リットル半の水で良いようでした。
 帰ったらぬるま湯に海塩を溶かし、二十秒ほど口に含ませるように言われました。理由は分からないとのことですが、そうすることにより筋肉が緩むのではないかとおっしゃっていました。帰宅すると、早速やってみました。少し痛みが緩和された気もしました。
 カイロプラクティックへ行く前に、古谷野先生とお話しすることができました。吐き出したいことと、ご相談したいことがありました。いろいろと良いアドバイスを頂きとても有難かったです。
 MGMに行くと、すぐに千羽鶴の作成に取り掛かりました。糸に通す段階に来たのです。シェリーが色ごとに袋に入れて、番号と折り上がった鶴の数を書いてくれていたので、とても助かりました。二十色ある鶴、五十一羽ずつあるはずなのですが、揃ってはいません。でも二羽多く、千二羽折り上がっているので、千羽鶴を仕上げるのには足りています。足りない色をどう埋めるか考えながら、四十羽を一本の糸に通し、それを二十五本作ることになりました。途中でピラーティスとお化粧をして、残りの時間は続けて作っていました。
 ショーの間、出番と出番の間に手伝ってくれるアーティストも居ました。サラは、分かっていることも確認をしながら慎重に作ってくれました。男性のアーティストも手伝ってくれました。ミッシェルは、四十羽の鶴を通し終えるところまでエピローグに出ていくぎりぎりで完成させました。私が糸の処理の説明をしなかったので、針を抜くのが少し大変でした。シェリーは一回目のショーが終わると来て、丁寧に仕上げていました。ブライアンは、二回目のショーの時に来てくれ、私の通しているものの続きをしてもらいました。彼がそれを仕上げる間に、私は次を始めて、半分出来たところで、またその続きをしてもらいました。ブライアンは、昨年日本の為に千羽鶴を折る企画を立ち上げてくれた人。その時と同じように、心をこめて鶴を糸に通していました。
 あと数本で仕上がるところでしたが、今晩はショーの後に来週のイベントの為の練習があり、仕上げることが出来ませんでした。時間を見て、身体を温めて、練習に臨みました。今日は、ミュージシャン達も残り、そのイベントの為にレコーディングをしました。舞台の上では、「確認だけで良いからね。」とみなにステイシイが言い、私には特に大きな声で言っていました。
 私は、スカートのライナーの色確認があり、衣装を着けていました。一人で真剣にステイジングのような感じで、恥ずかしかったです。舞台の上では、力いっぱいではなく、緩く優しく舞っていました。クリエイションの時に、突然舞台の上で何かをすることがあり、それ位で踊ると、「その方が良いんじゃない?」と振付家のジャックさんに言われたことを思い出しました。今晩は、残業して下さっているみなさんと楽しいひとときでしたので、残って下さっているバックステージテクニシャンのみなさんにも少しはお楽しみ頂けるようにとも思い、優しく踊りました。
 練習が終わると、千羽鶴の作成を再び始めました。きっと明日、ズラに渡したいのだと思い、仕上げてから帰ることにしました。鶴を糸に通し終え、それを纏めて仕上げると、午前三時。出来上がって良かったです。