七時半に起床して、すぐにMGMへ行きました。KAの劇場では、イベントのリハーサルが行われていました。コンサートかナイトクラブかと言った感じで、私達の演技は、全く違う雰囲気なので、みなさんにとって安らぎのひとときになると良いなと思いながら支度をしていました。パプリカとプラムをかじってお化粧開始。九時になるとカツラ担当の方がいらしたので、カツラを着ける前の準備をしました。それから、身体の準備。世界大会のことなどを思い出しながら、世界大会に出場するとなれば、もっと早い時間に身体の準備を始めているだろうと、少し反省。自分をあまり追い詰めないように言われたことを思い出して、心穏やかに準備を進めることにしました。
身体を温めて、衣装とカツラを着けると、もう一度トレーニングルームへ行き、一曲通し練習をしました。ここまでの準備が出来て良かったです。五分前のコールが掛かり、出演の準備に下のグリーンルームへ行きました。しばらくそこで待ち、十時半に本番。私はだんだん緊張して、珍しく手に汗を掻き、手は震えていました。始まりは影絵。私はショーと同じように、舞台下で影絵を見ていました。そして、彼らが去ると、彼らを追いかけるように舞台に上がり、そこにスピアーマンが二人出てきて、アーチャーズデンで行なうデュオをしました。私はそれもショーと同じように見て、彼らを追い払うと、自分の演技が始まりました。最後のリハーサルで、照明がころころ変わり、とても見にくかったので、気になっていましたが、それは大丈夫でした。後ろ向きの時にフルートが見難いことが分かり、それを気を付けながら、震える手を落ち着かせながら踊りました。最後は、確実に出来るものに変えて何とか無事に終えました。客席は満員でした。
衣装を脱いで、お化粧を落として、身体を整えにトレーニングルームへ行くと、そこで見る時計の針が、夜のショーを終えてから見る時計の針とほぼ同じなので笑いました。
シェリーは、もう一度お化粧をしたくないので残ると言い、楽屋の机の下に小さなお家を作っていました。私は、夜までここで過ごすための支度を出来なかったので、ショーに出ない日にして下さったこともあり、帰ることにしました。
朝食を食べ、しばらくすると眠くなってきました。イベントの出演を終えた直後は、すっきり冴えていましたが、家に帰ってほっとすると素直に疲れが出てきたようです。寝ることにしました。三十分の仮眠か、九十分のしっかり寝か。身体が充分と思ったところで勝手に起きるだろうと、目覚ましも掛けずに寝ると、ぴったり九十分で目が覚めました。仮眠で済めば用事を二件済ませられたのですが、時間がないので、車両登録更新の為のスモッグテストだけ行きました。私に時間があまりなかったこともあるのでしょうが、作業して下さる方の、ゆっくりなこと。日本人でしたら半分の時間で済んでいるだろうに、と思いながら作業を見ていました。
仕事には間に合いました。ショーに出なくても、六時までに出勤しなくてはいけません。それにしても、こんなに遅く仕事に行ったのは初めてのことかもしれません。
お化粧を終えると、フィジオに行きました。左の小指の様子がおかしいので、診て頂きました。予想通り、捻挫をしたようです。きっと、ケイジに上がる時に指を奥まで入れてしまったか、きれいに抜けなかったのだと思います。冷やして、固定するように言われました。そして彼は、静かに
「オイルを塗ると良いよ。」
私が笑うと
「もう無いのなら、僕が持っているよ。」
愛用して下さっているようです。
それから、新しい衣装、フルートを持って、トレーニングルームへ。フルートは、昨日とは全く違う程滑るようになってしまい、何度も拭いてみましたが、効果がありません。昨日、ローションを使ってから状態が変わった気もしましたので、今日はローションを滑らなくすることを目的で使ってみました。どうやら、効果があるようです。
新しい衣装は二つあるので、一つの確認を終えると、着替えてもう一つ試すことにしました。お願いしていた手袋も出来上がっていたので、こちらも確認しなくてはなりません。衣装は良いようでしたが、手袋はやはり大きいようです。新しいものに替えるように言われるかもしれないと、新しい手袋も持ち出して、試しました。こちらは時間を掛けて育てているので、何とかなりそうです。それが分かると、安心して古くなりつつある手袋の相談に行きました。もう直すには古過ぎるので新しいものに替えるように言われるかと覚悟をしましたが、最近モントリオールから届く手袋が、やり直しばかりで、今いくつ倉庫にあるのか心配なこともあると伝えると、まだその手袋は直す価値があると、直して下さることになりました。縮める印をつけましたが、明日、少し早目に来て、実際に縫って下さる方と話すことにしました。
