のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

71歳空中ブランコ

2012-03-10 | KA
 直して頂いた手袋を、今日デビューさせようと思っているフルートと共に試してみました。手袋は良いようです。MGMへ行き、もう一度試しました。手袋は、今日本番では使いませんが、フルートは使わなくてはなりません。慎重でした。表面加工の状態が安定しないこと、軽さも気になりますが、出来ない訳ではありません。
 お化粧など支度を終え、身体を動かし始めました。今日は、丁寧にストレッチが必要で、時間が掛かりました。フルートは早い時間に回しているので大丈夫と言い聞かせて出て行きましたが、三グラムの差は舞台の上ではとても大きく、本当に軽く感じました。
 スカートもグルグル回りました。このスカート、頂いた時はピッタリでした。少し余裕が欲しいかしらと思ったほどだったと思います。もしかすると、週末に掛けて痩せていくのかもしれません。でも、痩せてはいけないので、来週には元に戻して帰ってきたいので、スカートを詰めて頂くという方法ではなく、滑り止めを付けて頂くようお願いしました。
 二回目のショーでボートの場面が始まる頃が、東日本大震災のあった時間だそうです。今日は、プチ鬱病か、自閉症かと思う感じの何か重い空気を感じていましたが、その所為だったのかもしれません。あれから一年。
 ヨーグが、「オリジナルのアーティストは二十二名みたいだよ。」とぽつりと言いました。約四分の一が残っているようです。
 お客様を迎えていました。トレーニングルームのケイジをご覧になって、質問をされました。私が質問が良く分からずに訊き返すと、彼はケイジを使って説明して下さいました。動きがしなやかで驚きました。
 コーチのアルが残っていらして、お話ができました。彼がサーカスを始めた頃、空中ブランコのお相手は三十九歳年上の、六十代の方だったそうです。自分は一番年下で、彼の次に若い人は十三歳年上の三十代半ばの方。アルが大学で教えた時、お相手を講師に招き、後にショーをすることにしたそうですが、お相手もそのショーに出ることになったそうです。その時の年齢七十一歳。アルは、たぶん世界記録ではないかとおっしゃっていました。七十一歳で空中ブランコ…。私が今聴くべきお話を伺えた気がして、とても有難かったです。
 久しぶりに友人からメールが届きました。「典子さんのダイアナファン一号として引き続き応援しています」。とてもお世話になった友人からのメールにも励まされました。