彼女は、
「客席から今朝の演技を観ていたけれど、素敵だったわよ。」
誰もが客席に入れるわけではなさそうでしたので、どんな方が客席にいらしたのかとお聞きすると
「ダイバーシティのクラスを受けている人。」
MGMホテルの従業員だけでなく、MGMリゾーツ・インターナショナル系列全体から人が集まっていたそうです。そして、ラスベガス以外にあるMGMリゾーツ・インターナショナルの系列のホテルには、ライブで中継されていたそうです。
あっという間にマッサージを受ける時間になりました。今日は、背中の硬さが気になっていたので、何も無くても有難いクリスのマッサージを受けられることが、余計に有難く感じました。彼は丁寧に身体を診て下さり、ある時点で
「何か普段食べないようなもの食べた?」
先週カイロプラクティックの先生に同じようなことを言われたばかりでしたので、笑いました。そのことを彼に話し、カイロプラクティックの先生に伝えたことの他に何かあるか考えました。卵を普段は毎日食べないのに、賞味期限が近くなってしまったので、毎日食べていることは気になりました。もしかすると、食べ物ではなくて、ストレスかもしれないと言うので、今朝のイベントがストレスだったのかしらと。その後、三角筋の辺りを触っている時に、
「肺だ。」
日光浴をして、大きく呼吸をしてストレッチをすると良いそうです。それから
「グリーンティ。」
と言うので緑茶を思いましたが、ジャスミン茶が良いそうです。こちらは、グリーンティとブラックティとホワイトティと大きく分かれていて、その中で種類があります。ホワイトティのジャスミン茶ではなく、グリーンティのジャスミン茶が良いと言うことだと思います。
「カリフォルニアに素晴らしい指圧の先生がいらっしゃるんだ。僕は君のことを話したよ。君の身体を診られることは光栄なことだからね。カリフォルニアに行く機会があったら、是非その先生を訪ねると良いよ。」
クリスの勧める先生ですから、本当に素晴らしいのだと思います。是非訪ねてみたいと思います。今日も彼は時間を大幅に延長して診て下さいました。そして最後に、
「チーズは食べないよね…。」
そこで思い出しました。月曜日のワイン&チーズパーティで、チーズをたくさん頂きました。
「チーズは胸の辺りを重たくするけれど、ジャスミン茶はカラッとさせるからね。」
原因が分かり、私は大きく笑い、二人で喜び手と手を合わせました。
家にティーパックでしたがジャスミン茶があったので、飲まないよりは良いかと飲むことにしました。少しでも身体の状態が良くなりますように。
身体を温めて、衣装とカツラを着けると、もう一度トレーニングルームへ行き、一曲通し練習をしました。ここまでの準備が出来て良かったです。五分前のコールが掛かり、出演の準備に下のグリーンルームへ行きました。しばらくそこで待ち、十時半に本番。私はだんだん緊張して、珍しく手に汗を掻き、手は震えていました。始まりは影絵。私はショーと同じように、舞台下で影絵を見ていました。そして、彼らが去ると、彼らを追いかけるように舞台に上がり、そこにスピアーマンが二人出てきて、アーチャーズデンで行なうデュオをしました。私はそれもショーと同じように見て、彼らを追い払うと、自分の演技が始まりました。最後のリハーサルで、照明がころころ変わり、とても見にくかったので、気になっていましたが、それは大丈夫でした。後ろ向きの時にフルートが見難いことが分かり、それを気を付けながら、震える手を落ち着かせながら踊りました。最後は、確実に出来るものに変えて何とか無事に終えました。客席は満員でした。
衣装を脱いで、お化粧を落として、身体を整えにトレーニングルームへ行くと、そこで見る時計の針が、夜のショーを終えてから見る時計の針とほぼ同じなので笑いました。
シェリーは、もう一度お化粧をしたくないので残ると言い、楽屋の机の下に小さなお家を作っていました。私は、夜までここで過ごすための支度を出来なかったので、ショーに出ない日にして下さったこともあり、帰ることにしました。
朝食を食べ、しばらくすると眠くなってきました。イベントの出演を終えた直後は、すっきり冴えていましたが、家に帰ってほっとすると素直に疲れが出てきたようです。寝ることにしました。三十分の仮眠か、九十分のしっかり寝か。身体が充分と思ったところで勝手に起きるだろうと、目覚ましも掛けずに寝ると、ぴったり九十分で目が覚めました。仮眠で済めば用事を二件済ませられたのですが、時間がないので、車両登録更新の為のスモッグテストだけ行きました。私に時間があまりなかったこともあるのでしょうが、作業して下さる方の、ゆっくりなこと。日本人でしたら半分の時間で済んでいるだろうに、と思いながら作業を見ていました。
仕事には間に合いました。ショーに出なくても、六時までに出勤しなくてはいけません。それにしても、こんなに遅く仕事に行ったのは初めてのことかもしれません。
お化粧を終えると、フィジオに行きました。左の小指の様子がおかしいので、診て頂きました。予想通り、捻挫をしたようです。きっと、ケイジに上がる時に指を奥まで入れてしまったか、きれいに抜けなかったのだと思います。冷やして、固定するように言われました。そして彼は、静かに
「オイルを塗ると良いよ。」
私が笑うと
「もう無いのなら、僕が持っているよ。」
愛用して下さっているようです。
それから、新しい衣装、フルートを持って、トレーニングルームへ。フルートは、昨日とは全く違う程滑るようになってしまい、何度も拭いてみましたが、効果がありません。昨日、ローションを使ってから状態が変わった気もしましたので、今日はローションを滑らなくすることを目的で使ってみました。どうやら、効果があるようです。
新しい衣装は二つあるので、一つの確認を終えると、着替えてもう一つ試すことにしました。お願いしていた手袋も出来上がっていたので、こちらも確認しなくてはなりません。衣装は良いようでしたが、手袋はやはり大きいようです。新しいものに替えるように言われるかもしれないと、新しい手袋も持ち出して、試しました。こちらは時間を掛けて育てているので、何とかなりそうです。それが分かると、安心して古くなりつつある手袋の相談に行きました。もう直すには古過ぎるので新しいものに替えるように言われるかと覚悟をしましたが、最近モントリオールから届く手袋が、やり直しばかりで、今いくつ倉庫にあるのか心配なこともあると伝えると、まだその手袋は直す価値があると、直して下さることになりました。縮める印をつけましたが、明日、少し早目に来て、実際に縫って下さる方と話すことにしました。
彼女は、
「客席から今朝の演技を観ていたけれど、素敵だったわよ。」
誰もが客席に入れるわけではなさそうでしたので、どんな方が客席にいらしたのかとお聞きすると
「ダイバーシティのクラスを受けている人。」
MGMホテルの従業員だけでなく、MGMリゾーツ・インターナショナル系列全体から人が集まっていたそうです。そして、ラスベガス以外にあるMGMリゾーツ・インターナショナルの系列のホテルには、ライブで中継されていたそうです。
あっという間にマッサージを受ける時間になりました。今日は、背中の硬さが気になっていたので、何も無くても有難いクリスのマッサージを受けられることが、余計に有難く感じました。彼は丁寧に身体を診て下さり、ある時点で
「何か普段食べないようなもの食べた?」
先週カイロプラクティックの先生に同じようなことを言われたばかりでしたので、笑いました。そのことを彼に話し、カイロプラクティックの先生に伝えたことの他に何かあるか考えました。卵を普段は毎日食べないのに、賞味期限が近くなってしまったので、毎日食べていることは気になりました。もしかすると、食べ物ではなくて、ストレスかもしれないと言うので、今朝のイベントがストレスだったのかしらと。その後、三角筋の辺りを触っている時に、
「肺だ。」
日光浴をして、大きく呼吸をしてストレッチをすると良いそうです。それから
「グリーンティ。」
と言うので緑茶を思いましたが、ジャスミン茶が良いそうです。こちらは、グリーンティとブラックティとホワイトティと大きく分かれていて、その中で種類があります。ホワイトティのジャスミン茶ではなく、グリーンティのジャスミン茶が良いと言うことだと思います。
「カリフォルニアに素晴らしい指圧の先生がいらっしゃるんだ。僕は君のことを話したよ。君の身体を診られることは光栄なことだからね。カリフォルニアに行く機会があったら、是非その先生を訪ねると良いよ。」
クリスの勧める先生ですから、本当に素晴らしいのだと思います。是非訪ねてみたいと思います。今日も彼は時間を大幅に延長して診て下さいました。そして最後に、
「チーズは食べないよね…。」
そこで思い出しました。月曜日のワイン&チーズパーティで、チーズをたくさん頂きました。
「チーズは胸の辺りを重たくするけれど、ジャスミン茶はカラッとさせるからね。」
原因が分かり、私は大きく笑い、二人で喜び手と手を合わせました。
家にティーパックでしたがジャスミン茶があったので、飲まないよりは良いかと飲むことにしました。少しでも身体の状態が良くなりますように。